【現部署へ】異動の挨拶
ここからは異動の挨拶について見ていきましょう。社内であれば、周りはすでに異動の件を知っているかもしれません。そうであったとしても、自分できちんと報告してください。
異動の日や送別会などでは、スピーチを求められるでしょう。爽やかな去り際となるよう、話す内容を事前に考えておくといいですね。
メールには何を書く?
社内の人に異動の挨拶メールを送る際は、「伝えるべきこと」「知っておいてもらいたいこと」を簡潔に記載します。差し障りのない範囲で、異動に関連する事柄にも触れましょう。「異動になりました」とだけ記載しても、「どこに?」「いつから?」と相手はモヤモヤするかもしれません。特に、次に挙げる内容は伝えておくといいですね。
●具体的な異動日
●異動先
上記に加えて、「自身の今後について」「これまでお世話になったことへの感謝」「抱負」なども伝えます。気持ちを込めて書くことで、相手に思いを伝えることができるでしょう。
挨拶メールの例文
異動の挨拶メールの例文を紹介します。まずは社内の人に送るメールを見ていきましょう。
挨拶メールの例文
以下は、社内の相手に対して送る異動挨拶メールの例文です。
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件名:異動のご挨拶
本文:○○部長(役職)
お疲れさまです。□□部の△△です。
本来であればこちらから直接ご挨拶におうかがいすべきところですが、メールでの挨拶となりましたことをお許しください。
このたび辞令を受け、○月1日付けで◎◎部に異動することとなりました。
これまで○○部長には寛大なお心で業務にご協力いただき、心より感謝しております。
○月以降は私の後任として、××が業務を担当します。これまでと変わらぬご協力をいただけますと幸いです。
配属先の◎◎部でも、精一杯業務に取り組む所存です。今後とも、ご指導・ご鞭撻を賜りますようよろしくお願い申し上げます。
□□部△△(署名)
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社内の人に異動の挨拶メールを送るときは、「様」を付けずに役職を付けます。部署の全員に一斉メールをする場合は、「○○部長、皆さま」とすれば問題ありません。
また社内宛てのメールであれば、時候の挨拶は不要。「直接挨拶に行かなかったこと」「メールで挨拶すること」をお詫びし、すぐに要件を伝えます。その後、これまでの感謝や今後の抱負を述べて締めくくるといいですね。
ただし、今後も頻繁にやり取りする可能性がある相手には、異動先のメールや電話番号も伝えます。変更がない場合は、変更がない旨を伝えると相手も安心するでしょう。
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スピーチは要点を簡潔にまとめる
現部署を離れる日は、異動前の挨拶スピーチを求められるのが一般的です。当日オタオタせずに済むよう、あらかじめ内容を考えておくといいですね。
挨拶スピーチの例文
朝礼や業務後に挨拶を求められた場合は、以下のような例文がおすすめです。
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お疲れさまです(おはようございます)、○○です。このたびの辞令により、○月1日付けで◎◎部に異動いたします。
□□部の一員として共に働かせていただいたことは、非常によい経験となりました。異動先でもこちらで得た経験と教訓を生かし、今まで以上に業務にまい進していきたいと思います。
今後も会議などで顔を合わせる方もおられると思いますが、これまでと同様によろしくお願いいたします。
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後任について述べておきたい場合は、「私の業務は××が引き継ぐので、どうぞよろしくお願いします」と加えるといいですね。異動の挨拶スピーチは、「感謝」「これからも業務に精進する決意」などのポジティブな要素で構成するのが基本。スピーチを聞く人に心配をかけないよう、明るい表情で話すようにしてください。
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