「人を見下す人」とはどんな人?
「見下す」を辞書で調べてみると、「下の方を見る。見下す」や「相手を馬鹿にして見る。あなどりみる。見下げる」(小学館『デジタル大辞泉』より)という意味があります。つまり、「人を見下す人」とは「人に対して馬鹿にしたような態度を取る人」、「人のことをあなどってみる人」のことを言います。
「見下す」の類語表現とは?
「見下す」を言い換えると、「嘲る(あざける)」・「見くびる」・「侮る(あなどる)」などが挙げられます。「嘲る」は「バカにして笑うこと」、「見くびる」は「他人の実力などを過小評価すること」、「侮る」とは「他人を軽くみること」を言います。
【質問】周囲に「人を見下す人」はいますか?
みなさんの周りには、見下すような態度をとる人がいますか。女性約100人にリサーチしてみました。
・いる…30.8%
・いない…69.2%
※アンケートは30~49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数117名。
30.8%の人が、人を見下す人が周囲に「いる」と答えました。どんな理由から、見下す人だと感じたのでしょうか。体験談もご紹介します。
【体験談】身近にいる「見下す人」のエピソード
・私が素直に思った事を発言すると、「バカな奴の考えだ」と反論。まるで私がそうだと言うニュアンス(40代・三重県)
・言葉は丁寧だが、見下している心が滲み出ている(40代・大阪府)
・言い方や注意の仕方がいちいち嫌みっぽい。あなたには難しいと思いますが~と言って注意してくるが、内容は簡単なことだし理解できるし、難しくもない。「自分の方が上です」と言いたい感じが伝わってくる(30代・山梨県)
・馬鹿にする感じで、上の偉い人にはいい顔をする(40代・熊本県)
・ずっと文句を言っている。まるですべて自分が正しいみたいな価値観で話す(40代・山形県)
「人を見下す人」の特徴とは?
何かにつけて人を見下してくる人っていますよね。「人を見下す人」は、どのような特徴があるのでしょうか?周りにいる「人を見下す人」を思い浮かべてチェックしてみてください。
プライドが高い
「人を見下す人」は、プライドが高く負けず嫌いな傾向があるでしょう。自分が優れた人間だと思っている場合もあれば、自信のなさの裏返しで、周囲から一目置かれたいという場合も考えられます。自分が一番でないと気が済まず、自分より注目を浴びる人がいれば、その人をライバル視するでしょう。また、冗談が通じないことも少なくありません。人から揶揄されたり笑われることが許せないのです。
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自慢話ばかりしてくる
優秀な人物だと思われたい「人を見下す人」は、何かにつけて自慢話ばかりしてきます。いかに自分が優秀な人間かということをアピールしてくるでしょう。そして、自分のことだけでなく、友人や知り合いの自慢話までしてくるのが特徴。「こんなに優れた人と知り合いである自分はすごいんだ」とアピールしたいのです。
人によって態度を変える
明らかに自分より立場が上の人には、丁寧に接するでしょう。そして、自分より下だと確信すると、たちまち見下した態度をとります。というのも、「人を見下す人」は、他人に対してマウントを取ってくるのが特徴。常に誰が自分より上で、誰が自分より下か、はっきりランク付けしているのです。
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自分は正しいと思っている
「人を見下す人」は常に自分が正しいと思っています。そのことから、他人からの指摘や助言に耳を傾けないでしょう。そして、自分の非を認めないため、たとえ自分がミスをした場合でもなかなか謝りません。また、手助けしてもらった時も、お礼を言うことが苦手。「ごめんなさい」と「ありがとう」が言えない人が多いのが特徴です。
「人を見下す人」の心理とは?
「他人を見下す人」の特徴的な言動がわかってきました。では、何故そのような言動をするのか、その心理状態を掘り下げてみていきましょう。
劣等感を持っている
「人を見下す人」は一見、自信家のように見えますが、実は劣等感を持っている人が多いのです。それは自分に自信がないため、他人を見下すことで自己肯定感を高めようとしているから。自分に自信を持っている人は、他人を見下すようなことはしません。なぜなら、そのようなことをしなくても自分に自信があり、自己肯定感を得られているからです。
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他人から認められたいと思っている
承認欲求が強い人、つまり他人から認められたいと思っている人は、人を見下しがち。自分は価値のある人間だと思われたいため、その欲求が満たされないと周りを見下すような言動をとってくるのです。