表情筋をほぐし顔のむくみを取る体操
「顔ヨガ」インストラクター・小島和子先生に教えてもらいました!
鼻から息を吸う
まずは鼻から息を大きく吸いましょう。
中心に顔を集めるようにして、お腹から息を吐き出す
中心に顔を寄せ集めるイメージで、息をすべて吐き出します。お腹から吐き出すように意識しましょう。
パーッと大きく口を開く
口を大きく開けて、縮めていた顔の筋肉を一気に拡げます。
「フーっ」と息を吐いて力を抜く
息をフーッと吐いて力を抜きます。顔中の血液の巡りが良くなり、顔が真っ赤に染まったら完璧です。
「体操はこれを3回繰り返します。表情筋が固まっている人は筋肉がほぐれるまで時間がかかるため、3回以上繰り返してみてください。座っていても、立っていても、どちらで体操してもOKです」(小島先生)
顔痩せマッサージや体操をするときのポイント
肌を摩擦しない
▲Koh Gen Do マクロヴィンテージ ロイヤルマッサージミルク 140mL
顔をマッサージするとき、摩擦は禁物。
肌に大きく負担がかかってしまうため、できるだけオイルやなめらかなミルクを使用して行うのがポイントです。マッサージのために作られた専門アイテムも販売されているので、チェックしてみましょう。
血行がいいときに行う
マッサージは基本的に、お風呂上がりなど「血行がいいとき」に行うのが効果的だといわれています。
また、いつ行うかを決めておくと面倒にならず習慣化しやすいのもメリット。お風呂上がりのとき、スキンケアのとき、というようにマッサージのタイミングを決めて行ってみましょう。
顔痩せをキープするために意識したいこと
むくみの原因を作らない
予防医療/栄養コンサルタントの細川モモさん曰く、現代女性はほとんどの栄養素がマイナス状態なのにも関わらず、塩分だけは例外だそう。
「働く女性の悩みの上位にいつもランクインしてくる『むくみ』。背景に腎臓機能の低下などが隠れている場合もありますので、軽く見ることはできませんが、食事面の要因ではナトリウムの過剰摂取があげられます。外食や加工食品は腐敗防止と旨味アップのために、どうしても塩分が濃くなりがち。
現代女性の1日の摂取エネルギーは終戦直後以下で、ほとんどの栄養素がマイナス状態なのですが、塩分だけは例外です。塩分対策に有効なのは、体内の過剰な塩分を体外に排出するカリウムをとることです。働く女性のカリウムの不足率は51%、ふたりにひとりというデータもあります(※1)」(細川さん)
そして原因はカリウム不足なのだそう。カリウムを豊富に含む食材を食べ、むくませないことが大事だといいます。
「原因は、カリウムを豊富に含む海藻・野菜・果物の摂取不足。メニューでは塩分をチェックしつつ、トマトジュース・豆乳・グレープフルーツジュース・ドライイチヂク・ドライバナナ・アーモンドなどでカリウムを摂取することがおすすめです。ただし、過剰な塩分を尿で排出するため、こまめにお手洗いに行くことも大切です」(細川さん)
※1「「Will Conscious Marunouchi「まるのうち保健室」調査」Copyright© 2015 三菱地所株式会社・一般社団法人ラフデリAll Rights Reserved. 」
正しい姿勢でいることも重要
小顔矯正サロンオーナーの中野祐子さんによると、悪姿勢は体型くずれはもちろん、顔まで大きく見せてしまう原因になるといいます。
「肩が内に巻き込み、頭が前に出てバストの位置は下がり、お腹は潰れる。逆に、背面は背骨が曲がり、肩甲骨が開き、内に入っている肩は後ろから見ると肩が上がって大きな負担をかけている状態。長時間この姿勢をしていると、体が丸まる力が強まって、筋肉が緊張状態に。伸縮性を失い、硬くなって、体の可動域が狭まります。さらに疲労も溜まり、代謝が落ちて、脂肪も付きやすくなる。潰れたバストは下垂しウエストや捻じれた二の腕は太く見えてしまう。背中がガチガチに固まり、丸くムッチリ大きく、首は短く太くなり顔まで大きく見せてしまいます。改めて並べてみたら悪影響ばかり…」(中野さん)
首が短く見え、頭が出るので顔が大きく、さらにはむくみやたるみに悩まされ、二重あごになる可能性も大きいそう。
いくら顔痩せマッサージや体操を行っても、姿勢が改善しなければ無駄になってしまう可能性が…。
中野さん曰く「1本紐で引っ張られるイメージで背筋を伸ばす」ことを意識するといいそうです。
「姿勢を正す時のポイントは、身体の力を抜いた状態で頭の先から1本紐で引っ張られるイメージで背筋をまっすぐ伸ばし、骨盤を立てます。この時深い呼吸ができるかが大切です。お腹が潰れていたり、巻き肩になっていると肺が圧迫され呼吸が浅くなってしまいます。姿勢を正す時に体が力んでしまうと反り腰になったり肩に力が入り腰痛や肩こり、疲労の原因になるので力を抜いた状態で姿勢を正すように意識してくださいね」(中野さん)
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