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2023.08.23

「明後日」はなんて読む?言葉の意味は?語源やよく似た表現、明明後日についても解説

 

明後日は「あさって」と読みます。明日の翌日という意味ですが、見当違い・判断が間違っているという意味で使う場合もあります。本記事では明後日の2つの意味や言葉の由来ついて解説します。明後日と似た表現もご紹介しますので、参考にしてください。

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明後日とは?

明後日は「あさって」と読みます。「みょうごにち」と読んでも間違いではありません。あさってと読む場合、もともとは「明日が去って」という言葉が語源となっています。

カレンダーのマス目に小さな旗が刺さった様子

明後日は明日の次の日という意味のほか、見当違い・方向性が誤っているという意味で使われることもあります。

あさって【明=後=日】
《「あさて」の音変化》
1 明日の次の日。みょうごにち。
2 見当違いであること。向くべき方向や判断を誤っていること。「明後日の方向に走り出す」「明後日の方を向く」 

(引用〈小学館 デジタル大辞泉〉より)

ここでは、明後日の語源や意味をみていきましょう。

■明後日の語源

明後日は「明日が去って」という意味で、これが「あさって」に変化したとされています。平安時代には 明後日を「あさて」といっていました。当時の文学にも「あさて」の記述がみられます。

「あさて」が「あさって」に変化したのは室町時代ごろで、室町時代の言葉を集めた「日葡辞書」には「あさって」という言葉で収録されています。

■2つの意味がある

明後日には「明日の次の日」という意味のほかに、「見当違い」「判断を誤っている」という意味もあります。「明後日の方を向く」という使い方をします。明日に目を向けるべきなのに、明後日という見当違いの方向を向いているといった意味合いです。

ふらふらと飛ぶ紙飛行機

例文をみてみましょう。

・話が明後日の方向にいっているよ。最初に戻って考えよう

・彼と話していると、いつも結論が明後日の方にいってしまうようだ

・スポーツが苦手で、ボールを投げると明後日の方に飛ばしてしまう

 

明後日の次はいつ?

明後日の翌日は、明明後日(しあさって)といいます。今日を0として3日目が明明後日です。ただし、明明後日は場所により日数の数え方や違う読み方をする場合があります。今日から4日後を指す地方もあるため、約束する場合には注意が必要です。

カレンダーと時計 イメージ

ここでは、明明後日の意味や地方で異なる日数や読み方、語源について詳しく解説します。

■明明後日

明明後日は一般的に、明後日の翌日を指します。今日が1月1日としたら明日は1月2日、明後日は1月3日、「明明後日」は1月4日です。

明明後日は基本的に明後日の翌日ですが、地方によっては明後日の翌々日を意味する場合もあります。前の例では、1月5日ということです。

なお、明明後日は未来を示す言葉ですが、過去を示す場合、同じ位置にあるのは昨日のひとつ前の日「一昨日(いっさくじつ)」の前の日になり、「一昨昨日」です。「さきおととい」「いっさくさくじつ」と読みます。

■地域により日数や読み方が違う

明明後日は、基本的に明後日の翌日で「しあさって」と読みますが、地域ごとに指す日にちや読み方が異なります。東京の都心部や関西方面では一般的に今日から3日後を指しますが、ほかの地方では今日から4日後を指す場合があります。

出身地により解釈が異なる場合があるため、日にちの約束をする際は、具体的な日にちを指定した方がよいでしょう。

明明後日の読み方も、地方によっては「さあさって」「ささって」といった呼び方をする場合があります。

■明明後日の由来

明明後日を「しあさって」と読むようになった理由には諸説があり、「し」は「さい(再)」の意味で「再あさって」を縮めたという説などさまざまです。

明明後日の翌日を「やのあさって」と読む地方もあります。「弥の明後日」と書き、「弥」は「いよいよ、もっと」という意味です。都区内を除く関東や東日本に多く、それらの地方ではその翌日をしあさってといいます。

住んでいる場所によって呼び方が逆転する場合があるため、注意が必要です。待ち合わせなどの約束をするときは、「3日後の〇〇日」など、具体的な日を指定するようにしましょう。

明後日とよく似た表現

明後日にはよく似た表現もあるため、一緒に覚えておくと語彙力が広がります。1日または2日の間という意味の「一両日中」や、数日以内という意味の「近日中」があげられます。どちらも「近いうちに」という意味合いがあり、3日後を指す明後日の代わりに使える表現です。

カレンダー イラスト

ここでは、明後日とよく似た表現を2つご紹介します。

■一両日中

一両日中(いちりょうじつちゅう)とは、「1日または2日の間」という意味です。1日と両日(2日)が組み合わさり、「今日明日中」という意味合いになります。

ただし、起点の日をいつにするかによって解釈が分かれます。今日を1日目とすれば「明日までに」という意味になり、明日を1日目と考えれば明後日までにという解釈が可能です。

一両日中は人によって解釈が異なることもあり、具体的な日を示す必要があるときには避けた方がよいでしょう。基本的に「できるだけ急いで」という意味合いで使い、日時を厳守する場合は具体的な日にちを指定することが大切です。

〈一両日中の例文〉

・選考の結果は一両日中にお返事いたします

・この食品は日持ちしないため、一両日中にお召し上がりください

 

■近日中

近日中(きんじつちゅう)は、数日以内という意味です。曖昧な言葉であり、締め切りが迫っているなど日時を正確に伝える必要がある場合には適していません。具体的な日にちを示すようにしてください。

近日中を使うときは、何日かかるか目処が立たない状況の場合にとどめた方がよいでしょう。

〈近日中の例文〉

・打ち合わせの日取りについては検討中ですので、近日中にはご連絡いたします。

・近日中の発売の予定でしたが、完成に時間がかかり、7月に延期となりました。

 

明後日は読み方と意味に注意

明後日は一般的に「あさって」と読み、明日の次の日という意味です。見当違いという意味で使われることもあり、「明後日の方向」という使い方をします。明後日には似た表現もあるため、状況に応じて使い分けてください。

明後日の翌日を明明後日といいますが、読み方は「しあさって」のほかに「やのあさって」などさまざまで、表す日にちも地域により異なります。明明後日を使う際は、誤解を避けるため、具体的な日にちも一緒に示すとよいでしょう。

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