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2022.12.09

「汰」の意味とは? 読み方や熟語、「汰」を使った名前を紹介

 

5:表沙汰になる

「表沙汰」とは、内密にしておきたいことが世間に知れ渡ってしまうという意味です。ここでの沙汰は、問題となるような出来事や、是非が問われるような行為という意味を含んでいます。先述の通り、良いものと悪いものを選別するという意味を持つ「汰」が、「沙汰」という言葉の意味に関連しているのが分かります。

「汰」という漢字は名前にもおすすめ?

「汰」という漢字は名前として使われることがとても多く、特に「汰」を使った男の子の名前は、2005年から2022年までの「たまひよ赤ちゃんの名前ランキング」にて、ほぼ毎年ランクインしています。

豊かさや勢いを表す「汰」という漢字。この字を使った名前の多くには、幸福で豊かな人生を歩んでほしい、前向きで活気あふれる人に成長してほしいという願いが込められています。

疑問をたくさん掲げる人のイメージイラスト

また、「た」という音で終わる名前は、男の子のイメージが強いかもしれません。しかし、「太」に比べて「汰」という漢字は、涼しげな印象があるという理由から、女の子の名前として使われることも多くなっています。女の子の名前にも、活発で元気に成長してほしいという願いが込められているものが多いです。

一方で、「汰」という漢字の成り立ちには、名づけにふさわしくない悪い意味が含まれているのではないかという意見がありますが、先述の通り、「汰」は部首の「さんずい」が水を表し、豊かという意味を持つ「泰」の異体字である「太」は漢字の読みを表しています。そのため、「汰」自体に特に悪い意味は含まれていません。

また、「沙汰」や「淘汰」という言葉に使われているため、名づけにはふさわしくないのではないかという意見もあります。これらの言葉には悪いイメージを持ちやすいですが、「良いものを残し、悪いものを取り除く」というのが本来の意味です。これを踏まえると、真面目で誠実な印象を与える漢字といえそうです。

「汰」が使われる名前とは?

ここでは、「汰」が使われる名前について紹介します。性別を問わずおすすめの名前も紹介しているため、名づけの際にぜひ参考にしてください。

新生児を抱く両親のイラスト

奏汰(そうた、かなた)

こちらの名前は男の子の名前として大変人気があり、「たまひよ赤ちゃんの名前ランキング」に何度もランクインしています。調和という意味を持つ「奏」という漢字と、豊かという意味を持つ「汰」を組み合わせた名前には、高い協調性と優しさで周りから慕われるような、豊かな人生を歩んでほしいという意味が込められています。

颯汰(そうた)

こちらも大変人気がある名前。爽やかな風を連想させる「颯」という漢字と、明るいイメージのある「汰」を組み合わせることで、明るく爽やかな人に成長してほしいという願いが込められた名前となっています。

日向汰(ひなた)

陽の光に明るく照らされているイメージのある「日向」と、豊かさや明るさを連想させる「汰」を組み合わせることで、光に照らされる明るい人生を歩んでほしい太陽のような明るさで周りに元気を与えてほしいという願いが込められた名前です。

参考:たまひよ 赤ちゃんの名前ランキング

最後に

今回は、「汰」という漢字の意味や成り立ち、「沙汰」の意味、そして「汰」を使った名前について紹介しました。「沙汰」という言葉はあらゆる場面でよく使われていますが、同じ言葉でも意味が異なるものが多く、興味深いです。

また、「汰」は豊かさや勢い、選別するという意味を持っていることが分かりました。そのため、わが子に豊かで満たされた人生を送ってほしい、物事の善悪を見極められる知性と判断力を持ってほしいという願いを込めて、「汰」を名前として使用するのはおすすめできます。

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