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LIFESTYLE 四字熟語

2024.06.19

「一喜一憂」とは喜んだり心配したりと心が揺れ動くこと! 一喜一憂する人の特徴や対策を紹介【専門家監修】

 

「一喜一憂」は、小さなことにも心が反応して、喜んだり不安になったりすることを意味します。「一喜一憂」の言葉の成り立ちや使い方、例文、類似表現などを詳しく紹介します。

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上司や気になる人から言われた些細なことで、嬉しくなったり、悲しくなったりすることはありませんか? 「一喜一憂しやすくて、疲れてしまう」とお悩みの方もいるかもしれませんね。本記事では、一喜一憂しやすい人の特徴や改善方法を紹介いたします。

「一喜一憂」の意味

「一喜一憂」の読みは「いっきいちゆう」喜んだり心配したりと心が揺れ動くことを意味します。

【一喜一憂】いっきいちゆう
[名](スル)状況の変化に応じて、喜んだり心配したりすること。「試合の途中経過の報に―する」
『デジタル大辞泉』(小学館)より引用

一進一退の攻防を繰り返しているスポーツの試合を観戦している時の心情も、「一喜一憂」を使って表現できます。

喜ぶ女性

(c) Adobe Stock

「一喜一憂」する人の特徴

一喜一憂してしまう人には、共通する特徴があります。「些細なことで一喜一憂しやすい」という方は、チェックしてみてくださいね。

1:感情を引きずってしまう

一喜一憂する人は、ネガティブな感情を引きずってしまいやすい面があるようです。人から褒められて「やった!」と喜んでいたと思ったら、上司から「調子に乗るな」と言われて落ち込んでしまうなど。悲しみや悔しさなどの感情を引きずって、なかなか目の前のことに集中できないということもあるようです。

2:期待しすぎてしまう

一喜一憂する人は、相手に対して期待しすぎてしまう一面も。例えば、気になっている人とのメールで、相手が社交辞令のつもりで、「また会いましょうね」といった言葉を間に受けて、「もしかして、気があるのでは?」と勘違いしてしまうこともしばしば。

けれど、いつまでたってもお誘いのメールが来ることはなく、「単なる社交辞令だったのか…」と気づき、がっかりしてしまうこともあるでしょう。他者が放った些細な一言に、過剰に期待しすぎてしまうところがあるようです。

3:無邪気な性格

一喜一憂する人は、無邪気で感情表現が豊かな長所もあります。「嬉しい」「悲しい」「悔しい」などの感情が豊かであることから、ちょっとしたことに反応して、感情が溢れ出してしまうのでしょう。天真爛漫で素直な性格でもあるので、親しみが持てるキャラクターでもありますね。

「一喜一憂」しない方法

嬉しいことがあったと思ったら、落ち込んだり、ジェットコースターのように気分が上がったり下がったりするのはしんどいですよね。一喜一憂しない方法を身につけておくと、気が楽になるはずですよ。

失恋した女性

(c) Adobe Stock

1:あまり期待しすぎない

他人から言われたことに振り回されて、一喜一憂してしまうようであれば、他人が言ったことにあまり期待しすぎないように心がけてみることも必要です。取引先に「またよろしくお願いします」と言われたり、気になる彼から「またどこか食事に行こう」と言われたとしても、「そういう機会があれば嬉しいな」と軽く思うくらいがちょうどいいかもしれません。

2:気持ちを切り替える方法を身につける

一度ネガティブな感情になると抜け出せないという人は、自分に合った気持ちを切り替える方法をいくつか持っておくといいでしょう。友達に話を聞いてもらったり、カラオケで歌ってストレス発散したり、ジムで思い切り体を動かすのも良いですね。

思いのほか有効なのは、声に出して「さあ、気持ちを切り替えよう!」といってみること。ネガティブな感情に引きずられてしまうのは、その感情にまつわる事をぐるぐると考えてしまうから。頭の中で繰り広げられるネガティブなおしゃべりを断ち切るために、あえて声に出して宣言してみましょう。

3:ぶれない芯を作る

自分に自信をつけることで、他人の意見に振り回されなくなり、一喜一憂する機会も減っていくはず。夢や目標など、自分の中のぶれない芯を作って、それに向けて努力することが大切です。「自分はこうする」という目標を設定することで、それ以外のことに気を取られているのがくだらないと感じるようになるものです。

「一喜一憂」の3つの類似表現

「一喜一憂」を言い換える際に活用できる表現を紹介します。

喜怒哀楽(きどあいらく)

「喜怒哀楽」は人間の代表的な感情である喜びと怒り、哀しみ、楽しみを意味する言葉です。感情の移り変わりを表す表現として用いられます。

ただし、「一喜一憂」のように些細なことに喜んだり心配したりといった、感情の起伏が大きいことを否定的に捉えているわけではありません。

▼あわせて読みたい

悲喜交交(ひきこもごも)

「悲喜交交」は、悲しみと喜びを代わる代わる味わう様子を描写した言葉です。注意したいのは、「悲喜交交」という言葉は、一人の人間の喜びと悲しみの感情を表しているということ。

例えば、「悲喜交交の様子を見せる人々」というように、喜ぶ人と悲しむ人が入り乱れているという意味で使うのは誤用です。注意しましょう。

一進一退(いっしんいったい)

「一進一退」は、進んだり戻ったりする様子を表し、接戦で競い合っているスポーツの試合中継などでも用いられる表現です。また、良くなったり悪くなったりという意味もあるため、病状を表す際に「一進一退」を耳にした方もいらっしゃるでしょう。

感情が揺れ動くことを意味する「一喜一憂」とは違い、「一進一退」はものごとの前後移動や状況の進退を指して使われます。

「一喜一憂」を用いて形容できる2つのシーン

「一喜一憂」は、恋愛しているときや、スポーツ観戦などの場面で使われます。それぞれの使い方を紹介しましょう。

「一喜一憂」の使用頻度が高いシーン
  1. 恋愛時
  2. スポーツ観戦

恋愛時

恋愛における「一喜一憂」は、相手の些細な行動に心が大きく揺れ動いてしまう様子を表します。円満な恋愛というよりは、片思いの相手との駆け引きや、わがままな相手に振り回されるシーンで使われることが多いです。

例えば「彼からのメッセージに、一喜一憂してしまう」などというように、使います。相手にどっぷりとハマり、落ち着きのない様子が伝わってきますね。

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