和田明日香さん考案の特別レシピ! でもなぜ“ノルウェーサーモン”なの?
冒頭でもお伝えしたとおり、今回ご紹介するのは『ノルウェーサーモン』のレシピです。「なんでノルウェー? 産地ってそんなに重要?」とお考えの方もいらっしゃることでしょう。現に筆者もサーモン好きではありますが、特に産地を考えず特売品や美味しそうに見えたものを買っていたこともあり、なぜかな~などと思っておりました。
しかし、思い出してみると…気付いてしまったのです!! 美しいピンク色、滲むように刻まれた白い脂、そしてぷっくりと豊かな身。鮮魚売り場で一目見て「これは絶対に美味しい」と感じるサーモンは、産地を見ると大体のものが『ノルウェー産』だということに…!
そんなノルウェーサーモンの魅力について、サーモンに特化した情報やコンテンツを発信する【全日本サーモン協会】の代表・サーモン中尾さんはこう語ります。「ノルウェー産サーモンの特徴は、やはり脂ノリのよさですね! 身がしっかりしながらもトロリととろけるその脂は、甘味とも例えられるような旨味があり 、 それでいて後味がすっきりとしているので、どれだけ食べても食べ飽きません。」
さらに、スーパーで売られているサーモンの中でも“ノルウェー産のものは水揚げされて一度も冷凍せず空輸された生サーモンとして売られていることが多い”のだと中尾さん。なるほど、鮮度が抜群なので色合いがこんなに美しいんですね…!
今回、専門家も激推しのノルウェーサーモンを使ったオリジナルレシピを考案したのは、Domaniでも大活躍中! 料理家/食育インストラクターの和田明日香さんです。Domaniの撮影時には、そのカラッとした明るさで、いつも周りのスタッフを元気にしてくれる和田さん。3児の母でもある彼女が手がけたとあって、野菜もしっかり摂れる&お子さまの心踊る色彩豊かなレシピに仕上げられています。
『ノルウェーサーモンのミディアムレアフライ』
《材料》4人分
ノルウェーサーモン…400g
塩…少々
こしょう…少々
マヨネーズ…大さじ4
パン粉…30g
揚げ油…適量
【サルサソース】
トマト…1個
セロリ…茎1本分
玉ねぎ…1/4個
にんにく…1/2片
塩…小さじ1/2
レモン…1/2個
お好みでパクチー[みじん切り]…3本
《作り方》
1. サーモンは厚切りのまま幅3cmに切り、塩こしょうを振る。
2. サルサソースを作る。トマトは横半分に切って箸などでたねを除き、サイコロ状に切る。その他の野菜はみじん切りにする。ボウルに、切った野菜、塩、レモンを絞って混ぜ、お好みでパクチーを刻んで混ぜる。
3. パン粉はザルですり潰して細かくする。1のサーモンの水気を拭き、マヨネーズを絡める。
4. 3のパン粉をしっかりとまぶす。
5. 鍋の底から1cm程度まで油を入れ、180〜200度に熱する。4を加え、さっと揚げ焼きする。(サーモンに火が通り切らないように)
『ノルウェーサーモンのケイジャングリル&ライス』
《材料》3人分
A ノルウェーサーモン…390g
A にんにく(すりおろす)…1片
A 玉ねぎ(すりおろす)…1/4個
A ケチャップ…大さじ2
A オレガノ(乾燥)…小さじ1
A クミンパウダー…小さじ1/2
A 一味唐辛子…小さじ1/2
A 塩…小さじ1強
A 黒胡椒…多めに
オリーブオイル…大さじ1+小さじ2
固めに炊いたごはん…3杯分(400g)
ピーマン(粗みじん切り)…2個
ミニトマト(半分に切る)…4個
レモン…1/2個
【飾り用】
クレソン…適量
紫玉ねぎ(粗みじん切り)…適量
《作り方》
1. ボウルにAを合わせ、サーモンを加えて15〜20分ほど漬ける。
2. フライパンにオリーブオイルを入れて中火にかけ、1の漬け汁を落として焼く(漬け汁はとっておく)。サーモンに焼き色がついたら弱火にして蓋をし、3〜4分蒸し焼きする。
3. サーモンを皿に取り出し、フライパンをさっと拭いてきれいにする。続いてオリーブオイルを加えて中火にして、ごはんと残りの漬け汁を加えて炒める。
4. ごはんに漬け汁が馴染んだら、ピーマン、トマトを加えて混ぜ、火を止める。サーモンを取り出した皿に盛り付け、カットしたレモンを添える。
以上、珠玉のレシピ2品をご紹介しました! ノルウェーの冷たい海水を利用し、使用する水の量を抑えて養殖されていることから、美味なだけでなくサステナビリティにも優れた『ノルウェーサーモン』。和田さん考案のレシピを取り入れて、おいしく楽しく食べましょう! 筆者も早速、あまりにもおいしそうな「ミディアムレアフライ」作りに挑戦してみたいと思います!
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レシピ考案者
和田明日香
料理家で食育インストラクター。3児の母。料理愛好家・平野レミの次男と結婚後、修行を重ね、食育インストラクターの資格を取得。各メディアでのオリジナルレシピ紹介、企業へのレシピ提供など、料理家としての活動のほか、各地での講演会、コラム執筆、ラジオ、 CM 、ドラマ出演など、幅広く活動する。 2018年、ベストマザー賞を受賞。著書に『子どもは相棒悩まない子育て』。『和田明日香のほったらかしレシピ・献立編』他。新刊『10年かかって地味ごはん。』も好評発売中。インスタグラム:@askawada