Domani

働く40代は、明日も楽しい!

 

LIFESTYLE 雑学

2024.06.30

「嘘松」とはどんな意味?由来やネットの噓にだまされない方法も紹介

 

SNSなどで「嘘松」「嘘松確定」というコメントを目にした経験がある人もいるかもしれません。おもに真偽が疑わしい投稿に対して使われる言葉です。しかし、なぜ「嘘松」というのでしょうか? 言葉の意味や由来と併せて「嘘松」を見分けるポイントも紹介します。

Tags:

「嘘松」とは?意味・由来を解説

「嘘松」は、主にネットで使われている言葉です。どのような意味があるのか、由来と併せて紹介します。

スマホを操作している人

(c)Adobe Stock

嘘のSNS投稿などに使うネットスラング

「嘘松」とは、ネットスラングの一つです。おもにX(旧Twitter)の投稿で、できすぎた内容や嘘っぽい内容などに対して使われる傾向がみられます。

特徴は「友達から聞いた話だけど」「○○に勤めてる人が言ってたんだけど」といった伝聞形式が多いことでしょう。また「誰かを助けた」「理不尽な言いがかりを論破した」などの美談や英雄談も散見されます。

注目を集めたい、表示回数を稼ぎたいといった理由で、嘘松の投稿を繰り返す人も少なくないようです。

「嘘松」の元ネタは人気アニメ?

嘘松の元ネタとされているのは、2015年に放映がスタートしたアニメ『おそ松さん』です。全員の名前に「松」が付く、松野家の六つ子を主人公とするドタバタストーリーで人気を博し、2019年には映画化もされました。

嘘松になぜ「松」が使われているのかには諸説ありますが、できすぎた内容の投稿を繰り返すユーザーのアイコンが『おそ松さん』だったからという説も。投稿の内容を見た別のユーザーが『おそ松さん』の登場人物をもじって、疑わしい投稿を「嘘松」と表現するようになったともいわれています。

「嘘松」に関連する派生用語もチェック

「嘘松」という言葉からは、さまざまな関連用語が生まれました。おもな派生用語を2つ挙げて解説します。

悩む女性

(c) Adobe Stock

「嘘松」に関連する派生用語
  1. 「嘘松確定」
  2. 「嘘松ジェネレータ」

「嘘松確定」

「嘘松確定」は、本当かどうか怪しい投稿に対するコメントによく使われる言葉です。一度、嘘松投稿で注目を浴びた人は、同じようなことを繰り返す傾向も。アカウントをいくつも使い分ける人もいるようです。

面白い話、皆が笑って済ませられるような嘘松投稿なら問題はないでしょう。しかし、デマ情報などの嘘松投稿にだまされたユーザーからすれば、不快で腹立たしいもの。できすぎた内容の投稿に「嘘松確定」とコメントするユーザーがいるのは「もうだまされたくない」という思いもあるのかもしれません。

「嘘松ジェネレータ」

「嘘松」は悪いものばかりではありません。使い方によっては人を楽しませるツールにもなり得ます。「嘘松ジェネレータ」を使えば、ワンクリックで「嘘松」の生成・投稿が可能です。実際に作成した一例を紹介します。

【例】
精神的にボロボロだったとき居酒屋の個室でイケメンぽい高校生二人が男に間違われてるのに親戚の子どもが近所の子どもの観察日記付けてたのでとりあえず思わず握手した

意味は全く分かりませんが、「嘘松」らしい文章ができました。句読点がない、一文で一気に説明するなど、嘘松投稿の特徴をとらえているといえます。嘘松ジェネレータは、嘘を嘘と分かって楽しめる人や、仲間内で盛り上がりたい人におすすめです。

SNSに投稿するときには、「嘘松ジェネレータ」のハッシュタグが付きます。「嘘松」とはっきり分かるため、ほかのユーザーに迷惑をかける心配が軽減されるでしょう。

「嘘松」やネットの嘘にだまされないためには

ネットの情報は玉石混交です。有益なものがある一方で、明らかなデマもあります。だまされたり、安易に拡散したりしないために気をつけたいことを紹介します。

PC画面を前に、スマートフォンを操作する女性

(c) Adobe Stock

ネットの情報を鵜呑みにしない

SNSなど、ネット上の情報は安易に拡散しないよう心掛ける必要があります。「本当だと思った」「皆に知らせなければならないと思った」など善意からの行為だったとしても、罪に問われる場合があります。

2016年4月、熊本地震のときに拡散された「動物園からライオンが逃げ出した」という投稿は有名でしょう。ライオンが街中を徘徊している画像が添付されていたこともあり、2万回以上も拡散されるなど大変な騒ぎとなりました。投稿者はデマを流し、動物園の業務を妨害したとして同年7月に逮捕されています。

特に災害時や事件・事故に関連する情報にはデマが拡散されやすいため、冷静に対処することが大切です。

情報源を確認しよう

ネットの記事やSNSの投稿を拡散するときには、発信元の確認が必須です。検索結果で上位に表示されていたとしても、発信元の分からない情報や個人のブログを信用しすぎるのは危険といえます。公的機関や企業などが公式に出している情報であれば信憑性は高いでしょう。

複数の情報をチェックすることも大切です。重大な事件や事故なら、報道しているのが一つのサイトだけということはないでしょう。また、嘘松投稿には報道の一部だけを意図的に切り取ったようなものも見受けられます。

XをはじめとしたSNSの投稿を情報源とする場合は、内容だけでなくアカウントも確認することが重要です。公的機関や著名人を名乗っていても、なりすましの可能性もあるので十分に注意しましょう。

画像検索もしてみる

「画像付きだからこの情報は本物」というわけではありません。近年は画像加工も簡単にできるほか、ネットの素材サイトや他人のサイトの画像を無断転載している場合も考えられます。

嘘松やデマを見抜くには、画像検索も有効な方法の一つです。Googleの画像検索などを利用すれば、画像の掲載元を確認できます。個人のサイトや素材サイトであれば、フェイク画像の可能性もあるかもしれません。

また、類似画像を調べられるサイトやアプリもあり、反転などの加工をしたものでも、元画像の検索ができるようです。

メイン・アイキャッチ画像:(c) Adobe Stock

▼あわせて読みたい



Read Moreおすすめの関連記事







スマートフォンプレビュー

【登録無料】
Domaniメルマガ会員募集中

管理職世代の通勤コーデ、明日は何を着る?子供の受験や習い事、
どうする?人気モデル、ハイセンスなDomani読者モデル、教育のプロたちから
発信されるタイムリーなテーマをピックアップしてお届けします。
プレゼント企画やイベント参加のスペシャルなお知らせも!