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LIFESTYLEヘルス

2022.05.07

「傷ができたらまず消毒」はNG!? ママが知っておきたい「傷ケア」の新常識

「GWは久しぶりに外出する」という方も多いと思いますが、そこで気をつけたいのが外出先での怪我。元気に外遊びをしていて子どもが転んでしまったなんてとき、あなたはどうしますか? 「消毒してから絆創膏を貼る」と思っている方、その常識間違ってます! 昔の常識をアップデートして、正しい傷ケアの知識を身につけましょう。

Text:
keiko kido
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子どもの怪我が増える時期。 消毒する?しない?あなたの傷ケア、間違っているかも!

暖かくなり外遊びをする機会が増える今は、転んだり、ぶつけたり、子どもの怪我が増える時期でもあります。GWに子供が怪我をして慌てた人もいるでしょう。そこで気をつけたいのが傷のケア方法。昔、自分がしてもらったことをそのまま子どもにしている、という方は要注意です!  以前は常識だとされていたことが、今では非常識になっていることも。そこで今回は、「つながる ひろがる 子どもの救急」代表で、竜美ヶ丘小児科 小児救急看護認定看護師の野村さちいさんに、傷ケアの新常識について教えていただきます。

傷の対処法

【すり傷、切り傷の対処法】

昔は・・・

オキシドールで消毒しヨードチンキ(マーキュロクロム液、赤チン)を塗布しガーゼを貼る。もしくは何も貼らずに傷を乾燥させかさぶたをつくって治すのが一般的だった。

今は・・・

ほとんどの傷の場合消毒は不要。傷を水道水で洗い、早くきれいに治せる「湿潤療法」(モイストヒーリングタイプ)の絆創膏を貼るのがおすすめ。

「1990 年代は乾かして治す方法が主流でしたが、それだと治りが遅く、傷が残ってしまう場合もあります。 ほとんどの傷の場合、消毒は皮膚の傷を治そうとする皮膚の細胞に影響を与え、逆に治りを遅くすることも。消毒液による殺菌効果は一定時間しか持続せず、体液の働きを弱めてしまうため実はNGなんです。また、よく見る肌色タイプの一般的な絆創膏は、傷の保護をするものであり治癒するものではないため、早く治したい場合にはモイストヒーリングができる治癒タイプの絆創膏を選びましょう。

なお、絆創膏を使用した湿潤療法が適しているのは、紙で指などを切るようなきれいな切り傷、軽い火傷(皮膚が赤くなっている程度で水疱のないもの)、靴ずれ、といった感染のリスクのない傷口です。ぱっくり裂けた傷や動物などに噛まれた傷、釘などの刺し傷、水疱ができるくらいのひどい火傷、汚染の強い傷などは自宅での湿潤療法は向かないため、まずは病院へ行ってください。

また、モイストヒーリングが行える絆創膏を貼ったあとも、2〜3 日に1回は貼り替え、傷を観察し、感染を示す症状 (傷口の周りが赤くなったり、ズキズキする痛みが続いたり、膿をもっていたり、熱や腫れなどの異常が認められること)がないか、確認を!

昔は『唾を塗っておけばいい』という方もいましたね。唾液には抗菌作用のある酵素や傷の修復作用があるので、まったくの気休め的な話…というわけでもありませんが、現在ではそのようなことは行っていません。正しい知識として『消毒はせず、水道水で傷口を洗い流し、モイストヒーリングが行える絆創膏を貼る』と覚えておくとよいでしょう」(野村さん)

【鼻血の対処法】

「上を向くと血を飲み込んでしまい気持ち悪くなったり、血が流れ込み気道をふさいでしまったりすることも。小鼻をつまみ座って下を向き、目と目の間のおでこを冷やすと5分程で鼻血が止まります。横になる時も顔は下に向けるようにしましょう」(野村さん)

【あかぎれの対処法】

あかぎれは傷なので、すり傷などと同様、水道水で洗い、湿潤療法(モイストヒーリング)が行える絆創膏を貼りましょう。日ごろからハンドクリームや軟膏で手を保湿することも重要。手指消毒や手洗いを頻回に行っている今は特に、水気をしっかり拭き取るだけでもあかぎれになるリスクを軽減することができますよ」(野村さん)

【虫刺されの対処法】

「子どもは大人よりも症状が強く出て、腫れやすく、長引きやすい特徴があります。刺された部位を触ったり、激しくかいてしまうことで化膿してしまうこともあるので、むやみに触らず、洗うなど清潔にして薬を塗布しましょう。ハチは、以前刺されたことがある方はアレルギーが出ることがあるので、特に注意が必要です。皮疹や呼吸困難感などアナフィラキシーの症状などが出た場合は救急車を呼んでください。ミツバチに刺されば場合は、刺し口をよく観て針が残っていれば取り除きましょう。マダニの場合は針を取り除かず、そのまま病院へ。暑い時期は虫刺されからとびひになることもあります。ジクジクした掻き傷が広がってくる場合は小児科を受診してください」(野村さん)

昔と今では対処法がまったく異なる場合があるので、知識をアップデートしていくことが必要なんですね。次回は、キャンプやBBQで気をつけたい火傷や熱中症対策について教えていただきます。

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「つながる ひろがる 子どもの救急」代表/竜美ヶ丘小児科 小児救急看護認定看護師

野村さちい

1998年看護師免許取得、小児看護歴20年以上。2013年に小児救急看護認定看護師を取得後はクリニック、地域で勤務。NHK「すくすく子育て」出演や小学館ベビーブック掲載等、保護者へ正しい情報を伝えることを目標に活動中。地域に出て行き保護者とのコミュニケーションの中で伝えることをモットーにしている。

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