バナナスタンドの役割とは?
皮をむくだけで手軽に食べられるバナナは、食卓に欠かせない万能食材です。子どもからの人気も高く、朝食のデザートに、おやつに、ヨーグルトのトッピングにと、バナナを食べる家庭は多いことでしょう。しかし、バナナは非常にデリケートなフルーツです。テーブルの上にそのまま置いたり、房同士が重なっていたりすると、どんどん黒く変色し、味も劣化してしまいます。「バナナスタンド」は、バナナの収納のみならずおいしく長持ちさせる意味でも一役買ってくれるアイテム。まずは、バナナスタンドを取り入れるメリットを紹介します。
バナナをつるして傷みにくくする
バナナは、接触した面から色が変わる傷みやすい果物です。色鮮やかな黄色いバナナを購入したのに、数日で黒く変色していて焦って食べたという人もいるのではないでしょうか。バナナスタンドを利用した、つるす保存方法を取り入れるとバナナの劣化スピードを遅くできます。買ってきたバナナを房ごとつるすことで力が一カ所に加わるのを避け、房同士を重ねずに保存ができるのです。
また、つるすことにより、木に実っているのと近い自然な状態でバナナを追熟させることができる点もメリット。穏やかに熟成が進むため、より長い期間おいしくバナナを楽しむことができます。房の根元をスタンドのフックに引っ掛けるだけの簡単な方法で、見た目にも味にもよい影響をもたらせてくれるバナナスタンドは、日頃からバナナを食べる家庭ではとくに活躍するアイテムといえるでしょう。
バナナスタンドの選び方
バナナスタンドを用いるメリットが分かったところで、スタンドを選ぶ際はどのような点を意識して選んだらよいのでしょうか?一般的に、バナナスタンドはバナナを引っ掛けるフックの付いたシンプルな構造です。素材やデザインは、さまざまな種類のものが数多く販売されています。選ぶ際には、「安定感」「形状」「インテリア性」の3つのポイントに着目してみましょう。
グラつかない安定感
重量のあるバナナをつるしてもグラつかないよう、バナナスタンドは安定感があるものを選びましょう。本体に十分な重さがあり、土台が動かないものがおすすめです。一般的にスーパーなどで売られているバナナは3~6房でまとまっているものが多く、つるすと結構な重量になります。安定感がないバナナスタンドはつるしたときにグラついてしまい、大変危険です。
また、底にクッションや滑り止めが付いているものはテーブルに傷が付きにくく、多少の揺れでも倒れる心配がありません。小さな子どもがいる家庭でも安心して使えるため、購入する際は仕様をチェックしましょう。
整理しやすい形状
バナナスタンドは、主にキッチンやダイニングで使うことの多いアイテムです。目的や用途に合わせて、収納力や形状も確認しておきましょう。アイテムによっては、バナナ以外の果物や野菜、食品などが一緒に収納できるバスケット付きのものや、バナナをたくさんつるせるようにフックが2つ付いているものなど、さまざまなデザインの商品があります。
バスケットが付いていると散らかりやすいキッチン周りを片付けやすくなるため、収納場所を増やしたい場合に重宝します。ただし、バスケット付きのものはサイズが大きくなる傾向があるため、あらかじめ置き場所を決めておくと安心です。
部屋に合うインテリア性
鮮やかな黄色が目を引くバナナは、つるすだけで空間が華やかになり、キッチンやダイニング、リビングなどのインテリアとしても楽しむことができます。そのため、バナナスタンドを選ぶ際は、置き場所のインテリアに合ったものを選ぶのがおすすめです。
「木製タイプ」はナチュラルで温かみがあり、柔らかな雰囲気の部屋によくマッチします。使用されている木材の種類によって異なる雰囲気を楽しめるのが魅力。子どもが自分でバナナを取ったときに手が触れても、指紋などの汚れが目立ちにくいところもメリットです。
一方、「金属製タイプ」はスタイリッシュな見た目と耐久性の高さが特徴。傷つきにくくお手入れが簡単なので、長く清潔に使うことができます。シックで落ち着いた部屋でもインテリアの邪魔をせず、おしゃれに保存することができるでしょう。細身のデザインであれば、バナナをつるしていないときの存在感も押さえられます。
木製バナナスタンド
ナチュラルなインテリアには、木製のバナナスタンドがおすすめです。鮮やかな黄色いバナナと木製のバナナスタンドは、見た目の相性も抜群。キッチンやダイニングに温かみをプラスできる、木製のバナナスタンドを紹介します。
ぼん家具「バナナスタンド」
ぼん家具のバナナスタンドは、温かみのある天然木とスチール素材の組み合わせが印象的で、清潔感のあるナチュラルなデザインが魅力です。小振りのトレイが付いており、ちょっとした果物や野菜を置いておくのにも便利。ホワイトカラーのトレイは粉体塗装が施されているため、錆びにくく汚れにくいのもうれしいポイントです。トレイの裏面はクッション付きで、重いバナナをつるしてもグラつきにくい仕様になっています。コンパクトでかわいいデザインのバナナスタンドを探している人におすすめのアイテムです。
商品名:ぼん家具「バナナスタンド」
スワンソン商事「バナナスタンド」
こちらのバナナスタンドも、元々は樹液採取後に廃棄されていた木材が使用され、地球にやさしいアイテムです。大きめのフックでバナナをつるしやすく、本体は安定感がありグラつく心配もありません。環境にも配慮された素材と温かみのあるデザインが魅力的な、おしゃれなバナナスタンドです。
商品名:スワンソン商事「バナナスタンド」
不二貿易「木製バナナツリー ボヌール」
「Bonheur(ボヌール)」とは、フランス語で「幸せ」を意味する言葉です。キッチンに幸せを運ぶ様子をイメージしてデザインされた木と鳥のロゴ、そして天然木の木目調デザインから、やさしい温もりを感じます。耐久性に優れた強度のある木材を使用しているため、愛着をもって長く愛用することができるでしょう。本体は、付属のビス2本をプラスドライバーで締め上げるだけなので、力の弱い女性でも簡単に組み立てられます。
商品名:不二貿易「木製バナナツリー ボヌール」
金属製バナナスタンド
金属製のバナナスタンドは、上品な見た目と耐久性の高さが魅力です。シンプルなデザインのものが多いため、インテリアの邪魔にならないところもポイント。バナナを保存していないときにもオブジェとして楽しめる商品を揃えました。
ケユカ「Salmo バナナスタンド」
緩やかにカーブした曲線が美しいケユカのバナナスタンドは、バナナをつるしているときはもちろん、つるしていないときもオブジェとして空間に映えるアイテムです。本体のステンレスは、鏡面仕上げに加えて電解研磨されており、艶やかな光沢を放ちます。シンプルながらも、上品なバナナスタンドを探している人におすすめです。
商品名:ケユカ「Salmo バナナスタンド」
アレッシィ「Dear Charlie バナナスタンド」
小枝のようなフックのデザインが印象的な、クロームメッキのバナナスタンドです。洗練された見た目と耐久性・耐候性に優れた素材で、高級感のある仕上がりになっています。ベースとなる土台は適度な重量があるため、重いバナナをつるしても安心。裏面には滑り止めのゴムが付いており、ツルツルした面に置いてもずれにくい仕様に。いつものバナナが素敵なオブジェに変わる、特別なバナナスタンドです。
商品名:アレッシィ「Dear Charlie バナナスタンド」
佐藤金属興業「SALUS デイリーバナナツリー」
太めのステンレスを使用することで、重量のあるバナナをつるしても安定するように設計されたバナナスタンドです。ナチュラルな部屋にもシックな部屋にもなじみやすい汎用性のあるデザインなので、さまざまな空間にマッチします。洗練されたシンプルな作りは細部まで丁寧に作られた日本製。安心して長く使える点も魅力です。
商品名:佐藤金属興業「SALUS デイリーバナナツリー」
バスケット付きバナナスタンド
バスケット付きのバナナスタンドは果物や野菜だけでなく、お菓子や軽食などを保存しておく際にも便利です。バナナと一緒に、朝食で食べる食材をまとめて置いておくのもおすすめです。
山崎実業「バナナスタンド&フラワーバスケット2468」
かわいらしい花モチーフのバスケットが付いたバナナスタンドです。果物の色合いを邪魔しないホワイトカラーは清潔感があり、空間をパッと華やかにしてくれます。スタンドの高さは約35cmあるため、大きめのバナナでも余裕をもってつるすことが可能に。丈夫なスチール製なので、耐久性が高く長く使える点もポイントです。フラワーバスケットにカラフルな果物や野菜を乗せれば、毎日の食事の準備もより楽しくなることでしょう。
商品名:山崎実業「バナナスタンド&フラワーバスケット2468」
WINOMO「フルーツスタンド」
耐久性のあるロートアイアンを使用した丈夫な素材と、ユニークな猫脚が特徴のアイテムです。バナナをつるすフックは取り外しが可能なので、バナナを保存しないときはバスケットいっぱいに果物や野菜を収納できます。錆びを防止する水切りデザインで通気性がよく、食品を安心して保存できるでしょう。ブラウンカラーと猫脚のデザインがレトロさを醸し出し、部屋の雰囲気を一気に変えることのできるおしゃれなバナナスタンドです。
商品名:WINOMO「フルーツスタンド」
フィフェット「フルーツスタンド野菜バスケット」
収納力のあるものを探している人には、バナナフックの上下にバスケットが2つ付いたフィフェットの「フルーツスタンド野菜バスケット」がおすすめです。ごちゃごちゃしがちなキッチン回りも、すっきりと片付けることができます。上下のバスケットは取り外して個々に使うこともできるため、用途に合わせて使い分けが可能です。果物や野菜だけでなく、朝食用のパンやクラッカー、お菓子などの保存場所としても活用できます。
商品名:フィフェット「フルーツスタンド野菜バスケット」
バナナスタンドを作ってみよう
バナナスタンドのメリットは分かっても、どれだけ活用できるか分からず購入をためらう人もいることでしょう。利便性を確かめる上でも、身近なもので代用してみてはいかがでしょうか。「ワイヤーハンガー」や「S字フック」を使うことで、簡易的にナナスタンドを作ることができます。2つの方法について紹介するので、取り入れやすい方法を試してみましょう。
ワイヤーハンガーで作る
ワイヤーハンガーの素材と形状を生かせば、簡単にバナナスタンドを作ることができます。用意するものはワイヤーハンガー1本だけです。
1.ワイヤーハンガーの底面に当たる部分を下に引っ張る
2.フックが付いた上半分を、上方に持ち上げ、ひし形を作る
3.ワイヤーハンガーのフック部分を横に折り曲げて完成
きれいなひし形を作ることで、安定感のあるバナナスタンドになります。とはいえ、ワイヤーが細いため、重量のあるバナナをつるすと安定しにくくなってしまいます。大きめのバナナは避け、小振りのバナナをつるすようにしましょう。
S字フックを利用する
100円ショップでも簡単に手に入るS字フックを使えば、キッチンにある棚などに引っ掛けることで、簡単にバナナをつるすことができます。S字部分がしっかりと固定されるように、溝の深い場所や安定感のあるところなどに引っ掛けるようにしましょう。
空間を活用するなら、強力マグネットフックと併用するのがおすすめです。100円ショップで購入できる強力マグネットフックにS字フックを引っ掛け、バナナをつるすだけで簡単にスペースを有効活用しながらバナナが保管できます。
ちょっとした工夫でバナナはよりおいしくなります。つるす保存は見た目もおしゃれなので、手軽な方法から取り入れてみましょう。
▼あると便利なおすすめグッズ!