【目次】
心がけ1・心のゆるみ時間をもつ
仕事での出来事、友人との人間関係…、常にいろいろな出来事に刺激されて「ピン!」と張り続けている、私たちの心の糸。伸びっぱなしだと疲れ切ってしまうから、たまには意識的に「ゆるめて」あげましょう。ぼーっと横になる?ストレッチする?体をほぐせば、心もつられてやわらかくなるもの。テレビやスマホから距離をとって、時間さえ忘れるのもいいかもしれない。「考えない時間」って無駄のようで、実は心にとっては、とっておきの栄養。働く女性たちがみずから実践している方法を、前回の<その1>でお話をうかがった、奥田先生のコメントとともに、お届けします。
<case 1> ゆっくりバスタイム
「浴槽に花びらを浮かべて、入浴時間をラグジュアリーに」
浴槽にバラなどの花びらを浮かべて、贅沢な空間で日ごろの悩みをデトックス。防水スピーカーで音楽を流しつつ、キャンドルを焚くとさらに効果的。翌朝の目覚めが格別になります。
モトミ・レヴェルズさん(外資金融メディア勤務・28歳)
先生のコメント
入浴は誰でも簡単にもてるゆるみ時間。ただ、意外とエネルギーを使うため、無理のない範囲で。
<case 2> アロマテラピー
「好きな香りで満たされると、心も体も和らぎます」
玄関にアロマディフューザーを置いておくと、帰宅した瞬間、いい香りに包まれ、疲れがとれます。会社では、アロマオイルを垂らしたティッシュなどをかいで気分転換をしています。
本多梨香子さん(サービス業・37歳)
先生のコメント
香りが強すぎると逆に疲れる場合も。自分の心や体調と相談して行いましょう。
<case 3> 昔好きだった絵本
「子供のころ好きだった絵本を眺めて気持ちを〝ほっこり〟」
どうにもストレスが溜まってきてるな、と思ったら、ふだん読む本を、絵本にチェンジ。童心に帰り、心がまっさらになるので、気持ちの切り替えができるような気がします。
坂口綾子さん(主婦・32歳)
先生のコメント
絵本以外にも、小さいころの写真や、子供が描いた絵などを眺めるのも効果的。
【ほかにもこんな声が】
●「あえて何もしない」山田美千代さん
●「浴室を暗くして入浴すると落ち着く」松尾麻衣さん
●「意識的に深呼吸して、こわばった肩や背中をほぐす」島 鹿七子さん
風景画像撮影/さとうしんすけ
Domani6月号「ストレスとうまくつきあう方法」より
構成/谷畑まゆみ、福本絵里香(本誌)