【目次】
・学校行事
・授業参観
・PTA
・PTA役員
・連絡帳
【目次】
【学校行事】前もって年間行事を確認!無理のない範囲で参加を
ほとんどの学校では、年間行事表を4月の早い時期に配布します。年間行事表をもらったら、学校公開日や運動会、遠足、学芸会など、主要な行事をチェックし、カレンダーに記入しておきましょう。前もってスケジュールがわかっていれば、職場にも早めに休暇申請を出すこともできますよね。
すべての行事に参加しなくていけない?
といっても、すべての行事に出なくてはいけないということはありません。また、仕事を休めない場合だってあるでしょう。そんなときは、無理をしないことも大切。わが子に罪悪感を持つ必要もありませんよ。ただ、お子さんには「ごめんね、この日は仕事をどうしても休めないから、学校には行けないの」と、きちんと説明しておきましょう。さらに「帰ったらどんなことをしたのか教えてね」とお願いすれば、お子さんも喜んでママにお話してくれるでしょう。
学校公開日、「来なくていい」って子どもに言われたら?
子どもの性格にもよりますが、心の底から親に見に来てほしくないと思う子はいないはず。まだ一年生なら、なおさらです。口では「来なくていいよ」なんて言っていても、実際に見に行くと、うれしそうにしていたりするものです。といっても、本当に今のうち。高学年に上がるにつれて、本気で「来ないで!」と言われるようになることがあるので、今のうちに一年生のかわいらしさをしっかりと目に焼き付けておいてくださいね。
参照記事
▶︎4月から小学校に入学。フルタイムで働いていても、学校行事に出られるもの?【教えて!『小学一年生』編集部】
【授業参観】参観する際は、この3つのポイントをおさえて
最近は平日ではなく、土曜日に授業参観を行う学校が増えています。平日会社を休めないワーママでも、土曜日ならわが子がどんな様子なのかを見に行くことができます。また、万が一、授業参観が平日に実施されても、事前に日程がわかることがほとんどなので、有給が取れる方は事前に仕事の調整を行なえば、見に行けるケースが多いでしょう。
(1)子どものがんばりは?
親はわが子をよその子とつい比べてしまいがち。劣っているところがあるとつい「がんばって」と言いたくなってしまうもの。「もっとがんばれるはず!」と子どもを励ますつもりの言葉でも、子どもにとってはただ責められているように感じてしまうのかも。わが子のいいところを見つけて、褒めてあげたいですね。
(2)クラスの雰囲気は?
お子さんにも「先生はどんな感じなの?」などとたずねてみましょう。子どもが楽しそうに話してくれるのであれば、余計な心配はいらないのかもしれないですね。
(3)子どもはどんな子と遊んでいる?
授業参観は、クラスでどんな子と遊んでいるのかを知るよい機会にもなります。わが子の仲がいい友だちの保護者と連絡先を交換しておくといいですね。
参照記事▶︎
初めての小学校の授業参観。注意して見るポイントってありますか?【教えて!『小学一年生』編集部】
【PTA】子どもたちの健全な成長を見守るための活動。ワーママが参加しやすいような組織づくりをしている学校も多い
PTAと聞くと、どんなイメージを持ちますか?「大変そう!」「面倒な仕事を押し付けられた感じ?」など、マイナスなイメージを抱く人も多いのでは? とはいえ、子どもの入学と同時に、保護者はPTAの一員となります。PTAは正式名称の「Parent(親)-Teacher(教師)-Association(団体)」を略した呼び方です。名前の通り、保護者と教職員が協力し合い、学校に通う子どもたちの健全な成長を見守るための活動を行うのが目的です。
では、実際はどんな活動をするのでしょうか? 小学校のPTA会長をつとめた鈴木明日香さん(仮名)にお話をうかがいます。
どんな活動をするの?
鈴木さん(以下、敬称略):学校によっては異なるケースもあるとは思いますが、保護者と教職員、すべての会員が対象になる最高議決機関が「PTA総会」です。その下に運営委員会があり、PTA活動の中心となります(組織図参照)。
▲小学一年生 2015年5月号 別冊『ハグクム』8ページより
鈴木:学校内での子どもたちの安全や学校生活に関する取り決めや、イベントの運営など活動はさまざまです。定期的に開かれる運営委員会では、各委員会が活動の報告をしたり、取り決めなどを行います。そして、取り決めた事案は、最終的にPTA総会で承認するシステムです。PTA役員というとかたくてまじめなイメージを抱かれがちですが、PTA役員は同じ学校に子どもを通わせている保護者たち。学年の垣根を越えたチームとして、1年間楽しく活動することができると思います。
フルタイムで働くママでもできますか?
鈴木:私が会長だったときの役員さんのなかには、フルタイムで働いているママが数名いました。役員だと、週に1~2回は学校に足を運ぶことになります。昔は専業主婦が多かったのですが、今はクラスの半分以上のママが働いています。どの学校でも、ワーママが参加しやすいような組織づくりを行っていると思います。
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▶︎「働いてる」は断る理由にならない!?そもそもPTAって何ですか?【教えて!『小学一年生』編集部】
【PTA役員】役員の他に、学級代表や広報代表など専門の委員会もあり
PTAは役員のほかに、さまざまな専門の委員会があります。朝早めの活動だったり、夏休み中のラジオ体操を仕切ったり、広報誌を製作したりするなど、仕事のスケジュールを調整してできるものもありそう! 学校や地域によって名称は異なりますが、活動の一例をご紹介します。実際に経験したワーキングママのコメントにも注目です。
その1/学級代表委員:役員と会員とのパイプ役
クラスから1~2名選出し、学級の代表としてPTAの運営に関わります。PTA総会や運営委員会に出席し、議案を検討します。また、学年ごとの活動の企画・運営や保護者会などをとりまとめます。
その2/校内活動委員:学校内の環境を整える
子どもが安心して学校生活を過ごせるように、校内の環境を向上させる活動をします。子どもの手が届かないところの掃除など保護者を集めて行ったり、学校のイベントでの受け付けや案内を行ったりします。
その3/広報委員:学校やPTAの活動を伝える
入学式や運動会、展覧会などの学校イベントや、PTA主催のイベントなどを取材し、学校の広報誌を編集、発行します。また、掲示物やPTAのホームページを作成して情報を発信します。
その4/教養委員:イベントを企画・運営する
子どもや保護者のための文化行事を担当します。夏休みのラジオ体操や給食センターの見学や試食会など、地域学習の活動を企画したり、展覧会など学校での文化行事の手伝いなどを行います。
その5/校外委員:校外で子どもの安全を守る
通学路に危険な場所がないか確認したり、子どもたちの登下校を見守るなど、学校外での子どもたちの安全を守る活動をします。また、保護者や教職員たちと防犯パトロールを行うなど、地域と学校との連携を図ります。
ボランティアですから、もちろん無理はしなくて大丈。!お子さんの通う小学校で、「これならできるかも!」というものがあったら、挑戦してみてはいかがでしょう。
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▶︎「大変そう!」「働きながらできる?」PTA役員ってどんな仕事があるの?【教えて!『小学一年生』編集部】
【連絡帳】できるだけ簡潔に、そしてわかりやすく書くのが基本
連絡帳は、担任の先生と保護者が情報を共有する大切なコミュニケーションツールのひとつ。早退の届け出や細かい連絡事項も連絡帳に書き、子どもに持たせます。電話連絡でも構いませんが、先生は、朝は子どもたちの登校の見守りに出たり、子どもたちを迎え入れたりしています。そのため、先生はいろいろと忙しいもの。できるだけ連絡帳で伝えるのがよいでしょう。
連絡帳には決まった書き方というものはありません。ただ、先生は忙しいので、できるだけ簡潔に、そしてわかりやすくまとめるのが基本です。
子どもが学校を休む際の書き方の例です。
(1)ていねいなあいさつ文
「子どもがいつもお世話になっております。」
(2) 用件を先に書く
「本日は体調不良のため、学校を休みます。」
(3)(2)の理由
「昨晩、熱が38度まで上がり、今朝は37度台に下がりましたが、元気がありません。小児科を受診し様子を見たいと思います」
(4)先生へのお願い
「本日何か特別な用事がありましたら、お知らせいただければ幸いです。よろしくお願い致します」
小学校の連絡帳は、あくまでも連絡事項を伝えるためのもの。保育園時代に保育士さんが日中の子どもの様子をこと細かに書いてくれるようなものではありません。ですから、ママが子どもの様子などをたくさん書いたとしても、一言、あるいはハンコのみという場合もあります。「ちゃんと見てくれているのかしら」と心配になりますが、実は先生はしっかりと目を通してくれている、という安心感を持って接しましょう。もちろん、心配なときは担任の先生に直接コンタクをしてみるといいでしょう。
参照記事
▶︎小学校に入ったら持たされる「連絡帳」、どう使ったらいい?【教えて!『小学一年生』編集部】
文/天辰陽子(小学一年生編集部 ライター)
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『小学一年生』編集部
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