【目次】
【取引先へ】異動の挨拶
異動の際は、お世話になった取引先にも感謝の気持ちを伝えます。取引先との関係がさらに円満になるよう、誠心誠意対応したいですね取引先に異動の挨拶をするときのポイントと例文を紹介します。
「お礼」と「後任の紹介」をしっかりと
伝達手段にかかわらず、これまでお世話になったことへのお礼はもちろん、業務引き継ぎについても伝えます。後任者の名前やメールアドレス、電話番号も必ず連絡を。異動後しばらくは、スムーズに進まないことが生じるかもしれません。差し支えがないのであれば、自分の異動先や連絡先を伝えておくのもいいですね。それをしておくと、取引先にかかる負担を軽減できるはずです。
挨拶メールの例文
ビジネスマナーとしては、異動の挨拶は対面で行うのが望ましいといえます。時間があればメール送信後、担当者と共に挨拶に行くと好印象です。
取引先への異動の挨拶メールは以下の例文を参考にしましょう。
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件名:異動のご挨拶
本文:○○株式会社 △△部 ○川様
いつもお世話になっております、株式会社○×の×山でございます。
私事で恐縮ですが、○月1日付けで□□部へ異動となりました。本来であれば直接ご挨拶におうかがいすべきところですが、メールでのお知らせとなりまして大変申し訳ございません。
○川様にはご迷惑をお掛けすることもございましたが、いつも温かく接していただき、心より感謝申し上げます。
私どもの後任として、××が貴社を担当させていただきます。これまでと同様にご指導いただけますと幸いです。
・後任者の氏名
・後任者の電話番号
・後任者のメールアドレス
後ほど改めて××よりご連絡させていただきますので、よろしくお願いいたします。
なお、私どもの新しい連絡先もお伝えさせていただきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします。
・異動先部署名
・新しいアドレス・電話番号
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担当者変更は、取引先にとって不安材料になるかもしれません。そのことを意識し、挨拶の際は後任者についての情報を伝えます。特に、これまでの実績や評判などを具体的に伝えると、取引先が抱く負担や不安を軽減できるかもしれません。
取引先に異動の挨拶メールを送る場合、一斉送信は避けます。特に、BCCでのメール送信は、不快に思われる可能性があることを意識してください。繰り返しになりますが、異動の挨拶メールは感謝の気持ちを伝えるためのもの。手間を惜しまず、それぞれの取引先に個別メールを送るようにしたいですね。その際は自分の言葉でしっかりと感謝を伝えてください。
関係が深い取引先は直接挨拶にうかがう
関係が深い取引先については、先方に出向いて直接挨拶をするのがマナーと考えてください。礼儀や言葉遣いに一層気を配り、失礼のないようにしたいですね。
対面での挨拶例文
異動の挨拶で取引先に出向く場合は、後任者を帯同します。取引先に時間を割いてもらうことになるので、挨拶の内容や構成を事前に考えておき、スムーズに挨拶できるようにしてください。
取引先に異動の挨拶をする際の例文を紹介します。対面で挨拶することを想定しました。
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○川様、いつもお世話になっております。
メールでご連絡いたしました通り、○月1日付けで、□□部へ異動することとなりました。
○川様には着任時より大変お世話になりまして、本当にありがとうございました。
今後はこちらの××が御社の担当となります。私どもより2年若く△△の経験も豊富ですので、何でもご連絡ください。今後とも変わらぬご愛顧いただけますよう、どうぞよろしくお願いいたします。
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異動の挨拶が終わったら、後任者にも話してもらうといいですね。この時点で言葉を交わしておくと、あとがスムーズかもしれません。挨拶終了後は、「お忙しいところありがとうございました」とお礼を伝えてください。
最後に
人事異動の挨拶についてまとめました。基本的には、直接会って異動の挨拶をするのがマナーとされています。お世話になった人に感謝の気持ちを伝える最後の機会になるかもしれませんから、自分の言葉で伝えたいですね。人前で話すのが苦手な人は、「笑顔」「ハキハキ話す」ことを意識してください。
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