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LIFESTYLE雑学

2022.06.24

【足を洗う】の正しい意味は?〝手を切る〟との違いは?細かいニュアンスの違いを覚えておこう

「足を洗う」とは「良くないことをやめる」という意味です。由来は、キリスト教・仏教の2パターンがあります。この記事では、「足を洗う」の正しい使い方や例文、類義語を解説。よくセットで使われる「手を染める」についてもご紹介するので、気になる方は参考にしてみてください。

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「足を洗う」は「良くないことをやめる」意味がある

「足を洗う」には「良くないことをやめる」という意味があります。読み方は「あしをあらう」です。辞書では、以下のように解説されています。

足を洗う

【足を洗う】
悪い仲間から離れる。好ましくない生活をやめる。職業・仕事をやめる場合にも用いる。

「足を洗う」は、悪いことをやめるときに使われるパターンがほとんどです。しかし現在では、悪いことでない場合でも、使われることがあります。そのため、相手が「足を洗う」を使ったときには、文脈を見ながら悪いことか否か判断してください。

「足を洗う」には2パターンの由来がある

「足を洗う」には、以下の2パターンの由来があります。

・キリストが語源のパターン
・仏教が語源のパターン

どちらが正しい語源かは決まっていませんが、有力な説は仏教の方だと言われています。語源を知っておくことで、豆知識となり日常会話のトピックに使えますよ。

どちらも知識として覚えておきましょう。以下でそれぞれ詳しく解説します。

キリストが語源のパターン

1つ目は、キリストが語源とされているパターンです。イエス・キリストは、謙遜と愛情を弟子に示すために、足を洗ってあげました。また「互いに足を洗うことで、信頼関係を結びなさい」といったメッセージも残しています。ここから、「足を洗う」という言葉が生まれたとされているのです。

しかしキリストが語源だった場合、悪いことをやめるといった意味合いが含まれなくなってしまいます。そのため、中にはキリストが語源の説は有力ではないといった意見もあります。

仏教が語源のパターン

仏教が語源のパターンは、僧が「足を洗う」様子を表しています。裸足で修行をした僧は、お寺にはいる前に足を洗います。その「足を洗う」行為はただ汚れを落とすだけではなく、土壌と俗世の煩悩を清めるとされていました。

この習慣から転じて、「足を洗う」は悪いことをやめるといった意味になりました。どちらかと言うと、仏教のほうが有力な説と言われているため、迷ったら仏教の語源を覚えておきましょう。

「足を洗う」の使い方と例文

「足を洗う」は悪いことをやめるときや、仕事をやめるときにも使える言葉です。以下のように変形して使われます。

足を洗う

・足を洗って
・足を洗いたい
・足を洗った

以下の例文も参考にしてみてください。

〈例文〉
・父は昔、闇商売に関係していたが、今は【足を洗って】真面目に働いている。
・私は引きこもりから【足を洗いたい】ので、就職活動を始める。
家族を養うために、【足を洗った】

「足を洗う」の類義語3つ

ここからは「足を洗う」の類義語を3つ解説します。

足を洗う

1.悪い関係を断つ「手を切る」
2.良くない環境から抜け出す「足を抜く」
3.関係をやめる「身を退く」

類義語を多く知っていれば、何かをやめるときに一番近い意味を持っている言葉を、的確に選んで使えます。類義語と言っても、細かく見ると意味が微妙に違うため、ニュアンスを捉えておきましょう。以下で詳しく解説します。

【類義語1】手を切る(てをきる)

1つ目の類義語は、悪い関係を断つときに使う「手を切る」です。読み方は「てをきる」。辞書では以下のように解説されています。

【手を切る】
関係を絶つ。縁を切る。多く、悪い関係・男女関係を断ち切る場合にいう。

手を切る」は、主に人間関係で使われます。対して「足を洗う」は、悪い物事をやめるニュアンスが強いです。好ましくない関係や男女関係に用いてみましょう。

以下の例文を参考にしながら、使ってみてください。

【例文】
・選挙に出馬するのであれば、彼とは【手を切る】べきだと思う。
・中学卒業をきっかけに彼は、悪い仲間と【手を切って】、勉強に力を入れた。

【類義語2】足を抜く(あしをぬく)

2つ目の類義語は「足を抜く」です。良くない環境から抜け出す意味があります。読み方は「あしをぬく」です。

辞書でも同様に、解説されています。

【足を抜く】
好ましくない関係を打ち切る。不本意な環境から抜け出す。

環境や悪い人間関係を断ち切るときに使われます。「足を洗う」ともよく似た言葉です。以下の例文を参考に使ってみてください。

【例文】
・悪いことに誘ってくる友達関係から【足を抜く】。
・ただ怒鳴ってくるコーチがいるサッカーチームから【足を抜く】ことができた。

【類義語3】身を退く(みをひく)

3つ目の類語は、関係をやめる意味合いがある「身を退く」です。読み方は「みをひく」。辞書では以下のように解説されています。

【身を退く】
​​これまでの地位などから離れる。引退する。

それまでの地位や立場、関係から退く意味があります。悪いことよりも、恋愛で使われることが多いです。恋のライバルに相手を譲るシチュエーションでよく使われます。

以下の例文を参考に使ってみましょう。

【例文】
・男性は自分では彼女を幸せにできないと【身を退き】、恋愛関係を終わらせた。
・彼女は彼に、考え方を全否定されて失望し、完全に【身を退く】決断をした。

セットで使われる「手を染める」は悪いことだけでは使われない

よくセットで使われている「手を染める」は、悪いことだけでは使われません。かつては何かを始める意味で使われていました。

足を洗う

手を染めるの「染める」は、始めるという意味があります。手はさまざまな慣用句に用いられ、この言葉で手としての意味は無いとされています。そのため、もともと自分の手を汚すような悪い意味は無いのです。

しかし現在では、悪いことをし始めるときに使う言葉として認識が広まっています。言葉は、時代とともに使われ方が変化しますが、最初の意味も知っておくといいでしょう。

まとめ

「足を洗う」は「悪いことをやめる」という意味があります。語源はキリスト・仏教2つありますが、仏教のほうが有力とされています。正しい使い方もしっかり覚えておきましょう。

足を洗う

「足を洗う」には、類義語もあります。類義語でもニュアンスは多少変わってきます。それぞれの違いをしっかり覚えて使いこなせるようにしてください。時代とともに言葉の使い方は変化しますが、正しい使い方も覚えておきましょう。

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(引用すべて〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

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