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2021.12.30

「人間万事塞翁が馬」はどんな意味? 使う場面や由来、類語などを詳しく解説

「塞翁が馬」や「人間万事塞翁が馬」の詳しい意味を知っていますか? 耳にしたことはあるものの、どんな意味かは知らない方もいるのではないでしょうか。今回は、この「人間万事塞翁が馬」の詳しい意味から、使う場面や由来、類語までを詳しく解説していきます。

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「人間万事塞翁が馬」の意味や読み⽅とは?

「人間万事塞翁が馬」は、座右の銘にしている有名人もいるので、一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。まずは「人間万事塞翁が馬」の、基本的な知識から学んでいきましょう。

人間万事塞翁が馬

■読み⽅と意味

「人間万事塞翁が馬」は、「にんげん(じんかん)ばんじさいおうがうま」と読みます。「塞翁が馬」と表されることもあり、人の人生の幸・不幸は予測し難く、幸運も喜ぶに足らず、不幸もまた悲しむにあたらないということを意味しています。

■由来

「人間万事塞翁が馬」は紀元前の中国の書物『淮南子(えなんじ・わいなんし)』に由来します。この『淮南子』の中に、「人間万事塞翁が馬」の由来の逸話があります。

「塞翁が馬」の「塞翁」は、塞(とりで)に住んでいる翁(おきな)という意味で、「人間万事塞翁が馬」の由来となったあらすじは以下のようなものです。

塞に住む老人の馬が逃げたところ、老人は「これは福となるかもしれない」と言いました。そしてしばらくすると、その馬が駿馬(足の速い馬)を連れて戻ってきたのです。

周りの人は喜んだのですが、老人は、「これは禍となるかもしれない」と言います。そして今度は、老人の子供がその駿馬から落ちて骨折をしてしまいました。

老人は再び、「これは福となるかもしれない」と言うのです。その後、戦争で男子は兵役で連れて行かれたのですが、骨折が幸いして老人の息子は兵役を免れ、命が助かったというものです。

これは、天邪鬼な老人の話ではなく、「禍福は予測ができないものだ」ということを伝えるものです。このことから生まれたのが「塞翁が馬」、「人間万事塞翁が馬」の教訓です。

この「人間万事塞翁が馬」には、さまざまな解釈があります。「幸不幸は予測し難い」、さらには「幸不幸は予測し難いので、安易に悲しんだり喜んだりするべきではない」という意味や、「幸運も喜ぶに足らず、不幸もまた悲しむにあたらない」という意味、また、「幸不幸は予測できず、何が禍福に転じるかはわからない」という意味にも使われます。

「人間万事塞翁が馬」はどんな時に使う?

「人間万事塞翁が馬」の由来や意味はわかりましたが、実際にはどのようなシーンで使えばスマートなのでしょうか。

「人間万事塞翁が馬」を使うシーンは、不幸に見舞われた時の励ましや慰めで使われることが多いようです。また、自分自身に対しては、思わぬ幸運に見舞われた時や、幸運が続いた時の戒めなどに使うこともあります。

使い⽅を例⽂でチェック

「人間万事塞翁が馬」の具体的な使い方を、例文を用いて見ていきましょう。

人間万事塞翁が馬

1:「人間万事塞翁が馬」で、あの時就職試験で落ちた会社が、倒産したらしい

就職試験で落ちたという不幸な出来事があったが、その会社が結果的に倒産するような会社だったということで、不幸に巻き込まれずに済んだということを表しています。

2:「人間万事塞翁が馬」とは言うが、まさか癌で入院した病院で将来の伴侶を見つけるとは

癌という大病に見舞われたが、その入院先で人生のパートナーが見つかったという、禍が福と転じた例です。

3:「人間万事塞翁が馬」という言葉の通り、何が禍に転じるかわからない

これは、良いことが続いた時などに、油断しないように、自分への戒めで用いられる使い方です。他人に対して使えないこともないのですが、良いことが続いて喜んでいる相手の気持ちに水を差すことにもなりかねません。もしも、この言葉を自分以外に使うのであれば、親しい間柄の場合だけにとどめておいたほうがいいでしょう。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?

「人間万事塞翁が馬」の類語にはどのようなものがあるのかも、チェックしておきましょう。

人間万事塞翁が馬

1:禍福は糾える縄の如し

「禍福は糾える縄の如し」は、「かふくはあざなえるなわのごとし」と読みます。不幸と幸運はより合わせた縄のように、表裏一体でやってくるものだ、という意味です。不幸が幸福になったり、そのまた反対も起こり得ることを意味しています。

2:楽あれば苦あり

人生では楽ばかりがずっと続くことはない。楽があれば必ず苦も訪れるという意味で、またその逆も指します。

3:沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり

「沈む瀬あれば浮かぶ瀬あり」は、人生には浮き沈みがあるということを表した言葉です。不運なこと(沈む瀬)があれば、幸運(浮かぶ瀬)もあるという意味です。

4:災い転じて福となす

「災い転じて福となす」は、禍が一転して、幸運となることです。先ほど紹介した例文2のように、癌が見つかるという禍に見舞われたが、入院先の病院の看護師が、将来のパートナーとなったというような場合に当てはまります。

英語表現とは?

「人間万事塞翁が馬」の英語表現も紹介しておきます。

1:「Joy and sorrow are today and tomorrow」

Joy and sorrow are today and tomorrow」は、「今日はよろこび明日は悲しみ」という意味で、幸運と不運が隣り合わせであるということを意味しています。

2:「A joyful evening may follow a sorrowful morning」

A joyful evening may follow a sorrowful morning」は、「悲しみの朝には喜びの夕べがつづく」という意味です。この英文も、禍福はどちらか一方が永遠に続くことはなく、交互に訪れることを表しています。

3:「Fortune is unpredictable and changeable」

Fortune is unpredictable and changeable」は、「運とは予測できず、変わりやすいものだ」という意味です。

最後に

「人間万事塞翁が馬」や「禍福は糾える縄の如し」という言葉は、人生経験を積んだ人物が使ってこそ、説得力のある言葉とも言えます。あまり頻繁に使うと、軽く聞こえてしまうので、時と場合を考えて使うようにするといいでしょう。

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