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2022.02.12

【有為転変】とはどういう意味?「諸行無常」との違いは?

「有為転変」とは物事が常に移り変わっていくことを指す言葉です。「有為転変は世の習い」ということわざもあります。 今回は詳しい意味や由来、例文をご紹介します。類語や対義語、言い換えの際の注意点も解説しているため、正しく言葉を理解して使いたい方はぜひ参考にしてください。

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「有為転変」の読み方や意味、由来

有為転変」の読み方は「ういてんぺん」です。読み方は1つではなく、「ういてんべん」と読む場合や、「ういてんでん」と読む場合もあります。しかし、「有為」を「ゆうい」と読むのは間違いになるため注意しましょう。

有為転変

有為転変」とは、常に移り変わっていくことを指した言葉です。関連することわざには「有為転変は世の習い」があります。はじめに、「有為転変」の意味や語源・由来、関連することわざを詳しくチェックしていきましょう。

「有為転変」とは常に移り変わっていくこと

【有為転変(うい‐てんぺん)ウヰ‐】
《「ういてんべん」とも》仏語。この世の中の事物一切は因縁によって仮に存在しているもので、常に移り変わっていくはかないものであるということ。「―は世の習い」

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

有為転変」とは、「世の中の物事は常に移り変わっていくようなはかないものであること」を表現している言葉です。さまざまな条件や原因によって移ろうものであるという意味があり、「有為転変の世」などと表現します。世の中の変わりようを実感しているときに用いる言葉で、とくに生活の移ろいや人生に対して使われます。

有為転変」の「有為」とは、なんらかの因縁によって生じたさまざまな現象のことです。また、「転変」には移ろい変わることという意味があります。「有為転変」はこれら2つの熟語を組み合わせて、「世の中はなんらかの原因で常に移り変わっており、同じ状態ではないこと」を表しています。

なお、「有為転変」は「常に移ろっており虚しいこと」という意味も含まれている言葉です。

「有為転変」の語源・由来

有為転変」の語源・由来は仏教です。もともと、「有為転変」は仏教用語として使われている言葉でした。

有為」が持つ「因縁によって生じた現象」という意味は、仏教の考え方です。コップを落として割ってしまった場合、手が滑ってしまったことが「因」、落ちたことが「縁」と考えられ、この因縁によって起きたことを「有為」と表現します。

関連することわざ「有為転変は世の習い」

関連することわざには、「有為転変は世の習い」があります。ここで使われる「習い」の意味は「学ぶ」や「勉強する」とは違い、「世の常」や「世間一般」を表しています。つまり「有為転変は世の習い」とは、「物事が常に移り変わっているのは、世の中にとって一般的なことである」という意味を持つことわざです。

また、「世の中は無常で、はかないものだ」という表現でもあります。

「有為転変」の使い方と例文

「有為転変」という言葉は、日常会話ではあまり使われていない表現です。「有為転変を思い知る」などと用いることによって、世の中の移り変わりを実感して虚しさを感じたという感情を表現できます。

それでは、「有為転変」という言葉を自然に使いこなせるように、「有為転変」の使い方と例文を詳しくチェックしていきましょう。

「有為転変」は人生などを表して使う

一般的に「有為転変」を使う場面は、人生の移り変わりや人の生活に対して言い表すときです。たとえば、「とても元気なおじいさんだと思っていたのに、だんだんと体が弱っていっているようだ」と感じたときなどに使います。

有為転変を思い知った」や「有為転変を実感させられた」、「有為転変な生活」、「有為転変の世の中」などと表現しましょう。

「有為転変」を使った例文

「有為転変」を使った例文は、以下のとおりです。

世は【有為転変】のため、いつなにが起きるかはわからないだろう
・【有為転変】の世の中では、ずっと安定した生活でいられるとは断言できないと考えている。
・いままであんなに上手だったのに、年を取って動きが鈍ってしまったことには【有為転変】を実感した。
あの企業は創業から【有為転変】の中にあったが、経験を蓄積して成長していったようだ。

このように、移り変わりを実感したことについて表現しましょう。

「有為転変」の類語と対義語

「有為転変」の類語と対義語は、以下のとおりです。

・類語は「諸行無常」など
・対義語は「万古不易」など

有為転変

「有為転変」の類語や対義語は、ここで例に挙げたもの以外にもさまざまな表現があります。「有為転変」の類語や対義語となる表現の例、それぞれの言葉の意味、言い換えで注意したいポイントを詳しく解説します。

「有為転変」の類語は「諸行無常」など

有為転変」の類語には「諸行無常」や「生々流転」などがあります。類語の例やそれぞれの言葉の意味と読み方は、以下のとおりです。

【諸行無常(しょぎょうむじょう)】
世の中のすべては常に変化し生滅していて永久に変わらないものはないということ。

【生々流転(せいせいるてん)】
この世の中のものは生死を繰り返して変化していくこと。

【物盛んなれば則ち(すなわち)衰う】
すべての物事は、盛んになってしまうと後に衰えるということ。

【泡沫夢幻(ほうまつむげん)】
人生とは移り変わっていくものであり、はかないということ。

言い換えで注意したいポイント

ご紹介した類語は「有為転変」と似た意味を持つ言葉ですが、ニュアンスが異なる部分があります。たとえば、「有為転変」と「諸行無常」はほとんど同じように使えるものの、使われることが多いシーンが異なります。

有為転変」は単純に世の中の変化について表現する際に使われることが多く、一方で「諸行無常」は物事が盛んになったり衰えていくさまや、物がなくなる、壊れるなど、変化を嘆く際に使うことが多いでしょう。

「有為転変」の対義語は「万古不易」など

有為転変」の対義語は「万古不易」や「永久不変」などがあります。それぞれの言葉の意味と読み方は、以下のとおりです。

【万古不易(ばんこふえき)】
いつまでもずっと変化していかないこと。

永久不変(えいきゅうふへん)
いつまでも果てしなく続き、変わっていかないこと。

これらの対義語もあわせて覚え、ボキャブラリーを増やしましょう。

「有為転変」の意味を理解して正しく使おう

有為転変」とは、世の中の物事は常に変化していくことを意味する言葉です。はかないものである、虚しいなどのニュアンスが含まれています。使う際は、「有為転変の世の中」、「有為転変を思い知った」のように使いましょう。

有為転変

「有為転変」という言葉の持つ意味や類語、対義語などをまとめて確認し、正しく使えるようになりましょう。

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