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2022.10.24

【可也】ってどんな意味?使い方や類義語をご紹介

 

可也とは相当の程度までいっているさまという意味の言葉です。「かなり」と読み、ひらがなで表記されるのが一般的ですが、「可成り」や「可成」と表記されることもあります。これらの漢字で表記されている理由や可也の使い方、類義語などをご紹介しましょう。

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可也とは相当の程度までいっているさま

可也とは相当の程度までいっているさまという意味のある言葉で、通常はひらがなで表記します。

梯子を登っている男性のイラスト

【可也:かなり】
相当の程度まで行っているさま。また、相当の程度以上に達しているさま
極端ではないが、並の程度を超えているさま
思ったより以上に。相当。

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

可也は形容動詞と副詞という二つの用法がある言葉です。形容動詞としては、相当の程度までいっている、もしくは相当の以上まで達しているという意味があります。副詞としては、思っていたよりも相当にという意味です。

程度を表す言葉であるため、どれくらいなのかというニュアンスを把握する必要があるでしょう。

■可也の読み方は「かなり」

可也の読み方は「かや」ではなくて「かなり」です。簡単な漢字が使われていますが、意外に読み方は難しいので、注意してください。

「可」という漢字にはよい、よいと認める、できる、それに値するなどの意味があります。「也」は「なり」「や」という読み方をし、一般的な叙述の助動詞である「なり」を漢字表記したものです。

也は領収書や支払書の金額を書く際に、端数がないことを示す言葉としても使われています。この他に人名でも使われることの多い漢字と言えるでしょう。

■可也は「可成り」や「可成」とも表記される

可也は「可成り」や「可成」とも表記されます。意味はまったく同じです。もともと可也は許して認めるという意味の「可なり」から来ている言葉で、この「なり」の部分が「也」「成り」「成」と表記されることになったのでしょう。

「成」は「なる」の他に「なす」「せい」「じょう」などの読み方をします。「成」はなしとげる、つくりあげる、しあがる、一人前になる、できあがっているなどの意味のある言葉です。

可也の使い方と例文

可也の意味は読み方と一緒で「かなり」です。ひらがな表記の「かなり」はビジネスシーンから日常会話まで、さまざまな場面で使われている言葉です。可也はかなりの別表記なので、かなりという言葉を使う文章では同じように可也を使えます。

階段を登る男性のイラスト

【例文】

・君の英会話の実力は可也のものだと、アメリカから来た部長がほめていました。

・プロジェクト終了後、時間が可也経ってからレポートを提出したために、上司に「すぐ提出するように」と怒られました。

・父親は可也の量のお酒を毎日飲んでいたことが原因で、体を壊してしまいました。

可也の類義語5

可也は日常的に頻繁に使われる言葉なので、類義語も数多くあります。「わりと」「ある程度」「ずいぶん」「とっても」「なかなか」など、挙げるとキリがありません。ここではその中から次の5つを取り上げることにしました。

・相当
・大層
・頗る
・余程
・随分

この5つの類義語はどれも程度を表す言葉として使用されることもあるため、ニュアンスを理解して使うことが必要でしょう。それぞれの意味と例文を解説します。

1.相当

相当は価値や効果などが、その物事とほとんど等しいこと、程度がその物事にふさわしいこと、かなりの程度であることなどの意味があります。読み方は「そうとう」です。

【例文】

・彼が相当のワルであると感じたのは、困っている人の弱みにつけこんで詐欺まがいの行為を働いたことを自慢げに話していたからです。

・この漁港で今朝採れた魚の総量をお金に換算すると、約500万円相当になります。

・うちの課の次長はとても細かい人なので、一緒に出張に行っている期間は相当気を使ったのではないですか?

2.大層

大層とは立派であるさま、大がかりであるさま、程度がはなはだしいさまなどの意味があります。読み方は「たいそう」です。

【例文】

・営業部の新入社員のAくんは大層な資産家の息子だそうで、うちの会社の給料にはふさわしくないような高価な装飾品を身に付けています。

・PTA会長は大層話し好きな人なので、いつもつかまらないように注意しています。

・近所に住んでいる親戚の叔母は話の内容を盛って大層なことばかり言うので、誰も真に受けなくなりました。

3.頗る

頗るとは程度がはなはだしいさま、たいそう、少々という意味があります。読み方は「すこぶる」です。読み方が難しいので、意味とセットで覚えておくといいでしょう。

好調なビジネスマンたちのイラスト

【例文】

・今日は頗る調子がいいので、隣町まで徒歩で買い物に行きました。

・今期の我が社の業績が頗る良かったのは、すべての部署の社員が一丸となって、業務改善に取り組んだからです。

4.余程

余程は程度や数量がほどよいさまと、適度を越えてかなりな程度であるさまという異なる意味があります。読み方は「よほど」です。「よきほど」という言葉が変化した言葉で、「余程」という表記は江戸時代以降の当て字です。

【例文】

・うちの社長はいつも「面と向かってコミュニケーションを取ることか大事だ」と話しているので、余程のことがない限り、リモートワークを導入することはなさそうです。

・あの温厚な総務部長があれだけ怒るということは、余程のことがあったからでしょう。

5.随分

随分とはふさわしい程度を超えているさま、いちじるしいさま、他人に対す言動が度を超えているさまなどの意味があります。「ずいぶん」と読みます。

【例文】

・直前になって一方的に結婚式をキャンセルするなんて、彼が彼女にした仕打ちは随分なものだと思います。

・随分えらそうな態度を取る新入社員だなと思っていたら、社長のご子息だったのですね。

・随分前から材料が手に入らず、工場での操業をストップした状態が続いています。

可也の意味を知って正しく使おう

階段を登る男性のイラスト

可也は相当の水準に達している状態、はなはだしいレベルに達している状態などの意味の言葉です。漢字自体は簡単なものですが、難読漢字になっており、「かなり」と読みます。

「可成り」「可成」と表記されることもありますが、意味は同じです。通常はひらがなで表記されます。会話の中で使われる場合には特に意識する必要がありませんが、文章で出てきた時には読めるように覚えておくといいでしょう。

可也の読み方と意味を知って、正しい使い方をしてください。





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