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LIFESTYLE雑学

2022.07.15

【雨後の筍】ってどんな言葉?どんなシーンで使える?



「雨後の筍」という言葉を聞いたことがありますか?日常的に使われる言葉なので、一度は聞いたことがあるかもしれませんね。「おなじような性質のものや事象が次々に現れる、起こる」という意味ですが、ポジティブな意味だけではなく、ネガティブな意味でも使われることに注意してください。正しい意味を知って適切に使えるように、例文や会話の例を見てみましょう。

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「雨後の筍」ってどんな言葉?

「雨後の筍(うごのたけのこ)」ということわざがあります。あまり日常的に耳にする言葉ではないかもしれません。しかし、日常的に使えることわざであり、知っておくととても便利です。「雨後の筍」は言葉通り、筍に関する「ある姿」から生まれた言葉です。では筍のどのような姿を元に言葉ができたのか、見ていきましょう。

雨後の筍

「雨後の筍」の意味

「雨後の筍」という言葉には、以下のような意味があります。

物事が次々に現れたり、起こったりすることのたとえ

出典元:精選版 日本国語大辞典

トラブルが次々に起こったり、協力者が次々に現れたりする場合に対して「雨後の筍のように〜」と表現できます。筍と聞くとまず「成長が早いこと」を表現するために使われるイメージがあります。しかし、「雨後の筍」ということわざに関しては、成長が早いという意味ではなく、次々に現れるという意味で使われます。「雨後の筍」を用いる際は、注意してください。

「雨後の筍」の語源

そもそも、なぜ「雨後の筍」という言葉が「次々に物事が起こる」といった意味で使われるようになったのでしょうか。このことわざは、筍という植物の「ある性質」が起源となっています。

筍には成長が早いことの他にも「雨上がりに地面から出てくる」といった性質を持っています。雨上がりになると、次々に筍が地面から顔を出す姿を元に「雨後の筍」ということわざが誕生しました。また、同じような筍が現れることから、「雨後の筍」には「似た性質のもの」が次々に現れるといった意味合いで使われます。たとえ物事が次々に起こったとしても、性質の異なるものは「雨後の筍」と表現しません。

「雨後の筍」の使い方は?

では実際に、「雨後の筍」という言葉を日常の中で用いる場合には、どのような使い方をするのでしょうか。言葉というのは意味を知るだけでなく、実際に使ってみることで初めて、習得できるもの。つまり、言葉を深く理解するためには、具体的な使い方までを理解していなければならないということです。本章では「雨後の筍」を会話と文章、それぞれで使う場合の具体例を解説します。

雨後の筍

「雨後の筍」の例文

文章のなかで「雨後の筍」を使いたいときには、以下の例文を参考にしてください。

・一人の野球選手が海外リーグに挑戦したことをきっかけに、【雨後の筍】のように他のスポーツ選手も海外進出を始めた
・芸能人のスキャンダルが発覚すると、【雨後の筍】のごとく、他の芸能人のスキャンダルまで発覚する
・コロナウイルスが蔓延してからというもの、まるで【雨後の筍】のように飲食店の閉店ラッシュが始まった

「雨後の筍」の会話例

雨後の筍を会話のなかで使う場合には、以下の会話例を参考にしてください。

Aさん「業務スーパー、行ってみたいんだけど家の近くになくて」
Bさん「うちの周りにはいくつかあるよ。話題になってから、【雨後の筍】みたいに増えたんだ
Aさん「そうなんだね!今度遊びに行かせて欲しいな」

類義語・言い換え表現は?

「雨後の筍」は、他の言葉に言い換えることもできます。短期間で語彙力を上げるコツは、ひとつの言葉を習得するときに、類義語や対義語なども合わせて覚えてしまうことです。そして、似た意味の言葉をひとつのグループとして理解しておきましょう。「雨後の筍」には、対義語がありませんので、本章では類義語や身近な言い換え表現を解説します。

雨後の筍

「雨後の筍」の類義語

「雨後の筍」の類義語としては「矢継ぎ早(やつぎばや)」という言葉が挙げられます。「矢継ぎ早」という表現も、「雨後の筍」と似たように「立て続けに」物事を行うという意味があります。

しかし、両者には微妙なニュアンスの違いがあります。「矢継ぎ早」という言葉は、「雨後の筍」よりも「短期間に物事が起こる」といった意味合いが強くなります。高速で飛ぶ「矢」を用いた表現であることから、このようなニュアンスが含まれると考えられます。

「雨後の筍」の言い換え表現

慣用句やことわざの他にも、身近な表現でも「物事が次々に起こること」を表現できます。日頃から使っている方も多い、「雨後の筍」の言い換え表現には、以下のような言葉が当てはまるでしょう。

・模倣
・続出
・コピーする
・次々に

いずれの言葉も、似た物事(事象)が相次いで起こるさまを表現した言葉です。なかでも「続出する」「次々に」という表現は、「雨後の筍」と同じ意味で使われることの多い言葉です。「模倣」「コピーする」は、何かを真似るといったニュアンスが含まれるため、「雨後の筍」と全く同じ意味で使われるわけではありません。

「雨後の筍」にまつわるアレコレ

ここまでの内容から、「雨後の筍」という言葉の意味や使い方については、理解いただけたでしょうか。本章では、「雨後の筍」をより深く理解するため、筍がすぐに伸びる理由や、植物を使ったその他の慣用表現などを、豆知識として解説します。思わず「へぇ〜そうなんだ」と言いたくなるような豆知識なので、ぜひ参考にしてください。

雨後の筍

筍がすぐに伸びる理由は?

筍は、成長が早い植物として知られています。およそ3ヶ月で8メートルほど成長する品種もあるといいます。筍が、なぜそれほど早く成長するのかは、茎の伸び方に理由があります。

通常の植物は、茎のてっぺんのみが伸びていくのに対して、筍は「節」ごとに成長していきます。簡単にいえば、何箇所もの茎が同時に伸びていくということです。全体が同時に伸びることで、数ヶ月で何メートルも成長することができるのです。

植物に関連した慣用句

「雨後の筍」の他にも、植物に関連した慣用句はたくさんあります。代表的な言葉として以下3つを紹介します。

・竹を割ったよう
・柳に風
・種を明かす

「竹を割ったよう」とは、竹が一直線に割れるという特徴を持つことから、気性がさっぱりしていることを表す言葉です。「柳に風」は、柳が風向きに合わせて揺れることから、流れに逆らわず、穏やかにあしらうという意味で使われる慣用句です。
「種を明かす」とは、種が植物の元となることや地中に埋まっていて見えないことから、仕掛けを明らかにするといった意味で使われています。

まとめ

「雨後の筍」という言葉について、その意味や語源、使い方、豆知識などを幅広く紹介しました。雨上がりに筍が次々と顔を出す姿から、現在の意味で使われるようになった「雨後の筍」。

雨後の筍

ポジティブな意味として使われることもありますが、ときにはネガティブな意味として用いられる場合もあります。使用するときは、注意してください。

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写真・イラスト/(C) Shutterstock.com

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