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2022.02.02

【馬耳東風】←正しく使えてる?|いまさら聞けない四字熟語

「馬耳東風」とは他人の忠言や批評などをを少しも聞き入れないことを例えた故事成語です。今回は詳しい意味や由来、例文をご紹介します。「馬の耳に念仏」などの類語や対義語、言い換えの際の注意点も解説しているため、正しく言葉を理解して使いたい方はぜひ参考にしてください。

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故事成語「馬耳東風」の読み方や意味

故事成語である「馬耳東風」の読み方は「ばじとうふう」です。「馬耳東風」とは、他人の意見や忠言にまったく反応せず、聞き入れないことを意味します。「馬耳東風な姿勢」や「馬耳東風に聞き流す」というような使い方がされています。

それでは、「馬耳東風」の意味や語源・由来、使い方・例文をそれぞれチェックしていきましょう。

馬耳東風

「馬耳東風」は忠言などを聞き入れないこと

【馬耳東風(ばじ‐とうふう)】
《李白の詩「答王十二寒夜独有懐」の「世人之を聞けば皆頭を掉(ふ)り、東風の馬耳を射るが如き有り」から》かぐわしい春風が馬の耳を吹きぬけても、馬になんの感動もないこと。他人の忠言や批評などを聞いてもまったく心に留めず、少しも反省しないことのたとえ。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

馬耳東風」とは忠言や批評などをまったく気に留めず、反省もすることなく、聞き流してしまうことを指す言葉です。「馬耳東風」を使う場合に、聞き流してしまうのは単に興味関心がない話だからではありません。本当は自分にとって重要な話であっても聞き流してしまい、知らん顔している状態を「馬耳東風」といいます。

「馬耳東風」はあまりポジティブな意味で使われる言葉ではなく、ネガティブな意味で使われる言葉といえます。

「馬耳東風」の語源・由来

「馬耳東風」とは故事成語です。「馬耳東風」の語源・由来は、中国唐の詩人である李白の「答王十二寒夜独有懐」のなかにある詩でした。

「馬耳東風」の由来となったのは、「世人此れを聞き皆頭を掉う。東風の馬耳を射るが如きあり」という詩の一文だといわれています。この文章は、「世の人々は詩や賦(ふ:詩の一種)を聞いても、良さが理解できずに頭を振って聞き入れない。まさに馬の耳をなでて吹く春風になにも感じないようなものだ」という意味です。

馬耳東風」でいう東の風とは、あたたかい春風のことを指します。人間は春風を感じると冬が終わったことに喜びますが、馬の耳を春風がなでたとしてもなにも反応しないというたとえなのです。

「馬耳東風」の使い方・例文

「馬耳東風」の使い方について、例文を確認しながらチェックしていきましょう。「馬耳東風」の使い方の例は、以下のとおりです。

とても意義のある話をしていたが、彼は【馬耳東風】の姿勢を崩しませんでした。
・あなたが似たような失敗を何度も重ねるのは、人の意見を【馬耳東風】と聞き流しているためでしょう。
【馬耳東風】の態度を示されたため、こちらからは何も言うことがない。

「馬耳東風」は、「なにをいわれてもまったく動じず、ひょうひょうとした態度のままでいる」ことを表現したいときに使いましょう。

「馬耳東風」の類語と対義語もチェック

「馬耳東風」の類語と対義語の例は、以下のとおりです。

・類語は「馬の耳に念仏」など
・対義語は「呼牛呼馬」など

馬耳東風

「馬耳東風」の類語や対義語は、ここで例に挙げたもの以外にもさまざまな表現があります。「馬耳東風」の類語や対義語として使用できる表現の例や、それぞれの言葉の意味、言い換えで注意したいポイントについて、さらに詳しくチェックしていきましょう。

「馬耳東風」の類語は「馬の耳に念仏」など

「馬耳東風」の言い換えができる類語は、以下のとおりです。

【馬の耳に念仏(うまのみみにねんぶつ)】
ありがたい念仏を馬に聞かせたところで無駄であり、まったく効果がないことを例えた表現。

【糠に釘(ぬかにくぎ)】
やわらかい糠に釘を打っても手応えがなく、効き目がないこと。意見しても効果がないこと。

【暖簾に腕押し(のれんにうでおし)】
相手に対して力を入れても手応えがなく、張り合いがないこと。

【牛に経文(うしにきょうもん)】
ありがたいお経を牛に聞かせてもただ聞き流すだけしかできず、何も効果がないこと。

対牛弾琴(たいぎゅうだんきん)】
牛に対して琴を弾いても意味がないこと。せっかくの好意であったが、なにも効き目がなく無駄なこと。

【豆腐に鎹(かすがい)】
意見をしても少しも手応えがなく、効き目のないことのたとえ。糠に釘(ぬかにくぎ)と同じ意味の言葉。

言い換えで注意したいポイント

類語であってもニュアンスが異なると、言い換えをした際に意味や印象が異なってしまうため、言い換えで注意したいポイントをチェックしましょう。

馬耳東風」と「馬の耳に念仏」は、どちらの言葉も「話をしても聞き入れてもらえず、効果がないさま」を表現しています。しかし、「馬耳東風」は「意見をあえて聞き入れない」意味が含まれるのに対して、「馬の耳に念仏」を使った場合には「良い話を理解できない」というニュアンスになる点が異なっているのです。

「馬耳東風」の対義語は「呼牛呼馬」など

「馬耳東風」の対義語は、以下のとおりです。

【呼牛呼馬(こぎゅうこば)】
相手が自分を牛と呼べば牛だと思い、馬と呼べば馬だと思うこと。相手に何を言われていても逆らわないで受け入れること。

【付和雷同(ふわらいどう)】
自分でしっかりとした考えを持っておらず、一定の主義や主張がない状態で、安易に他の説に賛成してしまうこと。

同じく「馬」を使っている言葉

「馬耳東風」と同じく、「馬」を一部に使っている言葉の例は以下のとおりです。

【馬に経文(きょうもん)】
馬にありがたい経文を聞かせても、なんの効き目もないことをたとえた言葉。

【馬を牛に乗り越える】
良いものを捨てて、悪いものに変えてしまうこと。

【馬の耳に風】
他人の意見を少しも気にせず、聞き流すこと。

【馬が合う】
よく気が合うこと。意気投合すること。

これらのほかにも、たくさんの「馬」を使って表現している言葉があります。

「馬耳東風」の意味を理解して正しく使おう

馬耳東風」とは忠言や批評などに対して気に留めたり反省したりすることなく、聞き流してしまうことを指す言葉です。なにを言われていてもひょうひょうとした態度を崩さない場合などに使いましょう。

馬耳東風

馬耳東風の類語と対義語はたくさんあり、同じように「馬」を使って表現している言葉も多いです。言い換えで注意したいポイントもチェックすると、自分の表現したい内容がより正確に伝えられるようになります。

言葉の持つ意味や語源、類語、対義語などをまとめて確認し、言葉を正しく使えるようになりましょう。

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