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2021.11.05

〝獅子奮迅〟←なんと読む? 意味や由来を理解して正しく使おう!

〝獅子奮迅〟とは、周りを圧倒する勢いで物事を行う人のことを意味します。ちなみに、「獅子」とは、ライオンのこと。今回は「獅子奮迅」の正しい使い方や言い換え表現について徹底解説します。

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【目次】
「獅子奮迅」の意味や読み⽅とは?
「獅子奮迅の活躍」とはどういう活躍のことを指す?
使い⽅を例⽂でチェック
類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?
英語表現とは?
最後に

「獅子奮迅」の意味や読み⽅とは?

「獅子奮迅」という漢字から、どのようなイメージを持ちますか? 「獅子」という漢字から何となく思い浮かべることが出来るかもしれません。まずは、「獅子奮迅」の読み方や意味から解説します。

獅子奮迅

読み⽅と意味

「獅子奮迅」は「ししふんじん」と読みます。辞書的な意味は、

獅子がふるい立って暴れまわるように、激しい勢いで物事に対処すること。(<小学館 デジタル大辞泉>より)

になります。ちなみに、「獅子」とは、ライオンのこと。その凛々しい姿や、勇猛な性格のライオンは、古来から百獣の王と呼ばれています。つまり、そのライオンが猛々しく暴れるように、周りを圧倒する勢いで物事を行う人を指して「獅子奮迅」という言葉を使うのです。

由来

そもそも、「獅子奮迅」とは、どのような経緯で生まれた言葉なのか、そのルーツを辿りたいと思います。「獅子奮迅」の由来は、仏教の経典にあります。中国唐の時代に誕生した「大般若波羅蜜多経」という全600巻にもなる仏教経典の中に「獅子奮迅」のルーツとなる記載があるのです。

「大般若波羅蜜多経」の第52巻に「如獅子王自在奮迅」とあり、それが現在では「獅子奮迅」という四字熟語として用いられるように。そのほか、獅子舞、舞楽などの曲名としても定着しました。

「獅子奮迅の活躍」とはどういう活躍のことを指す?

「獅子奮迅」という言葉を使う際に、よく用いられる表現があります。それが「獅子奮迅の活躍」です。野球やサッカーなど、スポーツ観戦がお好きな方の中には、実況解説やスポーツ新聞で目にする方もおられるかもしれませんね。

「獅子奮迅の活躍」とは、主に芸能界やスポーツ界などで目覚ましい活躍をしている人に対して使われています。「猛烈な勢いで進んだり、勢いが盛んで止められなかったりすること」という意味を持つ「破竹(はちく)の勢い」という言葉が、似たような表現として挙げられます。

使い⽅を例⽂でチェック

獅子奮迅

続いて、「獅子奮迅」の使い方について、例文を用いて紹介します。正しい意味を知っていれば、日常会話だけでなく、ビジネスシーンでも応用することが出来るでしょう。ぜひ参考にしてください。

1:「最近テレビでよく見かけるこのモデルさんは、新人であるにも関わらず引っ張りダコで獅子奮迅の活躍だ」

この例文は、先に説明した「獅子奮迅の活躍」を用いた例です。「獅子奮迅」は、主に人の活躍に対して使われる言葉になります。

2:「獅子奮迅の働きによって、同期一の出世頭にまで上りつめることが出来た」

「獅子奮迅」は、スポーツや芸能に限らず使うことが出来るため、汎用性の高い言葉といえます。その人の働きぶりに勢いがあり、留まるところを知らないときに「獅子奮迅の働き」と表現することが可能です。

3: 「あまり注目されていなかったチームが、破竹の勢いで勝利を重ね、ついに決勝戦までたどり着いた」

この例文は「獅子奮迅の活躍」と似た意味を持つ「破竹の勢い」を用いた文です。「破竹の勢い」の箇所に「獅子奮迅の活躍」を当てはめて使うことも出来ます。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?

「破竹の勢い」の他にも「獅子奮迅」の類語や言い換え表現があります。表現の幅を増やして、ぜひ会話に活かしてみてください。

1:疾風怒濤

「疾風怒濤」は、「しっぷうどとう」と読みます。「疾風怒濤」は、

激しく吹く風と、激しく打ち寄せる大波。(<小学館 デジタル大辞泉>より)

が辞書的な意味合いですが、その荒々しい様子が派生して、「人やものごとが激しく荒れ動く様子」というニュアンスを含むようになりました。

2:猪突猛進

「猪突猛進」は「ちょとつもうしん」と読みます。「ちょとつ」が読みにくいですが、「獅子奮迅」に「獅子」が含まれていたように、「猪(いのしし)」という動物を表す漢字が含まれています。

「猪突猛進」とは、「猪が突進するように、周りを見ずに勢いよく進んでいく様子」を表した言葉です。ただし、「獅子奮迅」よりも、「無謀」や「向こう見ず」といったニュアンスが含まれているため、人に使う際は、注意が必要です。

3:猛烈な勢い

先に挙げた2つの例文は、いずれも四字熟語でした。ですので、日常会話では少し使いづらいかもしれません。そういう場合は「猛烈な勢い」という表現を使うことをおすすめします。「猛烈」とは「もうれつ」と読み、「勢いが強くて激しい様子」のこと。意味としては「獅子奮迅」と同じなので、ぜひ活用してみてください。

英語表現とは?

獅子奮迅

最後に、「獅子奮迅」の英語表現を紹介します。

1:furiously

「furiously」は、「怒り狂って」や「猛烈に」、「激しく」というニュアンスを含む副詞です。形容詞ではないので注意しましょう。「He is studying for the college examinations furiously」で「彼は、大学受験のために獅子奮迅の勢いで勉強をしている」という意味になります。

2:like mad

「like mad」も同様に「猛烈に」や「すごい勢いで」という意味を持ちます。また、「死に物狂いで」や「情熱的に」といったニュアンスも含まれています。ですので、恋愛においての勢いのすごさを表現する際に使われることがあります。例えば、「I miss you like mad」で、「私はあなたがいなくて狂おしいほど寂しいです」といった表現が可能です。

3:with irresistible force

「irresistible」という単語はあまり見慣れないかもしれません。「抵抗できない」「抑えられない」という意味を持っています。「with irresistible force」で「抑えられないほど圧倒的な力で」というニュアンスです。文末に「with irresistible force」をつけ足すことで、物事の勢いを表すことが出来ます。

最後に

今回は、「獅子奮迅」とそれに関する豆知識や、類語表現、英語での表し方などを数多く紹介しました。物事の勢いが止められないほど盛んである様子を表す言葉なので、意外と使う機会が多いのではないでしょうか。ぜひ、意味を正しく理解して活用してみてください。

トップ画像・アイキャッチ/(C)Shutterstock.com

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