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LIFESTYLE 雑学

2023.05.26

日中とはどの時間帯のこと? 気象用語などから具体的な時間帯を紹介

 

「日中は留守にします」「日中のうちに用事を済ませよう」というように、日常会話でもよく使う「日中」ですが、具体的にどの時間帯を指すのだろうと思ったことはありませんか? 実は、日中に該当する時間帯は複数あり、日中という言葉を使うシーンや文脈などで、少し意味が変わります。まずは、日中とはどんな意味を持つのか、チェックしていきましょう。

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日中とは、どんな意味を持つ言葉?

雲の浮かぶ青空の写真

日中(にっちゅう)という言葉には、どのような意味があるのでしょうか。

[日中]
1:日がのぼっている間。ひるま。「―留守にすることが多い」
2:六時の一。まひる。正午。また、その時に行う勤行(ごんぎょう)。
<小学館 デジタル大辞泉>より引用

上記から、日中とは昼の時間帯を意味する言葉であることが読み取れますね。また、日中は、正午(お昼の12時)のことを表す言葉でもあるようです。

日中とは、どの時間帯のこと?

日中とは、昼の時間帯や正午ごろを指す言葉だとわかりましたが、場面によってさまざまな時間帯を指して使われていると考えられます。

昼12時を基準に考える場合

正午を基準とし、その前後数時間を日中と表すパターンがあります。

気象用語で使われる場合

気象庁が天気予報で日中を使う場合は、9時ごろから18時ごろまでのことを意味します。「日中は雨が降る」「日中は日差しがきつい」などは、この時間帯を指していると考えていいでしょう。

日の出から日没までを指すことも?

日の出から日没までの時間帯を日中とするパターンもあるようです。つまり、太陽が見えている時間帯のことですね。日の出や日没は、季節や地域によって変わるため、この場合時間帯が固定されているわけではありません。

日中以外の時間帯を表す言葉について

日中以外にも、時間帯を表す言葉は多数。その中から、気象用語である「1日の時間細分の用語」を紹介します。この言葉を知っておくと、天気予報を活用しやすくなりますよ。

雲や太陽、月などで表された天気のアイコンのイラスト

気象用語である「1日の時間細分の用語」とは?

天気予報では、1日を3時間ごとに区切り、用語を決めています。ここからは、時間帯別に、気象用語である「1日の時間細分の用語」を紹介。

「1日の時間細分の用語」は天気予報で使われる際の意味や時間帯であり、一般的な意味合いとは異なる部分もあります。その点は注意してください。なお、時間は24時間表記で紹介していきます。

0時から朝に関する時間細分の用語とは

0時から朝の時間帯に関する時間細分の用語を見ていきましょう。いずれも、天気予報でよく使われていますね。

【未明】0時から3時ごろまで
【夜明け】日の出の前の空が薄明るくなるころ

【明け方】3時ごろから6時ごろまで
【早朝】季節や地域により異なるが、夜明けからおよそ1~2時間経ったころ

【朝】6時ごろから9時ごろまで
【午前中】一般には0時から正午までを指すが、5時予報や11時予報 の「今日」の予報では、発表時から正午までの期間に対して用いられる

 

なお、天気予報で、「朝の最低気温」と使う場合は、0時から9時の時間帯を言います。

昼から夕方に関する時間細分の用語

昼から夕方を表す時間細分の用語は次の通りです。

【昼頃】正午の前後それぞれ1時間くらい
【昼前】9時ごろから12時ごろまで
【昼過ぎ】12時ごろから15時ごろまで

【午後】12時から24時まで
【夕方】15時ごろから18時ごろまで

 

「雨が降る」「風が強くなる」のような気象現象が夕方過ぎからはじまるという場合は、「午後」ではなく、「夜のはじめ頃」「夜遅く」などの時間細分の用語が使用されています。

夜から深夜までの時間細分の用語

夜から深夜までの時間に関する時間細分の用語は次の通りです。

【夜のはじめ頃】18時ごろから21時ごろまで
【夜】18時ごろから翌日の6時ごろまで。府県天気予報の場合は、18時ごろから24時までを指す
【夜遅く】21時ごろから24時ごろまで

 

また、深夜を含むものとして以下のような用語もあります。

【朝晩】0時ごろから9時ごろまでと、18時ごろから24時ごろまで
【朝夕】0時ごろから9時ごろまでと、15時ごろから18時ごろまで

 

時間細分の用語を知っておくと、天気の対策ができる

天気予報では、「昼」「夜」を単独で使うことは滅多にありません。対象となる時間帯が長いなどの理由から、「昼頃」「昼前」や「夜のはじめ頃」「夜遅く」などの時間細分の用語を使い、できるだけ時間帯を特定できるように工夫されています。

たとえば「昼過ぎから夕方にかけて、雨」という場合は、昼過ぎが12時ごろから、夕方が18時ごろまでですから、12時ごろから18時ごろをイメージするといいですね。

気象用語である時間細分の用語は、知っておくと何かと便利です。特に梅雨どきや季節の変わり目などは、天気や気温が急激に変わることも少なくありません。そのような場合に対応できるよう、時間細分の用語を知り、活用してみてはいかがでしょうか。

出典:気象庁|予報用語 時に関する用語

日中の類語や似た意味の言葉についても知っておこう

時間細分の用語以外にも、日中と似たイメージを持つ言葉があります。日常会話などで出てくる言葉も多いですよね。ここでは例として3つ挙げ、それぞれの意味や日中との違いについて紹介します。

日の光が差し込むベッドの写真

「真っ昼間」

真っ昼間(まっぴるま)は、昼のまっ最中のこと。時間帯だと、午前か午後かはあまり関係なく、正午に近いころのことです。日中と比べ、真っ昼間の方が該当する時間帯は短くなるといえます。

「白昼」

ニュースや物語などでもよく使われていますよね。白昼は日中と近い意味合いになります。白には「明るい」という意味もあるため、「日中の明るい時間=白昼」ということに。

「日の中」

日中と表記もよく似ている「日の中(ひのうち)」は、日のある間、つまり、日の出から日没までの時間帯を表す言葉です。日中との違いは、日中の意味にはパターンがいくつかありますが、日の中はより限定されているという点にあるでしょう。

最後に

海辺の写真 ウッドデッキの上に、足つきのグラスに注がれた赤と青のグラデーションの飲み物が置かれている

日中とは、漠然と昼のことを指すイメージがありますが、実は微妙に違ったいくつかの意味合いを持つ言葉。そのときのシーンや文脈で使い分けたり、判断したりする必要があります。天気予報でも日中は使われますが、この場合は、気象用語である「1日の時間細分の用語」に沿った時間帯のことです。1日の時間細分の用語は知っておくと便利なので、ぜひ覚えてみてはいかがでしょうか。

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