「オンライン」とはどういうこと?
オンラインとはネットワークに接続していること、また、通信回線を通じてほかの機器とつながっていることを指します。近年では、とりわけインターネットに接続した状態を指すことが一般的です。
通信回線により離れた場所から作業や操作ができることも、オンラインと表現することが少なくありません。例えばオンラインバンキングといえば、銀行に行かなくてもインターネットにつながったスマホなどの端末機器を操作することで入金や出金、振込などを行えることを指します。
■IT用語のオンラインの意味とは
オンラインはそもそもIT用語ですが、コンピュータ上で行うことを指してオンラインと呼ぶことがあります。この場合はインターネットに接続しているかどうかは問われませんが、前提としてインターネットにつながっていることもあるでしょう。
例えばPCで文章を作成することを「オンラインで文章を作成する」と表現することがあります。作成した文章をPCに保存するだけならインターネットにつながっている必要はありませんが、何らかの要請があればすぐに文章を送信できる状態だということが伝わるでしょう。
■オンラインの対義語
オンラインの対義語はオフラインです。通信回線が切断されていて、インターネットなどのサービスが利用できない状態を示します。例えば「今はオフラインなので、インターネットにつながったときに資料を送ります」のように使うことができるでしょう。
また、スタンドアローンもオンラインの対義語です。スタンドアローンは、外部の接続やシステムとは連携せずに単独で存在していることを指します。
さまざまなシーンで使われるオンラインの意味
オンラインという言葉は、さまざまな場面で使用されます。状況によってオンラインが指すものが異なることもあるので、よく使われるシーンでの意味を理解しておきましょう。
1.オンラインゲームとは?
オンラインゲームとは、インターネットに接続した状態で複数の人が同時に参加できるゲームのことです。複数の人が協力して同じ目的を達成するタイプ、競争相手として対戦するタイプ、1人で遊んで得点をほかの人と比較するタイプなど、さまざまなオンラインゲームがあります。
2.オンラインショップとは?
オンラインショップとは、インターネットを使って物やサービスを注文・購入できる店舗のことです。複数のオンラインショップが集まっているサイトを、実際のショッピングモールになぞらえてオンラインモールと呼ぶことがあります。
3.インスタのオンラインとは?
インスタグラムのオンラインとは、特定のユーザーがインスタグラムにアクセス中であることを意味します。
なお、インスタグラムのダイレクトメッセージの画面において、アイコンに緑色の〇が表示されているときはオンラインです。緑色の〇が表示されていないときはオフラインで、最後にアクセスした時間を基に「〇分前にオンライン」と表示されることがあります。
4.ハイブリッドオンラインとは?
ハイブリッドオンラインとは、インターネットを使って一方的に情報を流すだけでなく双方向性のある状態を指す言葉です。主に次の2つにおいて用いられます。
・ハイブリッド型オンラインセミナー
・ハイブリッドオンライン授業
ハイブリッド型オンラインセミナー
ハイブリッド型オンラインセミナーは、講師が参加者に向けて講義をするだけでなく、参加者側からも質問をしたり意見を述べたりできる双方向性のあるセミナーです。一般的なオンラインセミナーでは講師が参加者に向けて一方的に話しますが、ハイブリッド型であればその場で疑問を解決できるので、理解が深まるというメリットがあります。
ハイブリッドオンライン授業
ハイブリッドオンライン授業とは、対面型の授業とオンライン授業を両方利用することです。対面型の授業では、講師側が一方的に話すだけでなく、生徒側からも質問をするなどのアクションを起こすことができます。一方、オンライン授業では講師は一方的に生徒に講義をすることが一般的です。
対面型では生徒と直接話しながら授業を進められるというメリットがあり、オンライン授業では大人数に対して一度に講義を行えるというメリットがあります。
オンラインの意味と使われ方を理解しよう
オンラインとはインターネットに接続した状態を指す言葉ですが、離れた場所から操作や作業を行うことを指すケースも珍しくありません。オンラインゲームやオンラインセミナー、オンラインショップなど、オンラインを使った言葉はますます増えています。オンラインの概念を把握し、シーンごとに正しい意味で理解するようにしましょう。
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