目処にする
目標達成に向けて、期限や成果物などの目安をつくることを「目処にする」と表現することがあります。例えば次のように使うことができるでしょう。
・とりあえず100社を【目処にして】飛び込み営業をしてみましょう。営業のコツをつかむことができるはずです。
・300人を【目処にして】モニターキャンペーンを実施しました。顧客の反応から製品の問題点が明らかになり、より良い商品づくりに活かせています。
目処をつける
おおよその到達点を決めることを「目処をつける」と表現することができます。
・「この辺り」と【目処をつけて】パスポートを探した。案の定、本の間に挟まっていた。
・明日の授業で当てられそうなところの【目処をつけて】勉強した。しかし予想が外れて、うまく答えることができなかった。
なお、自然と到達点が定まるというニュアンスの「目処がつく」に比べ、「目処をつける」はより主体的に到達点を決めるという際に使用するといいでしょう。
正しい使い方を理解して「目処」を使おう
「目処」という言葉は、目標やおおよその到達点を指します。「目処」だけでも用いますが、「目処をつける」や「目処がつく」のように特定の動詞とセットで使うことが一般的です。
「目処」は「目途」と書くこともできます。どちらもほぼ同じ意味で使うので、特に使い分けは意識する必要はありません。正しい使い方を理解して、日常生活に目処を用いていきましょう。
写真・イラスト/(C) shutterstock.com
▼あわせて読みたい