「ボディケア」ってなにをすればいいの?
お風呂から上がったら保湿!
ボディケアでもっとも重視したいのは「保湿」。お顔のスキンケアと同じように、身体もお風呂上がりには保湿ケアをしてあげましょう。保湿にはいくつか方法があります。たとえばローション、オイル、クリームなど。これらはアウトバスアイテムですが、お風呂の中で使用できるインバスアイテムもあります。お風呂で使えるオイルや、保湿効果が期待できるボディソープ・入浴剤などさまざまですが、ここではボディクリームを例に紹介していきます。
ボディクリームの役割は保湿しながら肌を乾燥から保護すること。乾燥は肌のバリア機能を低下させ、かゆみ・ピリピリといった肌トラブルの原因になる可能性があります。ボディクリームの主成分は「スクワラン」や「ワセリン」のような油性の保湿成分です。ボディローションは水分量が多めですが、ボディクリームは水分と油分をバランスよく与えてくれるのがメリット。乾燥が激しい人や乾燥しがちな季節にはボディクリームの活用がおすすめです。
ボディクリームは保湿成分を重視して選びましょう。肌にしっかりうるおいを与えたいときは「セラミド」や「ヒアルロン酸」を、水分不足からくるたるみが気になるときは「コラーゲン」配合のものが◎。また、水分だけではいずれ蒸発してしまうため、油性成分が配合されているかどうかもチェックしてみましょう。たとえば「ワセリン」「スクワラン」「ホホバオイル」「オリーブオイル」「馬油」などがメジャーです。
他にも、好みの使用感であるかどうかも確認しておきたいところ。サラリとのびのよいクリームは広範囲の保湿にピッタリ。固めで濃厚なタイプは、かかとやひざのケアにおすすめです。季節によって使い分けるのもGOOD。
せっかくのボディケア。自分が心地よいと感じる香りであるかどうかも重要です。清潔感ある石けんの香り、柑橘系の香り、甘くフェミニンな香りなど、お手入れが楽しくなるような香りのアイテムを見つけてみてくださいね。
乾燥がよくならないときは?
ボディクリームは体の乾燥を防ぐためのもの。クリームを塗っても肝心の乾燥の改善ができないようなら、その根本にある原因を解決しなければいけません。ボディクリームで乾燥が改善できない場合は、ボディソープの見直しをしてみましょう。洗剤化学のスペシャリストとして有名な、かずのすけさんにお話をうかがいました。
「お風呂上がりに保湿クリームを塗る女性は多いと思いますが、肌の乾燥が気になるなら、クリームよりもまずボディソープを見直しましょう。お風呂上がりに肌が乾燥するのは、ボディソープが肌本来の皮脂や保湿成分まで洗い流してしまうから。洗浄力を落とせばこれらの天然の保湿成分は肌にとどまり、乾燥を防ぐことができるのです」(かずのすけさん)
\洗いすぎはよくない…?/
「実は、体を洗うのにボディソープはそれほど必要ありません。汗をかきやすい部位や体毛の多い部分はボディソープで洗ったほうがいいですが、ほとんどの身体の汚れは湯船に浸かるだけで落ちます。入浴習慣がある人は、本来ボディソープで全身をゴシゴシ洗う必要はないのです。特に、洗浄力の高い石鹸やボディソープは肌の乾燥やアトピーの悪化原因になるのでご注意を」(かずのすけさん)
「しかし、今までゴシゴシこすり洗いをしてきた人が、急にほとんど洗わない生活にシフトするのはおすすめできません。皮脂の分泌量や角質の代謝はこれまでの洗浄習慣に慣れているので、突然洗わないようになるとニオイや垢などに悩むことも。ボディソープの洗浄力は徐々に落としていきましょう」(かずのすけさん)
【乾燥を防ぐための、肌に優しい体の洗い方手順】
1. 基本はお風呂に浸かるだけでOK!
2. 泡立てネットでしっかり泡を立てる。
3. 体の汚れやすい部分のみ洗う。
4. スポンジやナイロンタオルなどを使用せずに「手」で撫でるように洗う(ゴシゴシこすらない)!
5. 泡の流し残しがないようにシャワーでしっかりすすぐ。
スクラブを使った角質ケアもおすすめ
保湿してもボディのザラつきが気になるなら、ボディスクラブの使用を検討してみましょう。ボディスクラブのメリットは、ターンオーバーの乱れによって古い角質やくすみが溜まった肌を一掃できること。スクラブというと「肌が傷つくのでは?」というイメージがある方もいますが、肌にやさしいアイテムを正しい使い方・正しい使用頻度で取り入れれば、肌負担を過剰に気にする必要はありません。定期的に活用し、つるつる素肌を手に入れましょう!
むくみ取りマッサージも併用して
ボディクリームを塗る際、むくみを解消するマッサージも併用してあげるとよりボディケア効果が実感できます。ここでは、おすすめのマッサージ方法を紹介します。
【デコルテ】
1. 片手をグーにして内側から脇へ向けて滑らせる。
2. 1の動作を10回ほど繰り返す。
3. 鎖骨の上下とも流したら手を開いて、親指とそれ以外の4本指で脇の前をはさむ。
4. 3の部分を揉みながらほぐしていく。
【腕】
1. 手首側から二の腕に向けて上全体をさする。
2. ひじを曲げたときに現れる横ジワの端にあるツボ「曲池」に親指を当てる。
3. 曲池のツボをそのまま親指でグ~っと押して、血行を良くする。
【ふくらはぎ】
1. 両手をグーの形にする。
2. 足首からひざまで両サイドの骨のすぐ下に沿って圧をかけながら流す。
3. 2を10回繰り返す。
【ひざ裏】
1. リンパが集結するひざ裏に指を当てる。
2. 押し上げるイメージでプッシュし、溜まったリンパを排出する。
快眠できるデコルテマッサージ
睡眠もボディケアのひとつ。快眠に導いてくれるマッサージ方法も紹介します。好みのオイルを使用してマッサージしましょう。
1. 深い呼吸を意識しながら、オイル5滴を胸部やみぞおちに円を描くようになじませる。
2. 手のひらを鎖骨の下の肋骨のくぼみに当てる。
3. 手のひらを使って中心から脇に向かって流す。
4. どちらかの手のひらを胸部に、もう片方の手のひらをお腹に当てる。
5. 4の状態で深い呼吸を3回繰り返す。
冷えやコリを解消するフットマッサージ
冷えやコリを解消してくれるフットマッサージにもチャレンジ。こちらもオイルを使用します。
1. オイルを5滴手に取る。
2. 深い呼吸をしながら、足首から膝または、足のつけ根まで手のひらを使ってオイルをなじませる。
3. 足の甲の筋と筋の間を足首に向かって押していく。
4. 足の裏と指のつけ根を押す。
5. 骨の側面に沿って圧をかけながら、くるぶしから膝に向かって流していく(内側・外側両方)。
6. アキレス腱から膝裏に向かってふくらはぎを流していく。
7. 最後は膝の裏を軽く押して終了。
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「前作から大好きな一品。ローズを基調とした、でも甘すぎない香りがとにかくよくて、子育てでバタバタしていても、イライラしていても、手に取って香りを嗅ぐだけで落ち着きます(笑)。肌への効果も抜群。吸い付くようなしっとり感が得られて、なめらなさが実感できる優れものです。ボディケアはこれ以外考えられないくらい、ずっと愛用しています」(ビューティエディター 長田和歌子さん)