「一目置く」の対義語
「一目置く」という言葉の対義語の例とその意味は、以下のとおりです。
【上(うえ)から目線(めせん)】
相手よりも自分のほうが能力や立場が上であると認識し、露骨に見下した態度を取ること。
【軽蔑(けいべつ)する】
相手を劣ったものとみなし、馬鹿にすること。
【見下(みくだ)す】
相手を馬鹿にして見ること。あなどりみること。
「一目置く」と同じく囲碁が由来の言葉
「一目置く」という言葉の語源と同じように、囲碁が由来となった言葉は多くあります。囲碁が由来の言葉の例は以下のとおりです。
【ダメ】
何かをしても意味がないこと。どちらが打っても地が増やせない目が由来。
【布石】
将来のために配置しておく備えのこと。対局の流れを決める構想が由来。
【結局】
物事の結末。対局が終わることが由来。
【目次】
まとめ
「一目置く」とは、自分よりも優れていると認めて敬意を払うことを指す言葉です。日常会話のなかでもよく使われている言葉ですが、もともとの語源は囲碁におけるハンデの付け方からきていました。
なお、「一目置く」という言葉は目上の人に対して使わないようにすることに注意が必要です。
ほかの言葉に言い換えたい場合には、称賛するや敬意を表するなどの類語を使って表現しましょう。反対の意味を表現する場合には、上から目線などが使えます。
言葉が持っている意味や語源、使い方、類語などをしっかりとチェックして、さまざまな言葉を正しく使えるようになりましょう。
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