疎まれるの意味や読み方
「疎まれる」は、周囲から嫌だと思われたり、遠ざけられたりするいう意味の言葉です。マイナスな意味として使う言葉であるため、使用する場面に注意しましょう。詳しい意味を解説します。
「嫌だと思われ遠ざけられる」という意味
疎まれる(うとまれる)とは、「周囲にいる人から嫌だと思われて遠ざけられている状態」を表す言葉です。
もともと「疎む」を受身形にした言葉で、意味も「不快に思われる」「嫌がられる」といったように受け身になります。誰かが相手からそっけなくされていたり、不快に思われていたりする場合に使い、マイナスな意味を含みます。
周囲から疎まれた場合、あからさまに距離はおいていないものの、内心嫌がられているケースも。心理的な距離が遠く、関わりたくないと思われている様子を表す言葉です。
「疎まれる」の使い方をチェック
「疎まれる」は、相手から距離をおかれるときに使用することが多いです。ここでは、使い方や例文をチェックしましょう。
相手から嫌がられているときに使う
「疎まれる」は、相手が好ましく思っていないために関わりを持たないようにしている状態を指します。
例えば、お金にルーズで周囲に迷惑ばかりかける人であれば、距離をおきたいと思われるでしょう。ほかにも、恋愛にだらしがなく、さまざまな人と見境なく交際したり、遊んでいたりすれば、周囲からの印象は悪くなるかもしれません。つまり、何かしらの言動によって相手から遠ざけられた場合に、「疎まれる」と表します。
「疎まれる」を使用した例文
例文は、以下のとおりです。
●いつも余計な発言をしてしまう人は、周囲から疎まれやすいようだ
疎まれる人の3つの特徴
前述したとおり、疎まれる人には何らかの原因があると考えられます。どのようなことが原因となって、距離をおかれてしまうのでしょうか。ここからは、3つの特徴を紹介します。
1.自己中心的な言動が多い
一つ目は「自己中心的な言動が多い」ことが挙げられます。
例えば、友人と会話をしているときに自分のことばかり話していたり、人の話を遮って自分の話をし始めたりする人は自己中心的といえるでしょう。周囲の話を聞かず、自分のことばかりする人と話していても、相手は楽しいと思いません。特に、「文句ばかり言う」「無理やり自分の話題に切り替える」といった言動をしていれば、疎まれる可能性が高まります。
ほかにも、自分の気分に合わせて周囲を振り回していれば、疎まれる原因になりやすいです。自分が寂しいときは無理やり友人宅に押し掛ける一方、友人が突然訪問したら不機嫌になるなどといった身勝手な行動を繰り返していれば、敬遠されかねません。
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2.自分の意見を言わない
「自分の意見を極端に言わない」ことも一因に。自己中心的な人とは対照的ではあるものの、自己主張がなさすぎることも、一緒にいて楽しくないと感じられるようです。
相手からすれば考えがわからず余計に気を遣ったり、自分に合わせてくれているのかと考えたりすることにもなるのでしょう。そのため、付き合うことに疲れてしまい、次第に遠ざけれるようになるケースもあります。
3.プライドが高く非を認めない
三つ目は「プライドが高く非を認めない」ことです。
プライドが高い人が近くにいれば、どのような言動で傷付けてしまうかわからないため、周囲が距離をおいてしまいがち。また、プライドが高いが故に、周囲を見下すような態度を取る人もいるでしょう。そのような態度を取り続けていれば、周囲は「ばかにされた」「機嫌を伺い続けるのは疲れる」と感じるようになります。
そして、プライドが高い人は、自分が間違っていても非を認めないケースも少なくありません。間違いやミスを周囲に擦り付ける人は、周囲とうまく関係を築きにくいでしょう。
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疎まれないための2つの対策
周囲から疎まれないためには、周囲の意見に耳を傾けることと、常識的な言動を意識することが重要です。良好な関係を保つための方法を詳しくチェックしましょう。
1.周囲の意見に耳を傾ける
第一に、人の話に耳を傾けることが大切です。例えば、相手の話したい話題を積極的に聞いたり、良い部分を褒めたりすれば、相手も気分良く話せます。また、話を聞いているときはうなずいたり、合いの手を入れたりすることで、相手に話を聞いていることを伝えやすくなるでしょう。
自分に言いたいことがあっても、まずは相手の話をじっくりと聞き、よく理解してから話します。相手の話を積極的に聞く姿勢になることが重要です。自分にとって話しやすい人を思い浮かべながら、実践するのもおすすめです。
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2.常識的な言動を意識する
非常識な言動を繰り返していれば、周囲の人は「一緒にいると恥ずかしい」「嫌な思いをする」と感じやすくなり、距離をおく結果に。一般的な常識を身に付けるだけでも、周囲とのトラブルを抑えられることに期待できます。
自分では正しいと思っていても、実は常識と少しズレている、という場合もあります。自分だけ大きく異なる行動をする機会がないか、自分の言動によって周囲が曇った表情をすることがないか、視野を広く持つようにするとよいでしょう。不安な場合は、親しい友人に聞いてみるのも方法です。
もし、自分に対する勘違いから疎まれることになっていた場合には、話し合いをすることで解決する可能性もあります。
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