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2023.10.10

【寝耳に水】の正しい意味は? 由来や類義語についても解説します!

 

「寝耳に水」とは不意の出来事に驚く様子を例えた言葉です。言葉の由来は2つの説があり、使うシーンは良い知らせ・悪い知らせともに使われます。本記事では、「寝耳に水」の意味や語源を説明し、実際に使う場合の例文や類語についてご紹介します。

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「寝耳に水」とは思いがけないことに驚くたとえ

寝耳に水(ねみみにみず)」は、突然思いがけないことが生じたと知り、驚く様子を表現した言葉です。なぜそんなことが起きたのか、見当もつかないことを表しています。

【寝耳に水】
《「寝耳に水の入るごとし」の略》不意の出来事や知らせに驚くことのたとえ。「寝耳に水の話」

(引用〈小学舘 デジタル大辞泉〉より)

寝耳に水

言葉の由来には、眠っているときに聞こえる水の音が語源とする説があるほか、寝ているとき耳に水が入って驚く様子という見解もあります。

ここでは、「寝耳に水」の語源について見てみましょう。

寝ているときに聞こえる水音が由来

「寝耳に水」の由来とされる説は2つあり、そのひとつは「眠っているときに聞こえる水音」というものです。「寝耳」とは眠っている人の耳を表し、「水」は洪水などの水音を意味します。

水害対策が万全ではなく天気予報もない時代には、洪水は命の危険を表すものでした。眠っているときに聞こえてくる水音は危険な洪水を予感させ、驚いてしまうというのが語源とされています。

寝ている耳に水が入るという説も

そのほか、「眠っているときの耳に水が入るために驚く」という見解も有力です。豊臣秀吉の伝記である『太閤記』などの古い文献には「寝耳に水の入りたるごとし」といった表現が用いられており、聞こえるという意味の「耳に入る」が、実際に耳の中に水が入るという理解になったという説もあります。

いずれにせよ、眠っているときに聞こえる洪水の音でも寝ている耳に水が入ることでも、驚くべき事態を表現していることに変わりはありません。

良い意味でも悪い意味でも使う

「寝耳に水」は語源から考えると、悪い知らせを聞いたときの驚きを表現しているようにも考えられますが、特に限定されません。良い出来事に驚いた場合にも使われます

思いがけないことに驚いたという点に意味があり、その内容は特に問題とはならないのです。嬉しい知らせを聞いて「寝耳に水」と表現するのも、間違った使い方ではありません。

「寝耳に水」の例文

「寝耳に水」を使った例文をご紹介します。例文を見ながら、「寝耳」に水の正しい使い方を把握しましょう。

・あの会社は誰もが順調にいっていると思っていたため、倒産のニュースは【寝耳に水】だ。
・難関の大学に合格したという知らせは、両親にとって【寝耳に水】だった
・昨日まで元気だった父が倒れたという知らせは、まさしく【寝耳に水】だった
・本社で長く働けると思っていたため、海外赴任の話は彼にとって【寝耳に水】だったに違いない。
・好青年として評判だった彼が犯人だったという一報は、誰にとっても【寝耳に水】だった。

「寝耳に水」の類義語

「寝耳に水」にはいくつも似た言葉があります。突然の出来事に驚くという意味では「虚をつかれる」「青天の霹靂」があげられ、「予想外の」も「寝耳に水」に近い言葉といえるでしょう。

寝耳に水

類義語も一緒に覚えておけば「寝耳に水」の理解が深まり、適切な場面で使い分けができます。ここでは、「寝耳に水」とよく似た言葉を例文も交えながらご紹介しましょう。

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