Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 暮らし

2023.05.08

結婚式の開始時間はいつがいい? 注意点や平均的な所要時間とは【専門家監修】

 

結婚式を計画する際に、開始時間はどの時間帯がするべきなのか悩みませんか? ゲストのためにも、また自分たちのためにも、ベストな時間帯を選びたいもの。そこで、結婚式の開始時間を決める際の注意点や、所要時間などを紹介します。

Tags:

結婚式の開始時間とは

いざ「結婚式をしよう!」となったときに、一体どの時間帯に開催するべきなのでしょうか? ほとんどの方は、開始時間は重要視せずに「会場の空いている時間で」と日にちだけを先に押さえるパターンがほとんど。

ゲストとして参加した過去の結婚式の中には、朝早くからの結婚式や、夕方から開始の結婚式など、様々なパターンを経験した方も多いのでは。このように、招待するゲストの事情によって、結婚式の「ベストな時間帯」は異なるものです。

チャペルで挙式を挙げている様子、ドレスとスーツを身に纏った新郎新婦、それをみている参列者たち

結婚式の時間帯は、会場によりますが、大まかに分けると午前10時・午後2時・夕方6時からの開始時間に分かれます。結婚式を計画するとき、まずは式場やホテルの日時を押さえるところからがスタートです。「1日1組限定」を売りにしているところ以外は、同日に何件かの予約をとるために、被らないように開始時間を分けています、

時間帯の決め方は、自分たちの「ナイトウエディングがしたい」や「二次会がしたい」などの希望があれば、それに合わせて時間を決めていきます。しかし、ゲストが多い場合は、2人の希望だけで開始時間を決めるのはよくありません。

近場から来てくれるゲストばかりであれば特に問題ありませんが、日帰りの遠方からのゲストが多い場合や、小さな子供を連れて出席するメンバーが大多数を占める場合は、夜遅くからスタートの挙式は不親切な印象を与えることも。

開始時間は、2人の希望だけでなく、ゲストの事情もふまえた上で検討するのがベター。ここでは、結婚式のおすすめの開始時間帯や、挙式や披露宴における所要時間の目安や一般的な流れ、を紹介していきます。

結婚式の平均所要時間

挙式や披露宴の内容は、人によってそれぞれ異なります。しかし、結婚式全体の所要時間の目安を把握しておくことで、新郎新婦、招待されたゲストにとっても、お互いスケジュールを立てやすくなりますよ。

式場により、結婚式のセレモニーの場所やスケジュールは異なりますが、挙式を挙げて、披露宴を行う場合の一般的なタイムスケジュールの例は以下の通りです。

豪華な結婚式のイメージ、メモ帳のリマインダーリストにペンでチェックをつけている人の手元、それを眺めている夫婦、周りを飾るプレゼントやシャンパンのイラスト

・新郎新婦入場から挙式、フラワーシャワーなどで約30分
・ガーデンやテラス、屋上等に移動して乾杯のセレモニー、記念撮影などに30分から40分ほど
・披露宴会場に移動し、2時間もしくは2時間半。お色直しの回数が多い場合は3時間の場合も

挙式から披露宴のお開きまでは、平均してトータル3時間から、3時間半ほどが一般的な所要時間です。ただし、ゲストの人数が多い場合は、スケジュール通りにはいかずに遅れる場合もあります。移動に時間がかかったり、写真撮影等の際にスタッフが、ゲストの誘導に時間がかかる可能性が高いからです。

パーティーのお開き後は、新郎新婦と両家の親でゲストをお見送りします。その際にプチギフトを渡したり、お礼の挨拶や記念撮影をすると、更に時間がかかることもあり、ぎりぎりの時間配分だと、送迎のバス等に乗り遅れるゲストも出てくる可能性もあるので、注意が必要です。

大人数の結婚式の場合は、そのような事態を想定したスケジュールを立てておきましょう。

結婚式の開始時間は何時がおすすめ?

式場の予約状況にもよりますが、人気のところや、1日1組限定でない式場の場合だと、午前・午後・夕方で分かれているところもあります。特に大きなホテルなどの場合は、披露宴会場がたくさんあるため、人気のシーズンはかなりの数の結婚式が行われていることもあるのです。

招待したいゲストが遠方の方が大多数になるのか、そうでないかによって大体の結婚式の時間帯を決めておきましょう。その後に、新郎新婦の希望も取り入れながら開始時間を決めていきます。

春や秋などの人気のシーズンだと、早めから人気の時間帯や曜日が予約が埋まっている場合も。希望の式場があるなら、早めに見学に行きましょう。

スポットから飛行機で飛んでいく様子のイラスト

遠方のゲストが多い場合

遠方からのゲストが多くなる場合は、午後から開始の挙式がおすすめです。しかし、ゲストの宿泊の有無で事情は変わります。

宿泊なしの日帰りのゲストが多い場合、10時から開始の挙式だと、早朝からの移動は大変なので前泊が必要になります。反対に夕方スタートの挙式も、帰りが遅くなったりと、交通手段がなくなることもあるので宿泊が必要になる場合も。宿泊を案内しないなら、昼スタートが望ましいでしょう。

万が一、式場の予約状況的に昼からの開始が難しい場合は、新郎新婦が宿泊費を負担して、宿泊を促してもよいでしょう。あまり無理なスケジュールを立てると、ゲストに不信感を持たれる可能性もあるので、気を付けてください。

近場のゲストが多い場合

ほとんどのゲストが会場の近場から来る場合は、午前開始の挙式が多い傾向にあります。一見、昼からでも夕方からでも問題はなさそうですが、ゲストの内訳に気を付けて決めてください。

例えば、ゲストの中に小さな子ども連れが多い場合や、高齢の方が多い場合は、夕方からや夜の開始時間は負担に思われるので、避けたほうがよいでしょう。

それぞれの開始時間帯の注意点

午前・午後・夕方から開始の結婚式は、それぞれよい点もありますが、注意点もあります。遠方からのゲストが多い・少ないや、それぞれの時間帯のメリットとデメリットを考慮した上で、開始時間を検討しましょう。

オレンジと黒のメガホンから「ATTENTION!」と文字が飛び出しているイラスト

午前式

メリット

・昼過ぎには終了するので、その後の予定が立てやすい

デメリット

・ゲストが朝早くからの準備が必要になるので、美容院でヘアセットや着付けなどする場合だと早朝料金がかかる恐れあり
・遠方の場合、前泊が必要になる可能性がある。新郎新婦が宿泊費を負担しない場合は、ゲストの負担が増える
・二次会を行う場合は、パーティーのお開きから二次会までの時間が長くなり、ゲストの待ち時間が発生してしまう

午後

メリット

・新郎新婦、ゲスト共に朝起きてからゆっくりと準備できるため、早起きの必要がない
・二次会までの待ち時間が短くて済む

デメリット

・結婚式に1日時間をとられてしまう
・昼食や夕食の時間調整が必要になる場合がある

夕方

メリット

・午前、午後に予定をこなしてから、ゆっくり準備ができる
・ナイトウエディングなど、雰囲気のある演出が可能

デメリット

・高齢ゲストや子供にとっては負担になる
・遠方ゲストは帰宅できない可能性が高いので、宿泊が必要になる
・終了時間が夜になるため、同日に二次会を開催できない

最後に

結婚する2人にとっても、ゲストにとっても、結婚式の時間帯は重要です。大体の希望時間をある程度決めた上で式場探しをされると、あとから「無理な時間帯に結婚式を行うことになってしまった…」という事態は避けられます。

もちろん、自分たちの理想のイメージの結婚式を叶えることが大前提。ぜひ早めの行動を心がけて、ゲストにも喜ばれる結婚式にしてください。

執筆

吉川沙織(よしかわ・さおり)

結婚式場内の衣装室や路面店にて衣装スタイリストとして勤務。挙式当日の着付けや、前撮り撮影などに携わる。趣味はピクニック。海外・国内ウエディングの流行チェックも好きです。ライター所属:京都メディアライン

あわせて読みたい



Read Moreおすすめの関連記事







スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!