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LIFESTYLE 四字熟語

2024.07.05

【栄枯盛衰】とは? 意味や使い方と例文、類語・対義語を紹介

 

栄枯盛衰とは、栄えることも衰えることもあるという意味の四字熟語です。現在好調な人に使用すると嫌味に聞こえてしまうため、使うタイミングには注意しましょう。栄枯盛衰の使い方や意味、間違いやすい四字熟語、類語をご紹介します。

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「栄枯盛衰」とは栄えたり衰えたりすること

栄枯盛衰

「栄枯盛衰」とは、「人の人生や世の中は、盛んなことも衰えることもある」という意味です。今まで栄えていたものが衰えていく様や、反対に衰えていたものが盛んになっていく様を表現したいときに使用します。

栄枯盛衰(えいこせいすい)
栄えたり衰えたりすること

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

家や国家、情勢だけではなく、人に対しても使用するため、ビジネスシーンでも使われる言葉です。また「栄枯盛衰」は「栄枯」と「盛衰」の2つの言葉が合わさっており、それぞれの意味は以下のとおりです。

栄枯
1.草木の茂ることと枯れること。
2.栄えることと衰えること。盛衰。

盛衰
物事の盛んになったり衰えたりすること。じょうすい。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

つまり、「栄枯盛衰」は似た意味を持つ2つの言葉が合わさったことで、より意味を強めているとわかります。

「栄枯盛衰」の由来とは

「栄枯盛衰」の由来は、鎌倉時代に登場した『平家物語』だといわれています。もともと栄枯盛衰は草木が芽生えたのちに枯れていく様を表した言葉でした。そこから転じて、人や世の中が栄えたり衰えたりする様子を表現するようになったのです。

つまり「栄枯盛衰」は急な変化を表した言葉ではなく、長い年月をかけながら栄えたり衰えたりする様を表現するときに使用します。

「栄枯盛衰」の使い方2つ

「栄枯盛衰」の使い方は以下の2つです。
「栄枯盛衰」は堅い表現ではないため、ビジネスシーンよりも日常会話で使用されるほうが多い言葉です。現在不調で落ち込んでいる人に対して使用すれば、背中を押すことにもなるでしょう。ここでは、栄枯盛衰の使い方を解説します。

栄枯盛衰

「栄枯盛衰は世の習い」と表現することが多い

栄枯盛衰がよく用いられる表現は、「栄枯盛衰は世の習い」です。世の習いとは「世間のならわし」や「世間にありがちなこと」という意味があります。

つまり「栄枯盛衰は世の習い」とは、「物事が栄えたり衰えたりすることは世の常である」という意味です。栄枯盛衰は堅い言葉ではないため、ビジネスシーンよりも日常会話で使用するほうが多いでしょう。

励ましや頑張る姿勢を促すときにも使える

「栄枯盛衰」は繁栄と衰退を繰り返している様を表していることから、励ましや頑張る姿勢を促すときにも使用できます。例えば現在不調で落ち込んでいる人に対して、「いつか好転するときがくる」と声をかける際に使えます。

一方、現在好調の人に栄枯盛衰を使うのはあまり適切ではありません。それはつまり、いつかは不調な時期が来るよと言っているのと同じことになるからです。

「栄枯盛衰」と間違えやすい四字熟語2選

「栄枯盛衰」と間違えやすい主な四字熟語は、「盛者必衰」と「諸行無常」の2つです。「盛者必衰」とは勢いはいつまでも続かないという意味で、繁栄と衰退を繰り返す「栄枯盛衰」とは似ているようでいて、多少意味合いが異なります。
「諸行無常」とは、世の中のあらゆるものは移り変わっていくという意味です。「栄枯盛衰」よりも広い意味で使用されます。ここでは、「栄枯盛衰」と間違いやすい四字熟語をご紹介します。

栄枯盛衰

変化し続けるとの意を持つ「盛者必衰」

「盛者必衰」とは「じょうしゃひっすい」と読み、世の中は変化し続けることから、現在勢いがあるものでもいつかは衰えるという意味です。「栄枯盛衰」は栄えたり衰えたりを繰り返す様を表しており、少し意味合いが異なるため、気を付けて使い分けましょう。

【例文】
あんなに好成績だった〇〇会社が自己破産するとは、盛者必衰そのものである

また平家物語の冒頭に登場する盛者必衰の理は、栄えた者は必ず滅びるという道理を表しているため、「栄枯盛衰の理」は誤用です。意味がよく似ているため、正しく使い分けましょう。

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