「誠心誠意」を使った営業トーク
営業トークにおいて大切なことは、自身の誠意を相手に伝え、信頼してもらうことです。そのため営業トークの際にも「誠心誠意」という言葉が役立ちます。営業トークのひとつとして「誠心誠意」を使う場合には、次のようになります。
「さらなる品質向上を目指して、誠心誠意努めてまいります」
このような言い回しをすることで、誠実さをアピールできるでしょう。
「誠心誠意」の類義語
「誠心誠意」のように、嘘のない正直な気持ちを表した言葉は、他にもたくさんあります。言い換え表現として覚えてみてはいかがでしょうか?
一意専心(いちいせんしん)
「一意専心」とは、他の事柄に心を動かされず、一つに集中することを指します。集中力を持って、一つの目標や課題に取り組む姿勢を表す言葉で、成功や成果を生むための重要な要素と言えますね。
【例文】
・彼は一意専心、研究に取り組んでいます。
一生懸命(いっしょうけんめい)
「一生懸命」とは、命を懸けて事に当たることを表す表現です。全力を尽くして取り組む姿勢や、ひたむきな努力を示す言葉で、強い意志と決意を感じさせます。
・【例文】
彼女は一生懸命に仕事に取り組んでいます。
一心不乱(いっしんふらん)
「一心不乱」は、心を一つの物事に集中させ、よそ見をしない様子を表しています。どんな困難や誘惑にも惑わされず、目標に向かってひたむきに努力する姿勢を意味します。
【例文】
・彼は一心不乱に勉強しています。
虚心坦懐(きょしんたんかい)
「虚心坦懐」は心にわだかまりがなく、さっぱりとした心持ちを表した言葉です。偏見や先入観を持たず、ありのままの姿勢で物事に向き合うことを示しています。
【例文】
・彼は虚心坦懐に意見を聞いています。
「誠心誠意」の対義語
嘘偽りがなく、正直な気持ちを表した「誠心誠意」とは対照的に、行動が軽々しい、真実を捻じ曲げるといった反対の意味をもつ言葉もあります。「誠心誠意」の対義語は以下の通りです。
軽佻浮薄(けいちょうふはく)
「軽佻浮薄」とは、行動が軽々しく、どこか気分が浮ついた状態を表す言葉。慎重さや真剣さを欠いている様子を指します。
【例文】
・彼の軽佻浮薄な態度は信用できません。
不義理(ふぎり)
「不義理」とは、文字通り義理を欠いている姿を指して使われています。他人に対して責任を果たさず、信頼を裏切るような行動を表す言葉です。
【例文】
・彼の不義理な行動は、周囲の反感を買いました。
曲学阿世(きょくがくあせい)
また、権力者や世間の人から気に入られようと、事実を捻じ曲げる行いをしてしまうことを指す「曲学阿世」も、「誠心誠意」の対義語です。
【例文】
・彼の行動は曲学阿世そのものでした。
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最後に
「誠心誠意」は、偽りのない、正直な気持ちを伝えるときに役立つ四字熟語です。相手に対して自分の正直さや、誠実さをアピールできる言葉であるため、ぜひ日頃から活用してみてくださいね。
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