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【100人に聞いた】あなたの周りに専業主夫はいますか?
夫婦間の役割分担はいつの時代も、解決が難しい問題のひとつです。日本全国100人のワーキングマザーに「あなたの周りには専業主夫はいますか?」と質問してみました。
結果は12.4%が「はい」と回答。全体の1割程度と少数派となりました。一方で実際に夫から「専業主夫になりたい」と相談されるケースもあるようで、そうした観点からもみなさんの意見を見ていきましょう。
※アンケートは30~49歳の日本全国のワーキングマザーを対象にDomani編集部が質問。調査設問数10問、調査回収人数122名。
夫に専業主夫になりたいと言われたら
積極的に家事や子育てに参加する男性は増えていますが、いざ「仕事を辞めて家事・育児に専念したい」と言われたらどう思いますか?
男性よりも女性のほうが否定的意見が多め?
「夫が仕事を辞めて専業主夫になってもよい」という人は、男性では51.5%・女性では49.6%(「そう思う」「どちらかといえばそう思う」の合計。パートナーエージェント調べ)という結果。これに対して、専業主夫に対してネガティブ(「どちらかといえばそう思わない」「そう思わない」と回答)な男性は17.1%、女性は25.2%という結果に。
抵抗感がある男性が多いのかと思いきや、意外にも?女性側のほうがわずかに反対派が多いことがわかりました。夫婦どちらかが家事・育児に専念したいと言っても、現実的には収入面や将来のことなど、さまざまな課題があるもの。慎重になる人が多いのかもしれません。みなさんの反対・賛成意見をそれぞれチェックしてみましょう。
反対意見
家族や夫婦の形が多様化したといっても、またどんなに家事・育児の分担が進んでも、「夫は外で働き、妻は家庭を守る」という考えは根強いよう。そんな印象を受けるのが、下のアンケート結果です。
●男性が考える理想の夫トップ3(複数回答)
1、家計を維持できる収入を稼ぐ……55.3%
2、子どもと休日に遊ぶ……44.3%
3、子どもの日常の世話をする……35.6%
●女性が考える理想の妻トップ3(複数回答)
1、毎日おいしい食事を作る……74.9%
2、いつも家の中をきれいに片付けている…… 70.4%
3、子どもの日常の世話をする……68.1%
(婚活支援サービス パートナーエージェント調べ)
「男性には収入」「女性には家事」というそれぞれへの期待は、今の世の中も大きくは変わっていないといえそうです。ということは、この理想像から脱線したスタイルは、なかなか風当たりが強いのかもしれません。それを突破して、新しい夫婦の形を築いているケースには、どんなものがあるのでしょうか。次の章で見ていきましょう。
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賛成意見
専業主夫を実現している夫婦は、どんな点にメリットを感じ、どう実践しているのでしょうか。
「就職して20年以上、がむしゃらに働いてお金を貯めたので、ここでひと休み(笑)。人生のうち3年くらいは家事と子育てに専念してもいいかなと思いました。仕事にまた戻ったとき、この経験が活きると確信しています」(元・金融/男性)
「うちの夫は、完全に私の仕事を応援してくれています。以前は私の出張期間だけ主夫をしていましたが、今は仕事を辞めて100%主夫。私は仕事に専念できて、昇進・昇給も目前です!」(外資系/女性)
専業主夫になるとどうなる?夫婦の悩み
2018年にヒットした小説『たてがみを捨てたライオンたち』(白岩 玄・著)では、専業主夫になるべきか悩む男性が登場。自身の役割とプライドとで揺れ動く男ゴコロは、参考になります。さて、こうした思いの背景にあるものは。そして夫婦関係への影響は。