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LIFESTYLE雑学

2022.06.06

「勿忘草」の花言葉とは?楽しみ方や育て方も紹介

勿忘草は爽やかなブルーが目を引く、かわいらしい花です。花屋や公園で見かけて、勿忘草に興味を持ったという人もいることでしょう。寂しげな名前の由来や花の特徴、育てる方法など、勿忘草の楽しみ方を紹介します。

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勿忘草ってどんな花?

勿忘草は春から初夏にかけて咲く花で、清楚な姿はナチュラルガーデンによく合います。

「勿忘草ってなんて読むの?」「名前は聞いたことがあるけれど、詳しくは知らない」という人もいるかもしれません。植物としての性質や名前の読み方、花にまつわる切ない恋物語を紹介します。

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植物としての特徴

勿忘草は、花の中心に黄色や白色が入った爽やかなブルーが印象的な花です。3〜6月の間に、5枚の花弁を持った小花をいくつも付け、群生しているとより花の色が引き立ちます。

ムラサキ科・ワスレナグサ属に分類され、花が大きめの鮮やかな品種や、白やピンクの花を咲かせる種類もあります。ヨーロッパ原産の多年草で、寒冷な地域では2年以上枯れずに毎年花を付けますが、暑さや多湿に弱く、日本の夏は越せません。そのため、花屋では一年草として売られています。

名前の由来と花言葉

勿忘草の「勿」は「してはいけない」を意味し、「わすれなぐさ」と読みます。英名「forget me not」、同じ意味のドイツ語名「Vergissmeinnicht」の訳が、そのまま日本名になりました。

名前の由来は、中世ドイツを舞台にした悲恋伝説が有名です。ある青年騎士が恋人のために青い花を摘もうとしてドナウ川に落ち、死ぬ前に恋人に花を投げ「私を忘れないで」と叫びました。その言葉が花の名前と花言葉になったそうです。

また、ヨーロッパでは誠実な気持ちや友情を表わす花とされ、「私を忘れないで」「真実の友情」という花言葉もあります。

さまざまなシーンで見かける勿忘草

勿忘草は昔から人気があり、美しいブルーの比喩表現や特別な絆を表す贈り物として、さまざまなシーンで使われてきました。

生活の中で楽しみやすい代表例として、勿忘草の花から取った色の名前と、誕生花を紹介します。

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色の名前「勿忘草色」

勿忘草の花から名付けられた「勿忘草色」は、透明感のある明るい空色です。目を引くきれいなブルーは服や小物に取り入れやすく、身に着けるだけで気分が明るくなります。

コーディネートするなら、明るい黄色の「菜の花色」が似合います。春、一面に咲く菜の花と晴れ渡った青空のように、元気で爽やかな組み合わせです。

また、対照的な紅色系ともよく合い、淡い桃色と合わせればかわいらしく、赤紫がかった牡丹色と合わせれば大人っぽさを演出できます。

誕生花

勿忘草が誕生花に当てられた日は、「2月7日」「2月29日」「3月15日」「4月5日」で、ほかにも諸説あります。

もともと誕生花の由来は、花から受けるイメージや、花にまつわる伝説・文化がもとになっています。そのため誕生花は、設定した研究者や地域、団体によってさまざまなバリエーションがあるのです。

バースデーに誕生花を贈れば、より心に残る思い出に。特別な相手なら、ひとひねりして押し花やハーバリウムを贈るのも喜ばれるでしょう。

勿忘草の楽しみ方

勿忘草は切り花としても、鉢植えや花壇としても広く楽しめます。

「勿忘草を花瓶に生けたら、すぐしおれてしまった」「勿忘草にはどんなアレンジが向いているのか知りたい」という人に、切り花を長く楽しむコツや、参考になるアレンジをお伝えします。

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切り花は小さなアレンジメントや差し色に

勿忘草を切り花にした場合、花持ちは5日前後になります。水を吸い上げにくい性質のため、「湯揚げ」や「鮮度保冷剤」の利用がおすすめです。

湯揚げは新聞紙で花を保護した後、カットしたばかりの切り口を60℃以上のお湯に10〜20秒ほど沈め、用意していた深めの水に1〜2時間ほどつけておきます。

小さい花なので、バラやカーネーションといった大ぶりの花を合わせると、華やかでバランスがよくなります。小さなアレンジメントの差し色にも、勿忘草の愛らしい雰囲気がぴったりです。

鉢植えでも花壇でも育てられる

勿忘草は、ガーデナーの間でも人気があります。鉢植えでも花壇でも育てられ、あまり手間がかからないので園芸初心者にも育てやすい花です。パッと目立つ大きな花ではないため、まとめて植えた方が花の美しさが映えます。

また、春の花と組み合わせた「寄せ植え」もおすすめです。白や青系統でまとめればスッキリ爽やかな印象に、ピンクや黄色と合わせると明るく華やかになります。

植え付け用の苗は春や秋、花が咲いた鉢を買うなら3〜6月ごろに出回るので、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

勿忘草の育て方

勿忘草に興味を持った人の中には「勿忘草を自分で育ててみたい」「庭や鉢植えで楽しみたい」という人も多いかもしれません。

種まきから植え付け、水やりの方法など、勿忘草の育て方と注意点を一つずつ説明していきます。

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種まき

勿忘草を種から育てるなら、9月下旬から10月に種をまくのが一般的です。一晩ほど水につけてから種をまくと、水をたっぷり吸収して発芽しやすくなります。

花壇や庭に直接まくか、それとも一度にたくさん育てたい場合は、ポット苗に数粒ずつまいて大きくします。このとき、種の上に土を2〜3cmかけるのがポイントです。

ポット苗は乾きすぎないように日陰に置き、出てきた芽を間引きしながら育てて、本葉が3枚くらいになったら鉢か地面に植え付けます。

植え付け

9月下旬から秋の霜の降りない時期に、または暖かくなる2月下旬から4月上旬ごろに植え付けを行います。秋植えは、栽培用の不織布(べたがけシート)で種をまいた土の上を覆い、霜で根が浮き上がって抜けないように予防が必要です。

勿忘草を育てるには、風通しのよい日向が最適です。水はけがよく乾燥しすぎない場所を選び、横に広がっていくタイプなので、苗と苗の間を20cm以上空けて植え付けます。

成長したらどんな風になるか想像しながら作業すれば、楽しみが膨らむでしょう。

肥料

植え付けのときには、効果がゆっくりと続く固形肥料か、緩効性化成肥料を土に混ぜ込みます。通気性と適度な湿り気が保てるように、土は市販の草花用培養土か、赤玉土7に対して腐葉土3を混ぜた配合土が適切です。

花が咲くころに、リン酸とカリウムの多い液体肥料を、苗の様子を見ながら追加していきます。薄めた液体肥料を、月に2回が目安です。肥料が多いと花が付きにくくなるため注意が必要です。

水やり

もともと勿忘草という和名が付けられたのは、学名スコルピオイデス種でしたが、現在ではワスレナグサ属全体を広く勿忘草と呼んでいます。

園芸品種として多く出回っているのは水辺に咲くエゾムラサキ、またはその交配種なので、適度な湿り気が大事です。

鉢植えで育てる場合は水切れが起こらないように、土の表面が乾いてきたらたっぷりと水を与えます。土に直接植えている場合は、乾燥した日が続くようなら水やりをします。

手入れ

勿忘草を元気に育てるには、風通しをよくし、蒸れないようにするのがポイントです。春から秋の間に発生するアブラムシは、風通しのよい場所を嫌いますが、もし見つけたらテープに付けて剥がすか、殺虫剤で早めの駆除をおすすめします。

注意したい病気は、灰色かび病です。湿度の高い環境を避け、かびの原因となる傷んだ葉や花をこまめに取れば予防できます

また、花が終わったらすぐに花の付け根から摘むと、次々に花が咲いて長く花を楽しめます。勿忘草の涼し気なブルーを目にすれば、きっと気分も上がるはずです。

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