「あのコートそういえば洗ってない!」それ、8月にやるといいかも
突然ですが、みなさんは冬服の衣替えをどれくらいの時期にやっているでしょうか。株式会社アンビシャスが運営する「収納ピット」が行なった調査によると、冬服の衣替えを「春」に行なっていると答えた人の割合が57.5%で、多数派という結果に。秋冬物を春夏物と入れ替える形でお手入れ・収納する人が多いようです。
また、冬服の衣替えと同時にクリーニングや洗濯を行っているかという質問には、約8割の人が「はい」と回答。きれいにしておかないと服の劣化を招いたり、汚れの酸化によって冬になかったシミが時間を経て現れることもあり、しまう前に清潔にしておく人が多いようです。
このように春のうちには衣替えを終わらせているケースが多い中で、「今頃冬服の話?」と思う人もいるかもしれません。でも、梅雨どきに肌寒い日がありなかなか長袖をしまえなかったなど、お手入れのタイミングを失ってしまった秋冬物の服に思い当たることもあるはず。今回はそんな人必見! そのままになっている冬服の洗濯やクリーニングを8月にやると、思いがけない利点があるそう。調査結果からわかった冬服の洗濯にありがちな悩みと、8月の冬服のお手入れがもたらすメリットをご紹介します。
冬服のお手入れを8月にやるメリットとは
8月に洗濯して乾きにくさを軽減
早速ですが、8月に冬服を自宅で洗濯するメリットには主に次のようなことが挙げられます。
- 短時間ですっきり乾いて衛生的
- 日常の洗濯物干しに影響しにくい (洗濯物がすぐ乾くので干し場所を圧迫せず、日常の洗濯に加えてやりやすい)
今回の調査で「冬服を自宅で洗濯する際の悩み」について聞いたところ、最も多かったのが「乾きにくい (25.0%) 」というもの。
厚い素材の洗濯物は長い時間干してもなかなか乾かないと感じる人や、完全に乾いたかわからないと感じる人も多く見られる結果に。また、第5位の「一度に多く洗えない (11.0%) 」と答えた人の中には、なかなか乾かないから干し場所がなくなるので少しずつしか洗えないと答えた人も多く含まれていました。これらはおのずと「手間がかかる (9.8%) 」「洗濯の回数が増える (8.8%) 」という状況にもつながっているようです。
素早く乾かすことは品質のためにもプラス
夏、特に8月に冬服の洗濯をすると、短時間ですっきりと乾かすことができ、時間や手間を削減できます。また、乾きにくさは洗濯の手間を増やして干し場所をとるだけでなく、服そのものの品質劣化にも大きく関係が。
たとえば、分厚い冬服を長時間ハンガーにかけて乾かすことで、服の重さで伸びて形崩れするという経験をした人は多いのでは。調査で挙げられた悩みにも「形崩れが心配 (8.3%) 」という声があり、平らに広げて干す方がいいとはいっても場所を取りやすいという難点も。また、長時間の乾燥でパサパサ・ゴワゴワな質感になるなど、「質感・色味の劣化が気になる (16.8%)」という意見も集まりました。衣服が乾きやすいこの時期に洗濯を行うことで、これらの悩みを軽減できそうです。
クリーニングに出しそびれたものは8月のうちに
続いて、8月に冬服をクリーニングするメリットには主に次のようなことが挙げられます。
- 8月は衣替えのオフシーズンのため春・秋より料金が安い場合がある
- 店舗によってコートなど冬物のクリーニングを値引きしている場合がある
- 夏休みのため制服クリーニングの割引キャンペーンをやっているお店が多い
先ほど紹介した「冬服を自宅で洗濯する際の悩み」についての調査によると、「質感・色味の劣化が気になる (16.8%) 」「 (ニット等が) 縮む (14.8%) 」「洗濯機にかけられないものが多い (9.5%) 」など、何かと手入れに気を使う実情が垣間見えます。また、「お手入れ方法がわかりにくい (6.0%) 」という意見では、洗濯表示だけではどんなお手入れをするとよいか判断しづらいという声や、正しいお手入れ方法に自信がないという意見も多数ありました。
衣替えのオフシーズンである夏は安価にクリーニングに出せる場合も
このように自分で洗うことにハードルを感じる服や、もし安価であればプロに任せてクリーニングに出したいという服があれば、衣替えのオフシーズンである夏にクリーニングに出すことでコスト削減できる場合も。普段春にクリーニングに出しているものを夏まで待つほどではないかもしれませんが、クリーニングに出しそびれてしまった服や、クリーニングを急がないでもよい服については8月がチャンスと言えます。
そういえば洗おうと思ってそのままになっている……と頭に思い浮かんだ衣服がある人も多いはず。中途半端になってしまった衣替えが気になるという人は、この8月にトライしてみてはいかがでしょうか。
【調査概要】
調査対象:トランクルームユーザー調査
回答数:400サンプル
回答期間:2022年7月8日から7月11日までの4日間
調査方法:インターネットによるユーザーリサーチ
情報提供:収納ピット
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