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2022.02.28

【愚の骨頂】ってどういう意味!? 「愚の骨頂」の使い方と例文

「愚の骨頂」とはこの上なく愚かであるという意味の語句です。つまり愚かの最上級というニュアンスがあります。本記事ではこの言葉の解説とともに使い方や例文を紹介しましょう。さらに愚という漢字を使った表現、「骨頂」という語句を使った表現についても解説します。

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「愚の骨頂」とはこの上なく愚かであること

「愚の骨頂」は日常的にも使う言葉で、かなり強い意味を持っています。

【愚の骨頂:ぐのこっちょう】
この上なくおろかなこと。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

愚の骨頂

愚には「おろか」という意味があり、骨頂はその意味を強調する言葉です。一般的にも使われている言葉でもあり、「愚の骨頂」という語句全体の意味はわかります。しかし「骨頂」が具体的になにを指しているのか、知っている人はそんなに多くないのでないでしょうか?

次の文章では「骨頂」の意味や語源を説明します。

「骨頂」のもともとの漢字は「骨張」

「骨頂」のもともとの漢字は「骨張」です。「ほねばる」という読み方の「骨張」が語源で、この言葉を音読みして「骨張」となり、当て字で「頂」が使われるようになった経緯があります。

「骨頂」には程度がこれ以上ないこと、最高の段階という意味があり、良い意味にも悪い意味にも使われていましたが、現在では悪い意味で使うのが普通です。「愚の骨頂」という以外に、「野暮の骨頂」といった使い方もあります。

「愚の骨頂」の使い方と例文

「愚の骨頂」は悪い意味をさらに強調した言葉なので、使い方には注意が必要です。ビジネスの場面で使う場合には、特に配慮することが求められるでしょう。

愚の骨頂

【例文】
・国の予算をたくさん使って、国民にとってなんの利益にもならない施設を作るのは、【愚の骨頂】です。
海外旅行に行ってリュックのファスナーが開いた状態で歩くなんて、【愚の骨頂】だ。

愚を使った語句3

愚という言葉はおろかなこと、ばかげたことという意味があります。この他にも愚は他の単語につけて、自分や自分の周囲のことをへりくだって表現する場合にも使うことができます。例として、愚妻、愚息、愚弟、愚姉、愚見などが挙げられます。

愚の骨頂

愚という文字を使った表現の主なものは以下の3つです。

・愚にも付かない
・愚に返る
・愚公山を移す

それぞれ詳しく解説しましょう。

1.愚にも付かない

愚にも付かない」は、ばかばかしく、問題にもならないという意味です。人を強く批判する時にも使いますが、謙遜した言い方として使う場合もあります。

【例文】
・うちの課に配属になった新入社員はいつも会議で、【愚にも付かない】ダジャレばかりいっている。
先日発表した自叙伝には【愚にも付かない】ことばかりを書きつらねましたが、よかったらお付き合いください。

2.愚に返る

「愚に返る」とは年をとって分別を失ってしまう、おろかになるという意味です。年をとった相手を対象にして使う言葉といえるでしょう。

【例文】
・年をとって穏やかになるどころか、すっかり怒りっぽくなってしまって、【愚に返った】自分が嫌になることがあります。
・「老いては子に従え」ということわざは、きっと年を取ると【愚に返る】ことがあることから生まれたんだと思います。

3.愚公山を移す(ぐこうやまをうつす)

愚公山を移す」とはどんなに愚かであっても、たゆまぬ努力を続けたならば、大きな事業を成し遂げられることがあるという意味のことわざです。中国の古い伝説が語源になっています。こんな内容です。

昔、黄河の近くに住んでいた愚公という老人が、交通の便を良くするために、近くの大きな山を崩そうとして、毎日山の土を運んでいました。そのことを笑った人に、「子孫の代まで続けていけば、いつか山がなくなる」と答え、その言葉を聞いた天帝が感心して、山を他の場所に移したという伝説です。

【例文】
・あんなにも口下手だった私の弟が政治家になって、演説の名手と呼ばれるようなるなんて、【愚公山を移す】とはこのことだ思いました。

「骨頂」を使った語句2

「愚の骨頂」の「骨頂」は単独で使われることもあります。また、真という漢字とくっつけて「真骨頂」という使われ方をすることもあります。単独で使う場合には、前述した「これ以上ないこと、最高の段階」以外にもさまざまな意味があるので、注意が必要です。

愚の骨頂

「骨頂」は「愚の骨頂」という言葉で使われたことによって、悪い意味の印象がありますが、実は良い意味もあります。「骨頂」と「真骨頂」の詳しい意味や例文をご紹介しましょう。

1.骨頂

「骨頂」の意味はたくさんあります。「これ以上ないこと」、「最高の段階」以外の意味では、「強く主張すること、またはその本人」、「公然ととりおこなうこと」、「実行すること」、「程度がはなはだしいこと」、「この上もないこと」、「未熟なところがなく、すぐれていること」などです。

実は良い意味もかなり多くもっている言葉ですが、これらの良い意味はあまり浸透していないのか、悪い意味で使われるのが一般的といえるでしょう。

【例文】
・あの二人がいい雰囲気で会話しているところに割って入るなんて、君は【野暮の骨頂】ですね。
・話しながら、相手を指さすのは【失礼の骨頂】だと思いますよ。

2.真骨頂

真骨頂」とはそのものが本来持っている姿、真実の姿という意味です。「骨頂」とは違って、良い意味で使われています。

【例文】
・困難続きだったプロジェクトを最後まで諦めずにやりとげるとは驚きました。粘り強さが持ち味の彼は【真骨頂】を発揮しましたね。
・誰もができない二刀流であんなに活躍するなんて、彼の【真骨頂】だと思います。

まとめ

愚の骨頂」とはこの上なくおろかという意味です。「骨頂」はもともと「骨張る(ほねばる)」という言葉から来ていて、この言葉を音読みして「骨張」となり、当て字で「骨頂」となった経緯があります。

愚の骨頂

「骨頂」という言葉は良い意味もありますが、愚という漢字とセットになって、「愚の骨頂」と使う時は悪い意味です。おろかという意味をさらに強調した言葉なので、強い批判の意味をこめて使われます。

そのため、ビジネスで使う場合には注意が必要です。意味を理解した上で、正しい使い方をしてください。

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