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2023.04.22

「万学の祖」アリストテレスの名言とは?人物像や著書、思想を紹介

 

古代ギリシアの哲学者、アリストテレス。「万学の祖」と称され、最も有名な哲学者の1人です。そんなアリストテレスは、現代に生きる私たちの心を揺さぶるような名言を多く残しています。今回は、アリストテレスの名言、人物像や思想などについても解説します。

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アリストテレスとは?

アリストテレスは、古代ギリシアにおいて活躍した哲学者。プラトンの弟子であり、師匠のプラトン、その師匠であるソクラテスと並んで、「3大哲学者」の1人として数えられています。また、アリストテレスの哲学は、キリスト教的世界観を支える哲学にもなっています。

アルキメデスとアリストテレスがギリシャのアテネでフレスコ画を描く

アリストテレスの師匠はプラトン

アリストテレスは、エーゲ海の北端にある半島の都市、スタギラで誕生します。17歳のとき、ギリシアの都市国家アテナイ(現アテネ)にあるプラトン主宰のアカデメイアと呼ばれる学校に入門し、約20年にわたってプラトンに師事。その類まれな才能と努力でアカデメイアのトップに昇り詰め、「学園の心臓」とまでいわれるようになります。

後のアレクサンドロス大王の家庭教師になる

アリストテレスはプラトンの死後、アカデメイアを去ります。そしてアテナイから離れ、小アジアのアッソスに渡り、さらにそこからレスボス島へと移住しました。

その頃、アリストテレスは、マケドニアの王・フィリッポスに招かれ、13歳だったアレクサンドロス王子(後のアレクサンドロス大王)の家庭教師に就任。約7年間、アレクサンドロス王子の家庭教師としてマケドニアで過ごします。

その後、20歳でアレクサンドロスが王位に就くと、アリストテレスは再びアテナイに戻るのです。

リュケイオンに学園を設立

アテナイに戻ったアリストテレスは、マケドニア政府の支援により、アテナイの郊外・リュケイオンに哲学を教える学園を設立。そこで多くの弟子を教えます。そのアリストテレス学派のことを「ペリパドス派(逍遥学派)」と呼びました。

その名は、学園の中に回廊(ペリパドス)があり、アリストテレスはその回廊を歩きながら弟子たちと意見を交わし合ったことから由来するといわれています。

また、リュケイオンの学園には多くの書物が収容されていました。これが後の図書館の先駆けとなったといわれています。

アリストテレスの晩年

アレクサンドロス大王が死去すると、それまではマケドニアの支配下にあったアテナイは、反マケドニア勢力が優勢に。マケドニアと縁が深かったアリストテレスは、訴訟を起こされてしまいます。

ソクラテスのように理不尽な罪で死刑にならないようにと考え、アリストテレスはアテナイから離れ、母親の生まれ故郷に避難しました。しかし、その翌年、病により62歳でその人生を閉じます。

「万学の祖」アリストテレス

アリストテレスは倫理学や論理学、形而上学などの哲学分野だけでなく、天文学や生物学、自然学、政治学や経済学など、様々な学問の分野においても研究を行い、功績を残しました。

その功績は、あらゆる学問の基礎を築いたとされています。そのことがアリストテレス が「万学の祖」と呼ばれる所以です。しかし、時代とともに科学が進歩すると、アリストテレスが唱えたものが誤りだったとわかったものも少なくありません。

パルテノン神殿の手描きカラー イラスト

アリストテレスの思想とは?

「中庸」

アリストテレスは「倫理的な徳とは中庸(ちゅうよう)が大切だ」と説いています。「中庸」とは「過大もなく過小でもないバランスがとれているもの」や「中間」を意味する言葉です。例えば、「勇敢」の中庸は、無謀でもなく臆病でもない、バランスのとれた状態であると考えられます。

「形而上学」

「形而上学(けいじじょうがく)」とは「存在者を存在者たらしめている根拠を探求する学問」をいいます。アリストテレスは、物質には存在する理由や原因がある。しかしそれは何気なく暮らしていると、見つけるのが難しいものだと提唱しています。そして、その物事が存在する理由や原因は、以下の4つに分けられるとしました(四原因<しげんいん>)。

1:質料因… 素材や原料(建築における材木や石材など)
2:形相因… 物事が何であるか、その本質(建築でいう設計図のようなもの)
3:動力因… 物事を作り出すのに作用する力(建築でいう大工や道具、技術)
4:目的因… 物事が何のために存在するか、その理由(例えば、家は住むためのものということ)

 

 

アリストテレスの主な著書

アリストテレスの主な著書には『ニコマコス倫理学』、『オルガノン』、『自然学』などがあります。これらの著書は後世の学問に多大な影響を与えました。

本を読んでいる女性のイメージイラスト

『ニコマコス倫理学』

『ニコマス倫理学』は、全10巻からなり、史上初めて倫理学を学問としてまとめ示したもの。その後の倫理学の出発点となった本です。また、本のタイトルである「ニコマコス」は、アリストテレスの息子の名前に由来するといわれています。

『オルガノン』

アリストテレスの論理学書の総称。「オルガノン」とは「道具」や「手段」を意味し、倫理学は学問研究の道具や手段であるという意味が込められているといわれています。

『自然学』

自然哲学の研究について記した一冊です。アリストテレスは哲学者として有名ですが、優秀な生物学者でもあったそうです。

アリストテレスの名言

アリストテレスの名言を英語と日本語の両方で紹介していきます。

アリストテレス 名言

1:「Happiness depends upon ourselves.」(幸せかどうか決めるのは自分である)

2:「The greatest virtues are those which are most useful to other persons.」(最大の美徳は他人の役に立てることだ)

3:「Pleasure in the job puts perfection in the work.」(働く喜びが、仕事を完璧なものにする)

4:「The roots of education are bitter, but the fruit is sweet.」(教育の根は苦いが、その果実は甘い)

5:「Misfortune shows those who are not really friends.」(不幸は、本当の友人でない者を明らかにする)

6:「All men by nature desire knowledge.」(すべての者は生まれながらにして知恵を求める)

7:「Hope is a waking dream.」(希望とは、目覚めて抱く夢をいう)

8:「For one swallow does not make a summer, nor does one day; and so too one day, or a short time, does not make a man blessed and happy.」(一羽のツバメが来ても夏にはならないし、一日で夏になることもない。このように一日もしくは、短い時間で人は幸福にも幸せにもなりはしない)

9:「I count him braver who overcomes his desires than him who conquers his enemies; for the hardest victory is over self.」(私は敵を倒した者より、自分の欲望を克服した者の方をより勇者と見る。それは、自らに勝つことこそ最も難しい勝利だからだ)

最後に

哲学者アリストテレスは、あらゆる学問に精通し、多大な功績を残した学問界のスーパースターでした。あらゆる学問を探究したアリストテレスが残した名言には、説得力があり、現在のビジネスシーンや日常生活にも生かせるものが多くあります。ぜひ、アリストテレスの思想や名言に触れてみてください。

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