こんにちは、editor_kaoです。
シンプルでベーシックな着こなしを愛する私ですが、このところ何度か書いているように、2024年はコントラストのあるおしゃれを目指したいので、「派手なアイテムも取り入れるぞ!」という気持ちは、いまだ継続中。買うか買うまいか悩みまくっていたラメカーディガン(詳しくは過去記事を!)も、結局手に入れて、先日友人とのプチ新年会に、ホクホク着ていきました。
気になるのは、ベーシックに、ほんのり個性が加わったアイテム
ただ、毎日キラキラした着こなしばかりするわけにはいきません。そこで目をつけたのは、「ベーシックだけど、ちょっとだけ普通じゃない」アイテムです。「普通じゃない」とは、言い換えれば「個性がある」ってこと。ディテールなりフォルムなりに、ほんのりひねりのあるデザイン程度なら、毎日取り入れても違和感ないのでは。そう考えていたのですが、どうやらお買い物歴を振り返ってみると、昨年の秋から、その前哨戦のようなものは、始まっていたようです。
買い足したのは、デザイン性の高いデニムシャツ
そのひとつの例が、デニムシャツです。昨年の秋に、新しいデニムシャツを2枚も買い足してしまったのですが、「デニムシャツ」というアイテムそのものはベーシック。ただし私が今回選んだのは、ひとつは、ディテールはベーシックだけど超ビッグサイズ&五分そで、もうひとつは、シルエットはベーシックだけど、胸元にフリルのあるタイプでした。
ビッグサイズのほうは、初秋にアウターとしても着られるなと手に入れたもの。昨年の夏は本当に暑かった……。毎日、何を着たらいいのか考えるのもイヤだなと思っていたときに、お昼の情報番組(よくあるファッション対決のコーナーです。いろいろ参考になる)で紹介しているデニムシャツを観て、これだ!と、その瞬間にネットで購入しました。フロントを閉じてざっくり着てもいいですし、ワンピースの上から羽織っても。ビッグサイズでも五分そでだから抜け感があり、身長156㎝の私もすっきりと着られるんです。
もうひとつのデニムフリルシャツは、もっと秋が深くなってから。何しろ10月に入ってもずっと暑かったので、なかなかニットに手が出せない。でも手持ちのワードローブにもいいかげん飽きた……というときに、ショップで出合いました。甘いフリルも、デニム素材になるとすんなり着やすく、今までとは違うおしゃれが楽しめそう!見つけたのは10月末でしたが、寒くなったらインにタートルを合わせても着られるから、今買っても損はなし!という計算もあって。寒くなったらメンズっぽいジャケットのインに合わせてもかわいいし、こちらは一年中活躍するアイテムです。
自己満足でもいいから新しいチャレンジを
ほかにも最近増えたワードローブを見返してみると、少し肩幅の大きな、おじさんぽいツイードジャケットや、パンツの股上だけがぐっと上がったようなベアトップデザインのサロペットと、ベーシックが、よくいえば進化、いじわるにいえば歪んだアイテムに、どうも心惹かれているようです。でもこの程度なら、手持ちのワードローブにも自然となじみますし、気負うことなく新しいチャレンジができます。
自己満足かもしれないけれど、「ちょっとだけ普通じゃない」が、着ていて楽しい。月日が流れれば、また気持ちは変わりそうですが、今はこのバランスで、日々のコーディネートを考えていこうかと思っています。
【今日のひと手間】
ここまで書いてきて、「でも結局、どんなデニムシャツなのか気になるよね……」と思ったので、実物をご紹介。左は「ジーナシス」のもので、五分そで好きとしてはひとめ惚れでした!右のフリルシャツは「ルクールブラン」。こちらと、さらに濃いネイビーの2色展開だったのを、迷って迷って明るいブルーのほうに。フリルの立ち上がり方が気に入って、店員さんが新品を出してくださるというのを振り切って、ハンガーに吊るされていたものを、そのまま持ち帰ったという経緯も。
エディター
editor_kao
大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ライフスタイルWEBメディアkufura(クフラ)でも「4ケタアイテムで叶えるオシャレ」を連載中。
イラスト/柿崎こうこ
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