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ファンデーションが〝浮く〟とは?
メイクが崩れること
「ファンデーションが浮く」とは一般的に、ファンデーションを塗ってから時間が経ち、ファンデーションがヨレたり崩れたりすることを言います。
ファンデーションが浮く原因は乾燥や皮脂?
乾燥すると皮脂が過剰に分泌される
ファンデーションが浮いてしまう原因のひとつ「皮脂」。本田えり医師によると、過剰に皮脂が分泌するのは、「保湿不足」が原因だと言います。
「皮脂が過剰に出るのは潤い不足の証拠。そんなときは、水分保持に働きかけるセラミドが配合された美容液で、しっかり保湿ケアを。ポイントは、天然セラミドの美容液を使うこと」(本田医師)
ファンデーションを塗るベースメイクの前に、しっかり保湿するスキンケアが重要だと言えそうですね。
ファンデーションの厚塗りも浮く原因に
ファンデーションを厚塗りにしてしまうと、浮いてしまい夕方の化粧崩れが汚くなりがちに。シミやソバカスを隠したい気持ちもわかりますが、厚塗りは若々しさに欠けるうえ、肌への負担にもなります。
ファンデーションは薄塗りを意識することが大切です。
ファンデーションが浮くのを防ぐ【朝のスキンケア方法】
ベースメイク前のスキンケアをしっかり行う
浸透力を高めた保湿を意識すること
ヘア&メイクアップアーティストの佐伯エミーさんに、日中ツヤとうるおいをキープする肌の作り方を伺いました!
「メイク前のスキンケアで意識すべきは、使う量を増やすことではなく浸透力を高めた保湿です。そのためには、スキンケアの一番最初に美容オイルを使って浸透しやすい肌に整えます。それから化粧水のコットンパックでしっかり補水したあと、美容液や乳液、クリームといったいつものお手入れをしましょう。
油分・水分・油分とサンドイッチ状に重ねることで深く浸透して潤いをしっかり溜め込むことができるので、スキンケアの量を増やさなくても、潤いが長続きします」(佐伯さん)
それではメイク前におすすめのスキンケアプロセスを解説していきます!
ステップ1. 美容オイルをつける
洗顔後、スキンケアの最初にまずは美容液オイルをオン。これにより次に使用する化粧水が深く浸透しやすくなり、潤いの持続力が高まります。
メイク前なので、スクワランなどサラッと軽めのオイルを使用するのがおすすめです。オイリー肌や混合肌の場合は、乾燥しやすい部分のみでOK。Tゾーンや鼻下、あごは避けるようにしましょう。
ステップ2. 化粧水でコットンパックする
化粧水を深く浸透させるためにはコットンパックが最適。頬、額、鼻、あごはもちろん、こめかみや鼻下など、隙間なくパックしましょう。化粧水の量が足りないとしっかり補水できないため、コットンにはたっぷりの量を含ませます。
顔全体にコットンをのせたら、2分ほどパック。この間に次で紹介する3と4のマッサージを行います。
ステップ3. こめかみや耳まわりをマッサージする
こめかみや耳まわりは血管やリンパが集中している部分。この部分をマッサージすると血行がよくなり、老廃物が流れやすくなります。
手のひらの付け根の部分をこめかみにあて、肌に垂直に圧をかけながら小さな円を描くようにマッサージしていきます。こめかみを15秒ほどマッサージしたら、耳上、耳後ろ、耳下の順で同様に行いましょう。
ステップ4. 目のまわりをマッサージする
繊細な目のまわりはツボ押しでめぐりをよくします。人差し指、中指、薬指の3本を眉にあて、やさしく押しましょう。
押す→指を離す→押すを20秒ほど繰り返したら目尻側、目の下も同様にプッシュ。眼窩と呼ばれる目まわりの骨に沿いながら行い、眼球を押さないよう気をつけましょう。