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2022.03.30

【感慨無量】の意味とは?〝感無量〟との意味の違いや使い方を例文で紹介

「感慨無量」とは、「深く感動して、しみじみとすること」を意味する言葉。「感無量」との違い、使い方を交えた例文、類語や対義語について解説します。

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「感慨無量」の意味や読み⽅とは?

「感慨無量」という言葉は、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。ただ、なんとなく意味はわかっていても、正確な意味を答えられない人も多いはず。ここではまず、「感慨無量」の読み方のおさらいをして、意味と由来を解説していきます。

感慨無量意味使い方例文類語言い換え

読み⽅と意味

「感慨無量」とは、「かんがいむりょう」と読みます。意味を辞書で引いてみると下記のとおりです。

感慨がはかり知れないほど大きいこと。また、そのさま。(<小学館デジタル大辞泉>より)

「感慨」とは、「心に深く感じ、しみじみとした気持ちになること」という意味です。そのため、「感慨無量」は、「深く感動して、しみじみとすること」を表します。ちなみに、「感慨無量」の「慨」は、「きへん」ではなく、「りっしんべん」ですので、書くときには間違えないよう注意しましょう。

由来

「感慨無量」は、「感慨」と「無量」の2つの言葉で成り立っています。「感慨」は、すでに説明したとおり、「心に深く感じ、しみじみとした気持ちになること」。「無量」は「はかることができないほど多い」という意味です。この2つを合わせて、「感慨無量」という四字熟語になっています。

「感慨無量」と「感無量」の違いは?

「感慨無量」と聞いて、「感無量」とどう違うの? と思った方もいるのではないでしょうか。「感無量」は「感慨無量」を略した言い方なので、違いはありません。意味も同じですので、どちらを使ってもよいでしょう。

使い⽅を例⽂でチェック

続いて、「感慨無量」を使った例文を見ていきましょう。「感慨無量」は、心がジーンと感動しているときに使えます。ビジネスの場面でも、日常生活でも使える表現ですので、例文を参考に上手に使えるようになりましょう。

感慨無量意味使い方例文類語言い換え

1:「数年かけて取り組んできたプロジェクトが無事に終わり、感慨無量だ」

「感慨無量」は、小さな感動ではなく、大きな感動を味わったときに使います。こちらの例文のように、長い期間をかけて取り組んできたもの、並々ならぬ努力を重ねてきたものがようやく終わったときなどにぴったりの表現です。

2:「絶景に遭遇し、感慨無量のあまりその場に立ち尽くしてしまった」

景色があまりにも美しいために、その場から動けなくなってしまったことを表した一文です。「感慨無量」は、この例文のように「感慨無量のあまり〜」という表現でもよく使われます。このほかにも、「感慨無量のあまり言葉が出ない」「感慨無量のあまり言葉に詰まる」といった表現も。

3:「感無量な面持ちの友人のお父さんは、今にも泣き出しそうだ」

結婚式で娘の晴れ姿を見て、感動している父親の様子がうかがえる一文です。ここでは「感無量」を使っていますが、もちろん「感慨無量」に置き換えても問題ありません。

類語や⾔い換え表現にはどのようなものがある?

「感慨無量」の類語には、「感慨多端」や「万感の思い」、「感慨深い」などがあります。例文をまじえながら一つひとつ丁寧に解説していきましょう。

感慨無量意味使い方例文類語言い換え

1:感慨多端

「感慨多端」は「かんがいたたん」と読みます。意味は、「心に深く感じることが多いこと」。「多端」とは、「複雑で多岐にわたっていること」という意味の言葉。これに「感慨」を合わせた四字熟語です。「感慨無量」は、「感慨がはかり知れないほど大きいこと」という意味のため、ほとんど同じ言葉といえるでしょう。

例文:新卒から大切に育ててきた部下が昇進することになり、感慨多端だ

2:万感の思い

「万感の思い」は、「ばんかんのおもい」と読みます。意味は、「さまざまな気持ちが心に広がるようす」。卒業式や結婚式などの感動する場面や、長年の苦労が実を結んだときなどに、よく使われる言葉です。

例文:楽しいことも苦しいこともあった学校を、本日無事に卒業することができて万感の思いです

3:感慨深い

「感慨深い」は、「より深くしみじみと感じること」という意味の言葉。「心に深く感じ、しみじみとした気持ちになること」という意味の「感慨」を強めた表現といえるでしょう。「感慨無量」の類語として一番シンプルで使いやすい言葉です。

例文:小さかった姪っ子がもう高校生になるとは、感慨深いものがある

対義語にはどのようなものがある?

「感慨無量」は、「心に深く感じ、しみじみとした気持ちになること」という意味ですので、反対の意味は「感動しないこと」「あっさりしていること」などが挙げられます。対義語をいくつか見ていきましょう。

1:無感動

「無感動(むかんどう)」は、文字通り「感動しないこと」。つまり「心を動かされないこと」という意味です。「感慨無量」は、物事に対しとても感動している状態ですので、対義語といえるでしょう。

2:冷淡

「冷淡(れいたん)」は、「熱意のないようす」を意味する言葉。関心や興味が薄く、やや冷たい印象を与える人に対しても使われる表現です。

3:淡白

「淡白(たんぱく)」は、「物事にこだわらず、さっぱりしているようす」という意味。人や仕事、お金などに対して執着がなく、そっけない態度をとる人のことをさす場合もあります。

英語表現とは?

「感慨無量」を英語で言いたい場合には、どのような表現をすればよいのでしょうか。一緒に英語表現を見ていきましょう。

1:be deeply moved

「感慨無量」の英語表現として、まず挙げられるのは「be deeply moved」です。「move」は、それだけだと「感動させる」という意味になりますが、「be moved」という受動態にすることで、「感動させられた=感動した」という意味になります。これに、「深く」という意味の「deeply」を合わせて、「深く感動した(=感慨無量)」という意味になるのです。

例文:I was deeply moved by this novel.(私はこの小説に深く感動した)

2:be filled with deep emotion

「be filled with〜」で「〜でいっぱいになる」という意味で、「deep emotion」は「感慨」という意味です。この2つの表現を合わせて、「感動で胸がいっぱいになる」という意味になります。フォーマルな印象を与える表現のため、ビジネスなどのかしこまった場面では、こちらを使うほうがおすすめです。

例文:I was filled with deep emotion when I heard his speech.(彼のスピーチを聞いたとき、感動で胸がいっぱいになった)

最後に

「深く感動して、しみじみすること」をあらわす「感慨無量」。同じ言葉である「感無量」のほうがよく聞く表現ですが、もとの言葉である「感慨無量」を使うようにすると、“語彙力のある人”として、まわりからも一目置かれるかもしれません。

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