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LIFESTYLE 家事

2023.01.12

生ゴミを減らして循環させる。地球に優しい「コンポスト」のメリットとデメリット

 

SDGsという言葉や考え方が浸透するとともに、自宅でできるコンポストへの注目が高まっています。生ゴミが減るだけでなく、野菜づくりやガーデニングにも役立つコンポストの始め方や、実際に使ってみて感じたメリット・デメリットなどを紹介します。

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岡のぞみ
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コンポストとは

コンポストとは、野菜くずなどの生ごみや落ち葉などを微生物の働きにより発酵・分解させて堆肥を作ること。そのための容器のことを言います。ずっと気になってはいたものの、飽き性な自分には続けられないのではないか。虫や悪臭がするのではないか。と、手を出すことができませんでした。ある日、友人の子どもから「生ゴミなどは、水分があればあるほど、焼却するのに時間がかかるんだって学校で習ったよ」と聞き、個人でできることはやろう、と考えコンポストを導入することを決めました。

調べてみると、段ボールで作れるものや、回転式のもの、乾燥させるものなどさまざまな種類がありました。自治体によっては、コンポストを購入する際の費用を一部負担してくれることもあるようです。我が家では、ベランダに置くことができ、臭いも少ないと口コミの多かったLFCコンポストを選びました。困った時はLINEで相談できるという点も安心。

ベランダで使える「LFCコンポスト」使ってみた

バッグの中にコンポスト基材を入れます。設置場所は、ベランダなど屋根のある屋外で、風通しのいい台の上が良いそうです。1日の生ごみの投入量は50g〜450gが目安。これより多いと分解スピードが落ちるようです。生ごみを投入したら、かき混ぜて、ファスナーをしっかり閉める。これを日々繰り返します。生ごみの投入期間が終了後は熟成に入ります。堆肥が乾燥してパサパサしてる時は水500mlを目安に入れて混ぜます。週に1〜2回全体をよく混ぜ、3週間ほど経ったら熟成完了。卵の殻やたまねぎの皮などは熟成後も残ることが多いですが、そのまま堆肥として使うことができます。

メリット1:生ゴミの量が1/10以下に

コンポストを使い始めてからは、野菜クズだけでなく、揚げ物に使った油、麦茶やダシパックの中身、ラーメンのスープまで、生ゴミとして捨てていたほとんどをコンポストに入れています。ゴミ箱に捨てるのは、分解しにくいとうもろこしなどの皮や、牛肉など太めの骨くらいなので、生ゴミの量が本当に少なくなりました。感覚的に、1/10以下になっていると思います。生ゴミのためのプラ袋を使わなくなったのも嬉しい。

メリット2:ゴミ箱の臭いが気にならなくなった

私の住んでいる地域では、燃えるゴミの回収は週2回。生ゴミをビニール袋に入れ捨てても、夏にはどうしてもゴミ箱の匂いが気になります。生ゴミを冷凍庫に入れるのもなんだか嫌だし、ゴミ袋を2枚重ねるのも環境のことを考えると避けたい。

コンポストに投入することで、ゴミ箱に捨てる生ゴミがほとんどなくなったため、ゴミ箱の臭いもなくなりました。その分、コンポストが臭うのかなと心配していましたが、それもなし。バルコニーに置いていますが、真夏でもコンポストの臭いは全く発生していません。鼻を近づけると土の匂いがするくらい。使い始めた最初の頃は、バッグのファスナーを開けるとコバエが出てきましたが、数週間するとおいなくなりました。冬に2つ目のセットを買った際には、一切虫は出ませんでした。

メリット③子どもの食育になる

シャベルで生ゴミを混ぜる姿を見て、5歳の息子も「何してるの?」と、興味津々。「生ゴミをゴミ箱に捨てると、たくさんの人の力、電気やお金を使って燃やさなきゃいけない。コンポストに入れると土になって、それが野菜の栄養になって、その野菜がまた私たちのごはんになるんだよ」と話をしました。最初は理解できなかったようですが、1週間前に入れた野菜クズがなくなっている(小さくなっている)のを見て、なんとなく理解したよう。生ゴミをコンポストに運んでいると、「やりたい!」と手伝ってくれます。

デメリット1:ゴミを運ぶのは面倒

やっぱり毎日生ゴミをベランダまで持っていくのは面倒は面倒です。夏は蚊に刺されるし、冬は寒い。だけどやっぱり生ゴミが土に還るのを見るのが楽しいし、子どもや孫が成長した先の未来も美しい世界であってほしいという気持ちから、続けることができています。

デメリット2:堆肥として使用したら虫が出てきた

生ゴミを投入している段階では、ほとんど虫が湧かなかったのですが、熟成完了後に堆肥として観葉植物の土に混ぜてみたところ、冬なのにコバエが大量発生。やっつけてもまた出てきて、コバエとの戦いでした。

LFCのLINEで相談してみたところ、とても丁寧にアドバイスをいただきました。

私自身、かなり飽きっぽい性格で続けられるかが心配でしたが、1年近く続いています。母や友人にも勧め、コンポストの輪が少しずつ広がっています。

少しの時間と手間をかけることで、生ゴミとして処理が必要なものが、土に還り、堆肥として活用できるようになります。一人ひとりがそんな小さなアクションを起こせるといいですね。マンションでも簡単にできるコンポスト生活、ぜひ続けてみてください。

LFCコンポスト

ライター

岡 のぞみ

広報・ライター。5歳の息子と夫の3人暮らし。営業、留学カウンセラー、コンビニの広報を経て独立。現在は、横浜と湘南を拠点に活動。

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