股間接の痛みを軽減させる
実は、貧乏揺すりは医療現場では「ジグリング」と呼ばれる治療法の一つでもあります。「変形性股間接症」の治療法として、貧乏揺すりを行うことで軟骨が再生し、股間接の痛みが軽減したという例があります。
ダイエット促進効果
貧乏揺すりを行うことで、ふくらはぎの筋肉を強化することが出来ます。また、血流の改善や代謝も促進するので、ダイエットのサポートになると考えられます。
「貧乏揺すり」のデメリットとは?
貧乏揺すりには、健康面で大きなメリットがあることが分かりました。しかし、デメリットも潜んでいます。それは周りから「品がない」と思われることです。江戸時代に借金取りが苛立ちを表すために揺れたり、お金を稼ぐためにせかせかとした様子から「貧乏揺すり」という言葉が生まれたように、貧乏揺すりをしていると落ち着きがない印象を周りに与えてしまいます。
【質問】見ず知らずの人や知人が、あなたの近くで「貧乏揺すり」をしたら気になりますか?
自分の近くで貧乏揺すりをされたら気になるか、働く女性100人にリサーチしてみました。
・はい…57.9%
・いいえ…42.1%
※アンケートは30~45歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数121名。
半数以上の57.9%の人が「はい」と回答。続いては、貧乏揺すりをする人にどんな印象があるかも聞いてみました。
貧乏揺すりをする人の印象は?
・無意識の人もいると思うけど、落ち着きがない、やめてほしいと思ってしまいます (40代・千葉県)
・自分の事しか考えられない、周りの人に配慮できない人(40代・新潟県)
・その癖を注意してくれる人はいなかったのかなぁと思う(30代・神奈川県)
・本人は自覚があるかはわかりませんが、精神的に不安なのかなと思います(40代・福岡県)
「貧乏揺すり」に困っている人への対処法
「貧乏揺すり」には、見かけが良くないというデメリット以上に、健康面では大きなメリットがあります。しかし、やはり仕事中や公的な場では、良い印象は持たれません。そこで、無意識に貧乏揺すりをしてしまわないように、対処法を紹介します。
別のことに置き換える心がけをする
もし貧乏揺すりしている自分に気がついたら、ただ動作を止めようとするだけでなく、別の行動に置き換えてみてください。すると、むずむずとした気持ちが落ち着きます。例えば、深呼吸をしたり、水を飲むようにしたり、自分がその時にできる範囲で別のことをすることで、「貧乏揺すり」をしたい衝動が抑えられるのです。
生活習慣を見直す
精神的なストレスによって貧乏揺すりが促進されている場合があります。できるだけ、そのストレスを小さくしようと心がけることが大切です。
下半身の血流を良くする
下半身に血が通わなくなることで貧乏揺すりをしてしまうことがあるため、長時間椅子に座っていたら、時々立って周りを歩いたり、マッサージをしてみてください。血を巡らせることで、貧乏揺すりを抑えられるかもしれません。
最後に
今回は、なぜかしてしまう貧乏揺すりについて、詳しく紹介しました。貧乏揺すりが健康に良いとされているのは意外だったのではないでしょうか。貧乏揺すりは周りに悪い印象を与えかねませんが、沢山のメリットもあるので、自宅などでは意識的にエクササイズとして実践してみるのも良いかもしれませんね。
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