長寿命な「LED」も検討する
蛍光灯を交換する際は、LEDも視野に入れてみましょう。一般的にLEDは、消費電力や電気代が蛍光灯に比べて半分以下といわれており、長寿命なところが特徴です。
また、LEDが発する光には、紫外線が含まれていないものがほとんどであることもポイントです。紫外線が含まれていると、特定の虫が集まってきたり、絵画やインテリアなどの劣化が早まったりします。
ただし、LEDは蛍光灯よりも価格が高く、初期投資を抑えたい人には不向きの場合も。全ての照明をLEDに交換すると、出費がかさんでしまうこともある点は押さえておきましょう。
LEDに交換する際の注意点
蛍光灯からLEDに交換する際は、使っている照明器具がLEDに対応しているかを確認しましょう。
照明器具の中には、工事不要でそのままLEDを使えるものもありますが、電源の接続方法をはじめとする仕様が異なる場合、照明器具の取り換え工事が必要なケースもあります。
もし、蛍光灯専用の照明器具にLEDを装着した場合、発火や感電といった事故の原因にもなり得ます。照明器具がLEDに対応しているか分からない場合は、専門業者や電気店などで相談の上、必要に応じて工事の依頼を検討しましょう。
【目次】
蛍光灯の交換や処分方法
古くなった蛍光灯は、正しい方法で交換や処分をする必要があります。普通ゴミとしては処分できないため、あらかじめ処分方法を確認しておきましょう。
蛍光灯の交換方法と、その後の処分について解説します。
蛍光灯の交換の仕方
まず、実際に蛍光灯を付け外しする前に必ず電源を切り、万が一に備えてブレーカーを落とすことを忘れないようにしましょう。感電する恐れがあるため、ぬれた手で作業するのもNGです。
蛍光灯の交換方法は、蛍光灯の形によって異なります。蛍光灯が真っすぐで両端が固定されている「直管形蛍光灯」の場合、交換方法は以下の3パターンがあります。
●回転式…90度回転させて付け外しする
●はめ込み式…片側に押し込むように動かして付け外しする
●スライド式…両端の部品を真ん中に向かってスライドさせて付け外しする
丸い形をした「丸形蛍光灯」の交換方法は、以下の通りです。
1.慎重に電源プラグを抜く
2.支えになっている金具を外す
3.新しい蛍光灯を、逆の手順で取り付ける
なお、蛍光灯が2重になったタイプの場合は、最初に内側を、次に外側を交換するとスムーズでしょう。
【種類別】蛍光灯の外し方|交換のサインや注意点も確認しよう | Domani
処分は自治体の回収や電気店で可能
蛍光灯を処分する方法には「自治体のルールに従って処分する方法」と「電気店に持っていって回収してもらう方法」の二つがあります。
不燃ゴミや資源ゴミとして処分したい場合は、あらかじめ自治体のルールを確認しましょう。自治体によって蛍光灯の処分方法が異なり、中には処分費用が発生するケースもあります。
また、電気店に持ち込む場合も、全てのお店で対応しているわけではないので、事前に確認しなければいけません。蛍光灯は割れやすいため、運ぶ際は十分に気を付けましょう。