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2023.10.14

「金木犀(キンモクセイ)」の花言葉とは? 名前の由来や開花時期などを解説

秋になると甘い香りを漂わせる「金木犀」ですが、皆さんは金木犀の花言葉を知っていますか?今回は、名前の由来や開花時期、香り効果、英語表現をご紹介していきます!

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「金木犀」の由来や開花時期とは?

甘く豊かな香りで秋の訪れを知らせてくれる「金木犀」。鮮やかなオレンジ色の花と、濃い緑色の葉は美しく、見た目でも楽しませてくれる樹木です。まずは「金木犀」という名前の由来や開花時期など、基本的な情報を紹介していきます。

■意味や由来

金木犀 キンモクセイ

「金木犀」は、「きんもくせい」と読みます。中国が原産で、江戸時代に日本に伝わってきました。「金木犀」は、甘い香りのする橙色の小さな花をたくさん咲かせます。その香りの高さから、「沈丁花(じんちょうげ)」、「クチナシ」と並び、「三大香木」と呼ばれています。また、香りが遠くまで届くことから、「極めて遠い」という意味の言葉「千里」をつけ、「千里香(せんりこう)」という呼称もあるのです。

▼あわせて読みたい

次に、言葉の由来について説明します。白い花を咲かせる「銀木犀」に対し、橙色を金色に見立て、「金」とつけたことが、名前の由来となっているそうです。また、なぜ「犀」という漢字が入っているのかについても気になりますよね。これは、「金木犀」の樹皮が「犀(さい)」の皮膚に似ているからなのだそうです。ちなみに、「金木犀」の学名は、「Osmanthus」と言い、これはギリシャ語の「osme(香り)」と、「anthos(花)」が由来です。

■開花時期

「金木犀」は9月〜10月頃に開花します。道を歩いていて、甘い「金木犀」の香りが漂ってくるとき、秋の訪れを感じますよね。基本的に「金木犀」の開花する季節は秋ですが、近年では春にも咲く「四季咲き金木犀」も増えています。「四季咲き」とは、本来の開花時期ではなくても、一定の条件を満たせば開花する花のこと。香りは通常の「金木犀」よりは控えめで、花の数も少ないのですが、秋以外にも「金木犀」の開花を楽しめるのが魅力です。

■植えてはいけないって本当?

金木犀 金木犀 キンモクセイ

「金木犀」は、庭に植えてはいけないという噂があるようです。理由として、剪定をせずに放っておくと、とても大きく育ってしまい、お手入れが大変だからだそう。そのほか、甘い実をつける植物は、土地のエネルギーを吸い取るので、庭に植えてはいけないといわれているからだそう。しかし、実際には、日本にある「金木犀」は実をつけないので、これには当てはまらないのです。

このように、いくつかの説がありますが、庭に植えてはいけないという明確な理由はありません。むしろ風水的には縁起の良い木とされていますし、丈夫で育てやすいため、庭木として人気があります。香りや可愛らしい花を楽しみたい方は、ぜひおうちに迎え入れてみてください。

「金木犀」の花言葉とは?

甘い香りで人々を魅了する「金木犀」。その花言葉には、やはり香りにちなんだものが多くあります。ほとんどが「真実」や「謙虚」など、ポジティブなイメージのものですが、怖いとされる裏の花言葉もあります。一つひとつ紹介しますので、チェックしてみてください。

「金木犀」の花言葉
  1. 謙虚
  2. 気高い人
  3. 真実
  4. 陶酔
  5. 初恋
  6. 隠世

謙虚

「金木犀」の花言葉として、まずあげられるのが「謙虚」です。「金木犀」の特徴はやはりその香りですよね。しかし、甘く香りを放つものの、その花は小さくて控えめです。そうしたようすが「謙虚」という言葉に重ねられ、この花言葉がつけられました。

気高い人

「金木犀」は雨が降ると、一気に散ってしまいます。強い香りをもっているのに、それを惜しむことなく、潔く散るようすが「気高さ」を感じさせるため、つけられた花言葉。また、中国では「金木犀」は、幸福や吉兆の象徴とされ、位の高い女性が香料などに使っていたとされ、これも「気高い人」の由来となっているようです。

真実

「真実」という花言葉も、やはりその香りが由来になっています。「金木犀」の香りが強いため、隠れられないようすにちなんだものです。

陶酔

「金木犀」の開花期間は3日〜7日と短いものの、その甘い香りで多くの人を虜にさせます。その甘い香りに酔いしれるようすからつけられた花言葉です。

初恋

こちらも「金木犀」の最大の特徴である甘い香りにちなみ、インパクトがあり忘れられないこと=初恋という花言葉になったようです。

隠世

「金木犀」の花言葉には怖いものもあるとされており、それが「隠世(かくりよ)」です。「隠世」とは、「この世」の反対、つまり「あの世」のことをさす言葉です。「金木犀」は魔除けの花として使われることが由来とされています。

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