未来のために知っておきたいSDGsについて、気負いなく学べる無料の親子セミナー
目覚めの朝に、仕事の息抜きに、スイーツのお供に、毎日さまざまな場面で癒しをくれるコーヒー。ですが、身近な割につくられている場所やその方法、届くまでの経緯など、意外と知らないことがたくさんあります。
そのコーヒーからSDGsについて学ぼう!というのが、コーヒーのプロフェッショナル「UCC」主催の小学生向け夏期特別セミナー「コーヒーとSDGs for キッズ」。小学5年生になるわが家の長男は最近SDGsに興味があるようで、いい機会になるかも!と思い、親子で参加してきました。所要時間は子どもが無理なく参加しやすい1時間程度。
身近なものがテーマだと子ども自身が自分ごととして捉えられる!
まず、サブタイトルにある「将来コーヒーが飲めなくなるってホント?」というところから、コーヒー好きな息子は「え?本当?」と驚いた様子でした。量は飲めないものの、毎朝私が飲んでいるコーヒーをくんくん嗅いでは「いい香り〜」とうっとりしている息子なので、コーヒーはとても身近な飲み物。そこを軸に社会の課題を考える、というのが、今後起こりうる事態を子どもでも想像しやすくていいなと感じました。
▲引き立てコーヒーの香りの良さにうっとり!
セミナーではコーヒーの元となるコーヒーノキの話から始まり、どんな国でつくられているか、なぜその場所でつくられているのか、そこからどのようにして私たちの住む国やお店に届けられているのかを講師の方がトーク。そこから、メインテーマであるコーヒーをつくる際のさまざまな課題について話してくれました。
温暖化の影響で2050年までにはコーヒーが育つ土地は現在の半分ほどになると言われているそう。問題の深刻さに頭を抱えつつも、「じゃあ今できることは?」を考えることがこのセミナーの核となる部分です。
途中、課題について講師の方から子どもたちに質問が飛ぶシーンも。息子も自分なりに何かいい解決策はないものかと真剣に考えていました。聞いて終わり、ではなく、子どもが自ら考える時間ってとても大切!年の近い他のお子さんの意見を聞けたこともいい刺激になったと思います。
「まずはできることから」が、環境を考える第一歩に
セミナーを終えると「コーヒが飲めなくなるの嫌だから、その原因を減らさないと」と息子がひとこと。「じゃあ、具体的には何をすればいいかな?」と聞くと、「ん〜まずは食品ロスを減らしたり、地球温暖化の原因になることを止めることかな。ゴミをちゃんと分別したり、電気とか冷房をつけっぱなしにしない!あとは水も出しっぱなしにしない!」と、息子自身が今すぐに実践できることを考えていました。これはいい兆候!
自宅にいると〝ながら〟ばかりで、息子とゆっくり話す時間もままならない毎日なので、親子の貴重なコミュニケーション時間にもなったと思います。
夏期の特別セミナーはすでに受付を終了していますが、今後開催されるイベントのスケジュールは、随時特設サイトにアップされていくそうなので、ぜひチェックしてみてくださいね。