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「金字塔」の意味や読み方とは?
「金字塔」と漢字で書いてあると、スラリと読めないこともあるかもしれません。まずは正しい意味や読み方をチェックしていきましょう。
■読み方や意味
「金字塔」は「きんじとう」と読み、意味は以下の通りです。
1 ピラミッド 2 後世に永く残るすぐれた業績。不滅の業績。(<小学館 デジタル大辞泉>より)
「金字塔」は、後の世にも語り継がれるような偉業のことをいいます。
「金字塔」の語源とは?
上記にもあるように、「金字塔」とはエジプトのピラミッドのこと。「金の字に似ている塔」ということから由来します。ピラミッドは古代に造られ、現在にも残る偉大な建造物であることから、偉大な業績の代名詞として「金字塔」と表現されるようになりました。
また、日本語と中国語における「金字塔」の意味は、ほぼ同じ。しかし、現在日本では、ピラミッドのことを「金字塔」とあまりいいませんよね。しかし中国で「金字塔」は「ピラミッド」のことをいい、「偉業」という意味で「金字塔」と表現することはあまりないようです。
「金字塔」の使い方を例文でチェック
「金字塔」の意味や語源がわかったところで、次はどの様に使うのかを例文でチェックしていきましょう。
「彼は数々の金字塔を打ち立てた野球界のスーパールーキーだ」
「金字塔を打ち立てる」、この言葉はスポーツのシーンなどでよく見聞きする表現ですよね。「打ち立てる」とは「物事を確立すること」という意味です。つまり「金字塔を打ち立てる」とは、「後世に残るような偉大な業績を確立すること」。スポーツのシーンでは、前人未到の新記録を樹立した時などによく使われる表現です。
「彼女は音楽界の金字塔的存在だ」
「金字塔的存在」とは、「後の世にも語り継がれるような偉大な存在」というニュアンスの表現。このフレーズは、「彼女は音楽界で今後も語り継がれていくような偉大な存在だ」ということをいっています。
「この業界の金字塔となれるよう努力する」
「金字塔となる」とは、「偉大な業績をあげる」や、所属している場所において、ずっと名前が残るような偉業を成し遂げることをいっています。
「金字塔」の類語や言い換え表現とは?
「金字塔」の言い換え表現には「業績」・「偉業」・「功績」・「レコード」が挙げられます。詳しい意味や例文をみていきましょう。