【目次】
・まつ毛が抜ける原因って?
・一度抜けたまつ毛は生えてくる?
・健康的なまつ毛を育むための対処法
まつ毛が抜ける原因って?
ビューラーによるまつ毛への負担
(C)Shutterstock.com
まつ毛が抜ける原因のひとつに「ビューラー」があると言われています。
朝の忙しい時間、メイクになかなかゆっくりと時間を取れず、あたふたしながらビューラーを使っているという人も多いのではないでしょうか。しかしビューラーは正しく使えていないと、まつ毛へのダメージの原因になってしまいます。
例えばビューラーでまつ毛を挟むとき、力を入れすぎていませんか?
これはまつ毛が傷んだり抜けたりする原因になります。また、強い力でビューラーを握るのは、フレームやゴムの破損にもつながります。そんなビューラーでまつ毛を挟むのは、まつ毛にいいとは言えませんよね。
クレンジングによるまつ毛への負担
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アイシャドウやマスカラなど、アイメイクのクレンジングを正しく行えていない場合、これもまつ毛が抜ける原因に。まつ毛が抜けるだけでなく、目元の油分が奪われて大きなダメージへとつながってしまいます。
クレンジングは顔全体を一気に落とすのではなく「アイメイクリムーバー」「コットン」「綿棒」を使って部分的に先に落とすことが重要です。
まつ毛パーマやエクステによるまつ毛への負担
自然なカールが手に入れられるまつ毛パーマや、ボリュームをしっかり出すことができるまつ毛エクステ。
ビューラーによるまつ毛へのダメージが少ないことはメリットですが、決してまつ毛へのダメージはゼロではありません。まつ毛パーマは薬剤を使用しまつ毛をカールさせます。まつ毛エクステはエクステを自分のまつ毛に装着していくため、どうしても抜けやすい状態になってしまいます。
ストレスが原因の可能性も
まつ毛が抜ける原因として「ストレス」も関係していると言われています。
ストレスが溜まることで血流が滞り、栄養が行き渡らなくなってしまう可能性があるのだそう。美髪を保つとされる女性ホルモン、エストロゲンのバランスが乱れてしまうとも言われているそうです。
一度抜けたまつ毛は生えてくる?
まつ毛にも毛周期がある
まつ毛には、髪の毛や眉毛と同じように「毛周期」というメカニズムがあります。個人差はありますが、毛周期の段階は以下。
・成長期:毛が生えてきて伸びる
・退行期:毛の成長が止まり、抜ける準備に入る
・休止期:毛が抜け落ちる
1サイクルが3週間〜4ヶ月ほどと言われているので、髪の毛に比べ短いサイクルだそう。まつ毛が自然に抜けた後は、基本的にはまた新しいまつ毛が生える準備に入ると言われています。
そのため、まつ毛が抜けるたびにいちいち深く気にする必要はないようです。
健康的なまつ毛を育むための対処法
クレンジング方法を改める
これまでアイメイクのクレンジングを適当にやっていた…という人は、まずクレンジングのやり方を見直してみましょう。
まつ毛への負担が少ない正しいクレンジング方法は以下。
1. コットンにアイメイクリムーバーを含ませる。
2. 1を目元に10秒間押し当ててメイクを浮かす。
3. まつ毛の生え際から毛先へ、優しくコットンを滑らせる。
4. 新しいコットンに再びアイメイクリムーバーを含ませる。
5. コットンをまつ毛の下に当て、綿棒で丁寧にマスカラを落とす。
まつ毛美容液を習慣にする
▲UZU まつげ美容液
健康的なまつ毛をキープするためには、まつ毛美容液を活用するのもひとつです。
まつ毛美容液はあくまでまつ毛をケアするもので、まつ毛の育毛を促進するものではありませんが、ケアを継続することでまつ毛が生えやすい環境が整い、結果的に「伸びた」「増えた」と感じる人は多いよう。
継続的なケアでまつ毛のハリやコシが生まれることも期待できるので、まつ毛美容液を日々の習慣にしてみることをおすすめします。
まつ毛美容液を選ぶときは、配合されている成分をチェックしましょう。
まつ毛のダメージを補修したい場合
パンテノール、ケラチン、加水分解エラスチン、加水分解シルク、セラミド、ヒアルロン酸、コラーゲンなど。
ハリ・コシのあるまつ毛に育てたい場合
クロスポリマーやヒドロキシエチルセルロースなどの合成ポリマー。
まつ毛を長くしたい場合
フラーレン、キャピルシルなど。
自分の目的に合わせた成分配合のアイテムを探してみてくださいね。
規則正しい生活も大事
まつ毛も体の一部。生活習慣がまつ毛を始めとする体毛の生え方や質に影響すると言われています。
まずは規則正しい生活です。せっかくまつ毛の育毛を促すような食事をしたとしても、体内に栄養素を取り込めなければ意味がありません。栄養素を運ぶ働きをするのは血液。健康的なまつ毛を育むために、血流が阻害されないよう体が冷えない生活習慣が大切です。
そのためにはしっかりと朝食をとり運動をし、入浴時には湯船に浸かるなどのポイントを意識すること。
また、ストレスも血流や体温調整が乱れる原因になります。ストレスを溜めないような工夫も、まつ毛を守るためには大切なことなのです。
まつ毛貧毛症の場合は病院で治療する
まつ毛が通常より少ない、短い、細いと感じる人は、もしかしたら「まつ毛貧毛症」という病気に該当する可能性が。
もし何をやっても改善しないのなら、医療機関を受診してみましょう。まつ毛貧毛症と診断された場合、処方薬の処方を受けることができます。
治療は保険適用外ですが、より効果的なまつ毛の育毛を実現したい人は、一度受診してみても良いかもしれません。