不調改善
ショウガはダイエットだけでなく、体の不調を改善するのにも効果を発揮すると言われています。
漢方アドバイザーの大木聡子さんによると、ショウガは風邪の引きはじめや悪寒、のどの不調などに良いそう。
「『風邪』という言葉は東洋医学からきていて、『風の邪』のこと。風のように症状が早く変わる特性をもつ邪気、つまりは現代で言うウイルスなどを指していますが、生姜には『解表』という効能があります。首の後ろ〜背中がゾクっと悪寒がする時は、風の邪気が体に入ってこようとしている時。こんな風邪の初期に、生姜は体を温め、体表に汗を散じることで邪気の侵入を防ぎます。
咳を止め、のどの痛みや痰を抑えてくれる作用もあります。ウイルス対策としても、のどの粘膜の状態を整えておくことは大切。のどを潤してくれる効果をもつ蜂蜜と生姜を入れたドリンク、生姜が入ったのど飴などもおすすめです」（大木さん）
健康あってのダイエット。体の元気を守ってくれる効果も期待できるとあれば、ショウガを食べない理由はないですね！
ショウガダイエットの注意点
食べ過ぎに注意する
いくらダイエットや健康に良いとされるショウガでも、食べ過ぎには注意が必要です。食べ過ぎると胃や腸を刺激して、胃痛や腹痛を引き起こしてしまう可能性があるのだそう。
ショウガの1日の摂取目安量は10g程度と言われているため、適量を摂取するようにしましょう。
食事内容を見直す
ショウガダイエットと言っても、ショウガさえ食べていれば劇的に痩せるというものではありません。
ショウガを取り入れ代謝を上げつつ、野菜やたんぱく質中心のヘルシーな食事を心がけることが大切です。
ダイエット王子・小山圭介先生によると、ダイエットを成功させる食事のコツは以下の7項目。
1. 和食（お米や野菜、魚など日本人が昔から食べてきたもの）を見直す
2. (プライス的に)高いものを食べる
3. 添加物を控える
4. 脂質を抑える
5. 野菜の量を増やす
6. よく噛む
7. 食べる順番を考える
決して厳しいカロリー制限が必要なわけではなく、７項目すべてをストイックに実践する必要もないと言います。
「できるところ、やってみたいと思えるところから始めるのが大事ですよ〜」（小山先生）
バランスの良い食事を意識することができれば、ショウガダイエットの効果がさらに実感できるはずです。
ショウガダイエットにおすすめのレシピ
【ほっとする優しい味わい】参鶏湯風スープ
【作り方】
1. ネギを食べやすい大きさにカット。ショウガはスライスしたものとすりおろしたものを用意。にんにくは皮を剥いておく。
2. 鶏の手羽先にフォークで穴を開ける。
3. 炊飯器に1と2を入れ、米を少々、塩ひとつまみ、水をかぶるくらいに入れたら炊飯する。
4. 仕上げにごま油を適量回しかけたら出来あがり！
【体を芯から温めてくれる】チャイニーズジンジャーエッグスープ
【作り方】
1. 鍋にごま油をひき火にかけ、香りが出たらショウガを加え軽く炒める。
2. 1に水、中華スープの素を入れ、こしょうを加えてひと煮立ちさせる。
3. 火を弱め、水溶き片栗粉でとろみをつける。
4. ゆっくりと溶き卵を入れてかき混ぜ、仕上げに青ネギを加えたら出来あがり！
【ボリューム感にお腹も満足】餃子鍋
【作り方】
1. ネギの青い部分を斜めに切り、ショウガをスライスする。
2. 鍋に1、手羽先、水を入れ、塩としょうゆで味付けをし、しばらく煮込む。
3. 2に冷凍餃子、お好みの具材を入れ、火が通ったら出来あがり！
【トロトロの豆乳鍋風】豆乳豆腐
【作り方】
1. 絹ごし豆腐1丁を深めの皿に置き、少し崩してから無調整豆乳を加え、電子レンジで2分加熱する。
2. 仕上げに、しょうゆまたはポン酢しょうゆ、ショウガ、ネギ、かつお節をたっぷりかけたら出来あがり！
【体調がすぐれない日におすすめ】鶏ささみとオクラのねばねば白だしスープ
【作り方】
1. 鶏ささみをそぎ切りにし、片栗粉をまぶす。
2. オクラと長ネギをタテ半分に切り、斜めの薄切りにする。
3. 鍋に水（360ml）、「ヤマキ 割烹白だし」（40ml）を入れ火にかけ、煮立ったら1、2を加えすぐに火を止め蓋をする。
4. 2〜3分蒸らしたら器に盛り付け、仕上げにおろしショウガをのせて出来あがり！
▲ヤマキ 割烹白だし 500ml
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