缶入りスープで夏にぴったりな一品が完成
この季節になると自動販売機などで見かける冷たい缶入りスープ。もちろんそのまま食べてもおいしいですが、だからこそちょっとしたひと手間を加えるだけで本格的な一品が完成! 今回は管理栄養士の柿崎朋子さんに、野菜の缶入りスープを使ったおすすめのアレンジレシピを教えていただきました。厳しい暑さや気温の変化が気になるこの季節にぴったりな5品をご紹介します。
使うのはコレ!
▲10種類以上の野菜が入っていて手軽に栄養補給が可能。やさいのじっくりコトコト 左から コーンポタージュ、トマトとたまねぎのスープ、栗かぼちゃのポタージュ、じゃがいものスープ 各170g
管理栄養士直伝! 缶入りスープアレンジレシピ
1:じゃがいもとアボカドの温玉冷製ポタージュ
【材料】
・やさいのじっくりコトコト じゃがいものスープ
・アボカド
・温泉卵
・オリーブオイル
【作り方】
器に出した「やさいのじっくりコトコト じゃがいものスープ」に、小さく切ったアボカド、温泉卵、オリーブオイル適量を加える。
【ポイント】
じゃがいもには肌トラブルに効果のあるビタミンCが豊富。このビタミンはコラーゲンの合成も助けるので、卵のタンパク質と一緒に摂取することでより効果を発揮します。また、アボカドに含まれるビタミンEは血管の老化を予防し、ビタミンB2、B12は疲労回復にも効果的。
2:栗かぼちゃとチキンの冷製ポタージュ
【材料】
・やさいのじっくりコトコト 栗かぼちゃのポタージュ
・サラダチキン
【作り方】
器に出した「やさいのじっくりコトコト 栗かぼちゃのポタージュ」に、小さく切ったサラダチキンを加える。
【ポイント】
かぼちゃに含まれるカロテンには抗酸化作用があるので、動脈硬化を抑制したり体内の免疫機能を活性化させてくれます。高タンパク低カロリーなサラダチキンを加えれば食べ応えもあり、満足感もアップ。
3:コンポタカレーフレンチトースト
【材料】
・やさいのじっくりコトコト コーンポタージュ
・卵
・カレー粉
・食パン
・バター
【作り方】
(1) 卵、「やさいのじっくりコトコト コーンポタージュ」、カレー粉を泡立て器で混ぜ合わせる。
(2) (1) をバットに移し、半分に切った食パンを両面浸して10分程度漬け込む。
(3) フライパンにバターを溶かし、(2) を両面焼き色がつくまで焼く。
【ポイント】
とうもろこしの自然な甘みが活きるフレンチトースト。カレー粉を振り入れてスパイスを効かせることで、夏の暑い時期でも食欲増進が期待できます。
4:トマトスープのそうめんカッペリーニ
【材料】
・やさいのじっくりコトコト トマトとたまねぎのスープ
・そうめん
・大葉
・オリーブオイル
【作り方】
(1) 茹でたそうめんを流水で洗い、水を切る。
(2) (1) をお皿に移し、「やさいのじっくりコトコト トマトとたまねぎのスープ」をかける。
(3) 刻んだ大葉を上に乗せ、仕上げにオリーブオイルを回しかける。
【ポイント】
トマトの赤色であるリコピンというカロテンには強い抗酸化作用があり、血管の老化を抑制してくれたり、がんを抑制する遺伝子の働きを活発にしてくれるとされています。またカロテンは脂溶性なので、オリーブオイルと一緒に摂取することで吸収率もアップ。
5:オートミールのトマトリゾット風
【材料】
・やさいのじっくりコトコト トマトとたまねぎのスープ
・オートミール
【作り方】
(1) 耐熱容器にオートミールと「やさいのじっくりコトコト トマトとたまねぎのスープ」を入れ、混ぜ合わせる。
(2) ふんわりとラップをかけて電子レンジで2分半ほど加熱する。
【ポイント】
強い抗酸化作用があるトマトの赤色・リコピン。発酵性食物繊維が豊富なオートミールを加えることで、腸内環境も整います。
忙しい日やあまり食欲がわかない日にも手軽に作れるのがうれしい、缶入りスープのアレンジレシピ。夏休みの朝食やランチ、そしてディナーの一品にと、ぜひトライしてみてはいかがでしょうか。
教えてくれたのは…
柿崎朋子(かきざき ともこ)さん
管理栄養士。実践女子短期大学卒業後、同校勤務。その後料理研究家・村上祥子氏に師事し、アシスタントを務める。秋田県横手市にて料理教室主催。身近な食材を使って美味しく健康に、体の中からきれいになれるような料理を提案。
情報提供:じっくりコトコト