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2022.02.15

カラオケの定番「十八番」の意味とは? 由来や使い方、類語、英語表現を紹介

「十八番」という言葉を耳にしたことはあっても、意味について曖昧という人も多いでしょう。今回は、「十八番」の由来や使い方、類語や英語表現も紹介します。

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「十八番」の意味や由来とは?

「十八番」とは、一般的には「おはこ」と読み、「得意なものごと」を意味する言葉。漢字、読み方、意味に関連性がないため、その由来について疑問に思ったことはないでしょうか? まずは、「十八番」の意味や由来を一緒に見ていきましょう。

意味

「十八番」は、「おはこ」もしくは「じゅうはちばん」と読みます。意味は主に2つあり、「得意なものごとや芸」と「人がよくやる動きや癖」です。もとは、「その人が得意とする、とっておきの芸」の意味でしたが、転じてその人がよくする動作や、口癖などのこともあらわすようになりました。ちなみに「十八番」は、「御箱」という漢字に書き換えても、同様の意味で使うことができます。

由来

「十八番」という言葉は知っているものの、なぜ「十八」という数字が使われているのか、なぜ「十八番」と書いて「おはこ」と読むのか、いろいろと疑問に思うかもしれません。「十八番」の由来となった話を見て、それらの謎を解いていきましょう。

「十八番」の最も有名な由来は、江戸歌舞伎の家系・市川家の話がもととされる説です。1832年、七代目市川團十郎が、市川家が得意とする18つの演目を「歌舞伎十八番」と称し、制定しました。その後、これらの台本を箱に入れて大切に保管したことから、「十八番」=「おはこ」という言葉ができたのだそうです。

ちなみに、市川家の「歌舞伎十八番」には、「勧進帳(かんじんちょう)」「助六(すけろく」「暫(しばらく)」などがあり、人気のある演目として、今もなお上演されています。

十八番意味語源由来使い方例文

そのほか、仏教の阿弥陀様が修行中にたてた48の約束「四十八願(しじゅうはちがん)」のうち、18番目のものが一番優れていたため、「十八番」=得意なことになったとされる説もあります。

使い方を例文でチェック!

続いて、「十八番」を使った例文を見ていきましょう。歌舞伎が由来とされる「十八番」ですが、日常生活で使えるシーンはいくつもあります。「十八番」は、「得意なものごと」と、「その人がよくやる動作や癖」の2つの使い方ができますので、それぞれ紹介していきましょう。

1:「酔いがまわってくると、毎回上司は十八番の曲を歌う」

日常生活で「十八番」が一番よく使われるのは、カラオケのシーンではないでしょうか。カラオケにおける「十八番」とは、その人が得意とする曲や、持ち歌のこと。例文では、上司が毎回歌う曲のことを「十八番」としてあらわしています。

また、カラオケに行くと「十八番の曲は何ですか?」と聞かれることも少なくありません。意味をしっかり理解しておいて、すぐに答えられるようにしておきたいところです。

十八番意味語源由来使い方例文

2:「あのものまねは彼の十八番だ」

飲み会や忘年会などで、得意なものまねを披露して、その場を盛り上げてくれる人が思い浮かぶでしょう。そうしたものまねも、「十八番」といえます。そのほかにも、その人が得意とする手品や、一発芸、話のネタ、料理などについても「十八番」として使えます。

3:「彼氏とケンカするとすぐに別れると言い出すのは、友だちの十八番だ」

「十八番」は、たいてい「得意なものごと」の意味で使われますが、「その人がよくやること」に対しても使うことができます。この例文からは、彼氏とケンカをするたびに別れると言う友だちのことを、すこしあきれ気味に言っている様子が伺えます。

「その人がよくやること」は、もちろんポジティブなことに関しても使えますが、たいていは、悪い癖や、良くない習慣などに関して使われることが多いです。

類語や言い換え表現とは?

「十八番」の類語には、「お家芸」「得意技」などがあります。そのほか、「悪癖」も使いようによっては、言い換え表現になるでしょう。それぞれの解説をしっかりチェックしてみてください。

十八番意味語源由来使い方例文

1:お家芸

まず、「十八番」の類語にあげられるのは、「お家芸(おいえげい)」です。意味は、「その家に伝わる伝統的な芸」と、「得意なものごと」の2つ。もともとは、歌舞伎や能、狂言などの伝統芸能において、その家に代々伝わる芸のことをさしていました。それが転じて、現在では広く「(個人が)得意とするものごと」という意味でも通用しています。

ちなみに、「お家芸」は皮肉を込めて使われることも。例文を見てイメージを膨らませてみてください。

《例文》
・柔道は日本のお家芸のスポーツといえる
・核心に迫られると論点をずらすのは、あの人のお家芸だ

2:得意技

馴染みのある「得意技」という言葉も、「十八番」の類語といえるでしょう。あらためて意味をおさらいすると、スポーツにおける「相手によく勝てる技」という意味と、「その人が得意とすること」の2つの意味があります。それぞれ例文をチェックしておきましょう。

《例文》
・いま最も注目されている若手選手の得意技は、背負い投げだ
・理論武装は彼の得意技だ

3:悪癖

「悪癖」は、「あくへき」もしくは「わるぐせ」と言います。意味は、文字通り、「悪い癖」や「悪い習慣」のこと。「十八番」は得意なものごとを意味する言葉なので、100%同じであるとはいえませんが、文脈によっては言い換え表現になります。

例えば、使い方の項の例文3で紹介した「十八番」=ケンカするたびにすぐ別れると言うことは、悪い癖といえます。そのため、こうした場合には、「悪癖」も「十八番」の類語といえるでしょう。

《例文》
・毎回酔い潰れるまでお酒を飲んでしまう悪癖を直したい

英語表現とは?

「十八番」は「その人が得意とするものごと」であると説明しました。英語で表現すると、「one’s favorite」「one’s specialty」「one’s forte」が「十八番」の英語表現になります。そのほか、得意な話題を意味する「hobbyhorse」も使えるでしょう。それぞれ例文も紹介します。

・That is my favorite song.(あれは私の十八番の曲です)
・This is her specialty.(これは彼女の十八番だ)
・Dancing is my daughter’s forte.(ダンスは娘の十八番だ)
・He started on his hobbyhorse.(彼はお得意の話を始めた)

最後に

「十八番」の読み方や意味は知っていても、その由来については初めて知ったという人も多かったのではないでしょうか? 歌舞伎の市川家に代々伝わる演目がきっかけとなって、「十八番」という言葉ができたのは意外ともいえます。この機会に、自分の「十八番」や、周りの人の「十八番」を思い浮かべてみるのも面白いかもしれません。

 

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