「サマリー」の意味
主に、ビジネスシーンで使われることが多い「サマリー」。様々な分野で使われている言葉ですので、詳しい意味までは知らなくとも、聞いたことはあるという方も多いでしょう。
本記事では、サマリーの意味や似ている用語との違い、相手に伝わりやすいサマリーの作り方について紹介します。分かりやすいサマリーを作るコツについて知りたいという方は、ぜひ参考にしてください。
サマリーは、英語の「summary」のことで、「要約」「概要」「要点」などの意味があります。ビジネスシーンで使われる「サマリー」は、長い文章やデータを簡潔にまとめたものという意味です。
ビジネスシーンでも、「要約」や「概要」という、本来の意味として使われています。報告書や資料などのサマリーを作ることを、「サマる」と表現する人も少なくありません。例えば、「会議資料をサマっておいて」と言われた場合、「会議資料をまとめておいて」という意味になるのです。
また、サマリーは、IT分野でも使われることが多い言葉。テキストやデータを要約したものを「サマリー」と呼び、主にログといった膨大なデータを集計・解析する際に使われます。
さらに、医療分野においても「サマリー」はよく使われていますが、こちらはより専門的な意味になっています。医療分野で使われる「サマリー」とは、患者の病歴や入院時の症状などをまとめた「診療記録」のこと。「週間サマリー」や「月間サマリー」など、記録する期間の違いによって、細かく分けられているのだとか。
作業を円滑に進めるために、サマリーは様々な場面で活用されています。
似ている用語との違いは?
「サマリー」には、「要約」や「概要」という意味があることが分かりました。しかし、似たような意味を持つ言葉も複数存在し、混同してしまうことも多いのではないでしょうか? ここでは、サマリーと似た意味を持つ用語との違いについて紹介します。
1:レジュメ
サマリーとよく混同されがちな用語として、「レジュメ」が挙げられます。レジュメは元々フランス語で、「要約」や「大意」という意味です。サマリーと同じ意味を持つレジュメ。何が違うのか分からなくなってしまいそうですが、違いはそれぞれの用途にあります。
まず、レジュメは大学の講義や会社での会議などで報告する内容を要約したもの。事前に配布されることが多いです。反対に、サマリーは講義や会議の後に、その内容をまとめたものとして、配布されることが多いです。
2:アジェンダ
「アジェンダ」も、サマリーと同じく、英語に由来する言葉です。意味は「計画」「予定表」「検討課題」など。講義や会議の内容をまとめるサマリーとは違って、時間や日程、議論する項目などを記載しているのが特徴です。
アジェンダでは、講義や会議の内容については触れられず、予定されている議題やスケジュールなどを取り上げます。会議をよりスムーズに進行させるために必要といえるでしょう。