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2022.02.21

「鶴の一声」とはどんな意味? 鶴と雀の関係は? 例⽂・類語・注意点も紹介

「鶴の一声」とは、「一瞬にして周りを従わせ、意見を決定させる権威者の一言」を表す言葉です。その由来は、鶴の鳴き声からくるもの。今回は、例文や類語、英語表現を含めて紹介します。

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「鶴の一声」の意味や読み⽅とは? 

読み⽅と意味

「鶴の一声」は「つるのひとこえ」と読みます。意味は「様々な意見を一瞬にして従わせ決定する権力者もしくは権威者の一言」です。

このことわざの由来は、鶴の鳴き声にあります。鶴は、日本人には馴染みのある鳥。「鶴の恩返し」などの昔話や、「鶴は千年、亀は万年」といった長寿を表す言い回しにも出てくるので有名ですね。とはいえ、天然記念物に指定されているので、実際に野生の鶴を見たことのある方は少ないかもしれません。

滅多に鳴かないため、鳴き声を聞いたことのある人も少ないでしょう。文字にすると「ケーン」といった表記が定番。実際に鳴くと甲高い声で、音も驚くほど大きく、まるでラッパが鳴り響くように、遠くまで響き渡ることで有名です。思った以上の声量に驚くことでしょう。その力強い鳴き声が、「一瞬にして周りを従わせ、意見を決定させる権威者の一言」と連想づけられるのも納得です。

鶴の一声意味使い方例文類語言い換え由来

ビジネス等で使う時の注意点

日常でも使う「鶴の一声」、ビジネスシーンではよく使われる表現です。「まとまらない場をまとめられる人の一言」という良い意味でも使いますが、ワンマン経営を印象付けるニュアンスや皮肉めいた意味合いにもなるため、使い方には十分注意しましょう。

使い⽅を例⽂でチェック

それでは、「鶴の一声」の使い方を例文で3つ紹介しますので、一緒に見ていきましょう。

鶴の一声意味使い方例文類語言い換え由来

1:「この会議は、社長の鶴の一声でまとまった」

この例文の「鶴の一声」は、どちらかと言えば良いニュアンスです。そして、よくある使い方なので、ビジネスシーンでの定型句ともいえるでしょう。文脈で「鶴の一声」の印象が変わりますが、会議などで権威ある人の一言でまとまったり、上手く決まったりする場面で非常に使いやすい言い回しです。

2:「うちは何を言っても、会長の鶴の一声で決まるから」

1つ前の例文とは違い、「鶴の一声」の悪いニュアンスの例文となります。ワンマン経営者や、独裁的な目上の人がいる会社など、トップダウンな雰囲気が伝わる言い回しといえるでしょう。悪い意味で使う場合は、愚痴や非難めいた一文で使用することが一般的です。

3:「あの場の彼はまさに、雀の千声、鶴の一声だった」

「鶴の一声」は、実は「雀の千声、鶴の一声」という言い回しの一部分であることは、知っていましたか? 「雀の千声、鶴の一声」の意味は、「取るに足らない人のたくさんの声より、優秀な人の一声には敵わない」です。

「鶴の一声」で独立すると「権力者の声」を意味しますが、「雀の千声、鶴の一声」の中では、「優れた人間の言葉」というニュアンスで使われます。意味合いが変わりますので、ここは注意して使用しましょう。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある? 

次に、「鶴の一声」の類語や言い換え表現を、3つ紹介します。一緒に確認しましょう。

鶴の一声意味使い方例文類語言い換え由来

1:「天の声」

「天の声」は「てんのこえ」と読み、テレビ番組でもナレーションの声を「天の声」と呼ぶ番組もあるので、ご存じの方も多いでしょう。元々は「神の声」「ご神託」「天のお告げ」を意味していましたが、そこから転じて「権力者の指示」をそう呼ぶようになりました。「鶴の一声」以上に、権力があり、意見をまとめるというよりは、指示というニュアンスに近くなります。

2:「百星の明は一月の光に如かず」

「百星の明は一月の光に如かず」は「ひゃくせいのめいはいちげつのひかりにしかず」と読み、直接的な意味は「星の光を百集めても、月光には及ばない」です。そこから転じて、「取るに足らない人を集めても、優秀な一人にはとても敵わない」という意味になります。「鶴の一声」の類語というよりは、「雀の千声、鶴の一声」の言い換え表現です。

3:「一存」

「一存」とは「いちぞん」と読み、「一人だけの考え」「自分だけの考え」「一方的な考え」を意味します。「鶴の一声」は権威者に対して使うのに対して、「一存」は自分自身を含めた誰にでも使える点が違いますね。「鶴の一声」の言い換えは、権力のある人の「一存」についての時だけ可能です。

英語表現とは? 

最後に「鶴の一声」の英語表現を紹介します。一緒にチェックしましょう。

鶴の一声意味使い方例文類語言い換え由来

1:「word from the top」

word from the top」は直訳すると、「トップからの言葉」となるので、「鶴の一声」と訳すことが出来ます。「top」の部分を権威者の名前や役職に変えて表現でき、「鶴の一声」とも訳しますが、指示のニュアンスが強いため、「天の声」の英語表現に近いともいえるでしょう。

2:「a voice from the throne」

a voice from the throne」は直訳すると「玉座からの声」となり、和訳するなら「鶴の一声」や「天の声」です。「the throne」は「玉座」を意味します。聖書の中にもこのフレーズがあり、「ヨハネの黙示録」に「The voice from the throne」や「a voice came from the throne」などとバージョンによって少し異なりますが、記載があるので、機会があったら探してみましょう。

3:「one’s word is law」

one’s word is law」は「○○の言葉は法律である」という直訳から転じて、「○○の言葉は絶対だ」「○○の指示は命令だ」といった和訳となります。こちらも「鶴の一声」や「天の声」の英語表現で使用可能です。

最後に

「鶴の一声」について紹介してきました。 実は「雀の千声、鶴の一声」という言い回しの一部分だったことは知らない人も多かったのではないでしょうか。日常でもビジネスシーンでも使えることわざですので、「鶴の一声」とあわせて、「雀の千声、鶴の一声」も使いこなしてみてください。

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